二世帯住宅・完全分離型のタイプ別間取り集12選!

こんにちは。今回は二世帯住宅についてのお話です。

二世帯住宅というのは、普通の平屋や2階建ての建物と違って、相手の世帯がいるという環境から多くの打ち合わせをしていかないとならないのが特徴です。

また建物にはタイプがあったり、上と下で分離するのかどうなのかというような要素がとてもたくさんあります。

それじゃあ間取りを決めましょう!なんてかんたんには言えない二世帯住宅ですが、今回は完全分離型の二世帯住宅にスポットを当てて解説を知ていきます。

そして坪数別の間取り集を用意したので、間取り設計の参考にしてみてください。

この記事でわかることはこちらです。

  1. 二世帯住宅のタイプとは?
  2. 二世帯住宅を設計するうえで大事なポイント
  3. 二世帯住宅の大まかな間取り図を坪数別に紹介

二世帯住宅の間取り設計で重要な”タイプ”とは?

間取り図を紹介する前にみなさんが必ず知っておきたい要素があります。

それが似せたい住宅のタイプです。

タイプというのは、基本的に3つあります。

  1. 完全共有型
  2. 部分共有型
  3. 完全分離型

の3つです。共有する部分が減れば減るほど、建物の中には同じ機能と2つ取り入れないとならなくなるため非常にコストが変わってくるのが特徴です。

くわしいことはこちらの記事に記載していますので、気になる人、まだタイプを決めていない!という人はチェック知てみてくださいね。

二世帯住宅の部分共有型・完全分離型などを解説!それぞれのメリットは?

二世帯住宅を設計するうえで大事なポイント

二世帯住宅のタイプ、みなさんはわかりましたか?

今回は完全分離型の二世帯住宅について解説をしていくのですが、やはり3つのタイプはかなりメリットとデメリットが違います。

色々な目線から判断知てみましょう。

さて、もうひとつ考えておかないとならない事があります。

それが、分離の仕方です。これはすなわち、上下(1階と2階)で分離するのか左右で分離するのかというお話です。

実はこれもお互いにメリットとデメリットが存在し、これもお互いの家族でしっかりと話し合わないとなりません。

どちらで分離するかどうかはこちらの記事に記載されているので、必ずチェックして完全分離型住宅を失敗しないようにしましょう!

