50坪の平屋の間取りのメリットデメリットと6つの例を徹底解説

こんにちは。今回は平家住宅に関連する豆知識や間取りについてのお話をしていきたいと思います。

地方の広い土地などに建築された、とても大きな平家住宅をイメージできますか?

今回は50坪という土地に平家住宅を建築する時のおすすめ間取りと、総額費用の計算シミュレーションなどを紹介していきたいと思います。

田舎暮らしを優雅に過ごしたいと思っている人なら誰でも憧れる広い場所に建てる広いお家。

実際にどれくらいかかって、どんな間取りにするべきか?などという疑問を一つずつ解消していきたいと思います。

今回は以下の5つのポイントから解説していきます!

平家の”家の形”について解説

ハイブランド平家

引用元:https://www.freedom.co.jp/high/

まず最初に平家の形について紹介していきましょう。

平家の大きなメリットの一つとして、総二階建て(1階と2階が同じ大きさの家の事)の家と比べて家屋の形が独特な設定にできるところです。

これをうまく活かす事でとっても個性的な家となるのです。

以下の4つの平家の形を参考にしてみて、住宅設計の基礎を学びましょう。

I字型の平家

I字型平家

引用元:https://one-project.biz/2016/05/25/budget-cut-005.html

長方形、横長とも呼ばれ、もしくは正方形の平家もこちらのタイプに含まれます。

もっともオーソドックスで可もなく不可もないシンプルな構造の住宅になります。

よくあるパターンとしては中央に長い廊下を配置し、その廊下に隣接するようにLDKや各お部屋にアクセスできるような間取りが最も多いです。

家の北か南側には縁側を設置し、そこからウッドデッキを配置する事で屋外と屋内のアクセスをラフにしているものもあります。

住宅に面して庭を設置する事で、見栄えの良い素敵な家へと仕上がります。

I字型のメリット

多