完全分離型二世帯住宅の分け方上下型・左右型とメリットデメリット

二世帯住宅間取り集:30坪〜40坪

それではここからは実際に間取り図を見ながら、家の機能性について解説していきたいと思います。

今回以下の4つの要素から解説をしていきます。

わかりやすく表にしてみたので参考にしながらチェックしていきましょう。

二世帯住宅間取り集1.狭小の土地に3階建の家

3階建て30坪二世帯住宅

引用元:https://117gift.com/nisetai-bunri/

本体価格坪数/延床面積家族構成概要
不明30坪/59坪7人(子供2人)上下完全分離型

30坪という限られら土地に建築された二世帯住宅です。

左の画像から1,2,3階となっています。

玄関は左右に分かれていて、子世帯は左側から入り階段を登ります。

玄関の中には自転車のイラストが描いてありますが、かなり広いのがわかりますね。1階のリビングに注目してみましょう。

12畳、6畳とLDKが広がり30坪とは思えないほどの広さですが、そこからさらに和室兼寝室も開放するとかなり広いスペースになるのがわかります。

親世帯は広々としたリビングでゆったりと過ごしてもらいたいですね。

続いて2階です。こちらの20畳オーバーの広いLDKを確保し、そこに書斎までついています。

ワークスペースとしても活躍するエリアですね。

3階はそれぞれの部屋になります。三人の子供達がゆったりと暮らせるスペースになっていますね。

3階建ての二世帯住宅は多く、このように土地が狭い場合で多様されるケースが多いですね。

当たり前ですが、法律さえきっちり守りながら建築すれば3階建住宅は建築可能です。

二世帯住宅間取り集2.左右対称型の二世帯住宅

完全分離二世帯住宅

本体価格坪数/延床面積家族構成概要
不明30坪/47坪5人(子供1人)玄関・バルコニー共有

こちらの住宅は間取り図でもわかるように左右対称になっていて、それに応じた完全分離二世帯住宅になっています。

玄関・ホール・バルコニーのみが共有されていて、ゆるいつながり、プライバシーの確保にすぐれています。

収納機能も申し分なく、部屋のあちこちに収納が設置。トイレも合計で4つあり、今後家族が増えても渋滞しにくい環境ですね。

階段を登ったフリースペースでは日当たりがいい環境になっているため洗濯物を干すことができます。

プライバシーを重視している設計のため、お互いの世帯に気にならないレベルで堂々と家事ができるのもいい点ですね。

二世帯住宅間取り集3.上下分離型5LLDDKKの家

二世帯住宅

 

二世帯住宅

 

 

 

 

 

 

 

 

引用元:https://www.misawa.co.jp/madori/madori.html?id=119

本体価格坪数/延床面積家族構成概要
約3,000万円22坪/40坪6人(子供2人)上下分離型

玄関のみを共有した完全分離型二世帯住宅です。

一回部分は親世帯のエリアで、和室と洋室、そして15畳のLDKがあります。

夫婦二人で暮らすには十分すぎる広さですね!とてもゆったりとした空間になるでしょう。

二階部分は子世帯です。

書斎とWIC(ウォークインクローゼット)があるのでとてもゆとりのある面積で設計されているのがわかります。

二階部分のLDKは一階とくらべちょっと手狭になってしまいますが、それでも不便は無く十分な広さと言えるでしょう。

二世帯住宅間取り集4.コの字型二世帯住宅

コの字型二世帯住宅

引用元:https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chumon/c_plan/nisetaijyutaku/

本体価格坪数/延床面積家族構成概要
2,400万円30坪/64坪5人(子供1人)コの字+中庭上下分離型

二世帯住宅でもなかなか珍しいコの字型の2階建て住宅です。

こちらも上下分離型になっていて、1階部分は親世帯。2階部分は子世帯の5人家族です。

玄関まで完全分離で、お互いの家にアクセスするのは一度外に出ないとなりません。

黄色い親世帯のエリアはLDKと寝室がシームレスにつながったユニークな形の間取りになっています。

中央には納戸があり、収納面も完璧ですね。

2階の子世帯は階段を上がるとすぐにLDKの中央に出ます。そこから廊下を渡りクローゼット付きの寝室+部屋という空間担っています。

収納とバルコニーを行き来できる場所も個性的で、ふたつあるバルコニーは洗濯物を乾かすのに最適な広さです。

家づくりでまずやっておきたいこと

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二世帯住宅間取り集:40坪〜50坪

ここからは40〜50坪の間取りを紹介していきます。

40〜50坪は二世帯住宅の完全分離型でも十分な広さですね。

二世帯住宅間取り集5.上下分離型二世帯住宅

二世帯住宅

引用元:https://ie-made.com/separationhouses-floorplan/

本体価格坪数/延床面積家族構成概要
3,100万円27坪/54坪6人(子供2人)上下分離+左右分離

将来賃貸にすることも視野にいれた二世帯住宅です。

完全に無駄のない間取り設計は廊下を極力減らし、広い部屋やLDKを確保することができています。

上下で分割し、さらに左右でも分割することで音やプライバシーに関する確保も完璧な住宅になっています。

主寝室には納戸があり、こちらはシーズンオフの道具などをしまっておくのに重宝します。

二世帯住宅間取り集6.子世帯を中心とした二世帯住宅

41坪二世帯住宅

引用元:https://fpbank.co.jp/column/jutaku-two-family-house-complete-separation

本体価格坪数/延床面積家族構成概要
3,900万円40坪/80坪5人完全分離型中央にアクセスポイントがある

こちらの二世帯住宅は色分けされているのでわかりやすいと思いますが、赤い部分が親世帯。

青い部分が子世帯で分割されており、赤い部分は極めて小さく知ています。

親世帯が二人しかいないという事で、子世帯が子育てや家事をしやすい環境になっています。

お互いに気を遣わない設計になっているため、とてもゆるい環境が嬉しいですね。

中央にはアクセスポイントがあります。玄関を経由しなくてもここから自由に相手側にエリアに行けます。

またさりげない猫ちゃんのためのスペースがあるのも微笑ましいおうちですね。

二世帯住宅間取り集7.シンプルな上下統一の二世帯住宅

上下完全分離型

引用元:https://ux.nu/OwExZ

本体価格坪数/延床面積家族構成概要
3,100万円48坪/92坪5人上下完全分離型

こちらの間取りはとってもシステマチックなわかりやすい設計になっているのがわかります。

5LLDDKKのシンプルな間取りは誰でも安心して暮らせる設計になっています。

もっともオーソドックスな間取りになっていますが、子供が成長してからでもたくさん部屋があるためにゆとりのある環境になっていますね。

水回りも1つに集中しており、家事がしやすいのもポイントです。

二世帯住宅間取り集8.コの字型平屋の家

この字型平屋二世帯住宅

引用元:https://iemadori.com/nisetaijyuutaku-layout50tubo/

本体価格坪数/延床面積家族構成概要
3,600万円50坪/50坪6人コの字型平屋

膨大な土地があったらぜひ真似したいと言われる平屋の二世帯住宅です。

中央のエントランスから家の中に入ると、右側と左側に大きく分離された間取りが特徴です。

左型の家はいわゆる、祖父・祖母が暮らすスペースで必要最低限の間取り設計担っています。

対して右側はその息子世代の世帯が住んでいるスペースになります。

LDKに学習部屋が一緒になっていて、その周りに部屋が4つあります。

大型のクローゼットがあったり書斎があったりとかなり過ごしやすい機能が充実しているお家なのがわかります。

また完全分離型とはいえ、屋外にあるウッドデッキがとてもいい感じです。

各世帯にひとつずつ設置されているので、ここでちょっとした食事を楽しめたり、日中に読書を楽しむのに最適なスペースになるでしょう。

二世帯住宅間取り集9.屋外施設が豊富な家

二世帯住宅50坪

引用元:https://nisetaijutaku-tobira.com/nisetaijutaku_50tubo/

本体価格坪数/延床面積家族構成概要
3,500万円50坪/100坪6人部分共有+上下分離

ちょっと複雑な間取りの変わったお家です。何が変わっているかというと、まず玄関を入るとどっちもルームという家族共有のスペースがあります。

ベッドがあるため謎なのですが、誰かの仮眠部屋とかそういう感じなんじゃないかなと思います。

とりあえず自由に使っていいお部屋という意味合いで設置されています。

そして次の屋外環境です。

一階部分はLDKからウッドデッキに出られて目隠しされた屋外空間に出ます。とっても閉鎖的で落ち着く環境なので、こういうところでリラックスしたいものですね。

二階部分はLDKからL字型の広いバルコニーに出られます。

とても広いために過ごしやすく一階のテラス同様非常に落ち着く環境になっています。

この家はLDKの広さをちょっとだけ削って他の部屋をなんとか作った感じですね。

部屋数をとにかくキープしたいという手段としてはよくあるパターンです。

二世帯住宅間取り集:50坪〜60坪

ここからは50〜60坪の家です。

これくらいの大きさになると、ゆとりがさらに生まれ多機能で環境の良い二世帯住宅になります。

二世帯住宅間取り集10.横長の広々とした家

リビング・寝室隔離型二世帯住宅

引用元:https://ux.nu/Vosal

本体価格坪数/延床面積家族構成概要
5,000万円66坪/128坪7人上下完全分離

 

これもよくある二世帯住宅のパターンの一つです。

一階のエリアを水回りと各部屋を配置し、二階にLDKと収納エリアを設けた二世帯住宅です。

完全分離型なので、玄関も2つ。階段も2つと完全隔離されています。

同じ建物の中でコミュニケーションを取るにはどちらかの世帯の人がそちらがわにいかないとならないという面倒な点があります。

間取り図を見るととてもシステマチックに配置された部屋はとてもシンプルで完全分離型ではとてもわかりやすいタイプの間取り図になっています。

二世帯住宅間取り集11.エレベーターのある広々空間の家

三階建の二世帯住宅

引用元:https://iemadori.com/nisetaijyuutaku-layout60tubo/

本体価格坪数/延床面積家族構成概要
6,200万円60坪/160坪7人リビング共有・エレベーター付き

1階と2階でそれぞれの世帯を完全分離し、3階部分を部分共有スペースにしている非常にユニークな間取りです。

完全分離住宅とは言い難い設計ですが、居住スペースに限りフロアごとに完全分離しているために、非常にストレスを感じにくい間取り担っています。

3階部分のリビング・ダイニング・そして青空リビングと呼ばれる屋外テラスは最高にリラックスができるスペースとして重宝します。

それぞれのフロアに水場が設けられているので、大人数の家族でも安心して使える設計になっています。

二世帯住宅間取り集12.正方形の部分共有の家

2階建て二世帯住宅

引用元:引用元:https://ux.nu/RrtpB

本体価格坪数/延床面積家族構成概要
4,900万円60坪/120坪5人左右・上下分離

完全分離型住宅ではちょっとめずらしいお互いの世帯に応じて部屋の間取りが大きく違うお家です。

エントランスに入るとLDKにまず出ますが、その奥は部屋になっている世帯と、お風呂場などがある世帯になっていて、これは家主の要望だと思います。

二階に行くと、部屋がいくつか点在していてそれぞれの個性を間取りに表現しているのがわかります。

ポイントは1階の中央になるアクセスポイントと呼ばれる場所デです。

二世帯住宅において、取り入れておきたい相手方の世帯のフロアに移動するための場所です。

これがあるかないかで、結構お互いのコミュニケーションの頻度というのがかなり影響してきて、ちょっとしたやり取りにこういう場所があるととても便利です。

各世帯の主人の要望がしっかりと間取りに表現されていて個性的なお家になっています。

二世帯住宅間取り集12.とても部屋が広い60坪の家

完全分離型二世帯住宅間取り60坪

l引用元:https://www.pinterest.jp/pin/606226799833502681/

本体価格坪数/延床面積家族構成概要
4,800万円60坪/118坪6人6LLDDKK+クローゼット2つ

I字型の2階建て住宅で、エントランスのみを共有にしつつ、一階と二階で完全分離にした二世帯住宅です。

1フロアで使用している大体の坪数は30坪で両フロアを合わせると60坪くらいになります。

特徴は一階と二階のフロアの間取りがほぼ一緒になっているという点です。

こうすることにより、中途半端な間取り設計がいらず、一階の世帯と二階の世帯とのメリハリが聞いて非常にプライバシー空間を意識した住宅になります。

各々のお部屋は約6,6,8畳に3畳のWIC(ウォークインクローゼット)を採用し、居住スペースの確保と収納面をカバー知ています。

キッチン・トイレ・LDKもほぼ同じ場所に位置し、シンプルな作りになっています。

二世帯住宅では最も多いパターンであり、建築資金などが極めて極小で抑えられている間取り担っています。

両方に採用されたカウンタータイプのキッチンはLDKを見渡せる素敵な間取りになりました。

 

まとめ:完全分離二世帯住宅はいえの広さと打ち合わせが大事

というわけで広さに応じた二世帯住宅の紹介を知てみました。

参考になった間取りはありましたか?上下分離や左右分離、そして3階建てや屋外施設の環境など取り入れたい要素はたくさんあると思います。

ハウスメーカーさんと相談をしながら、あなたの理想のお家を具現化しましょう!

今回は完全分離型の二世帯住宅の間取りを紹介しました。

また次の記事でお会いしましょう。

家づくりはまず無料相談へ

家づくりをするなら、一人で悩まずプロに必ず相談しましょう。

ハウスメーカー選定も、プロに要望を伝えて見学先を数社選んでもらえば、余計なモデルハウスを回る手間も大幅に省けます。

素人が全く知らない、優良な工務店なども紹介してもらえます。

家づくりは、プロに無料相談するのがオススメというか、絶対必要だと感じます。必ず利用しましょう。

↓NTT HOME4U 家づくりのとびら↓

間取り

Posted by RINO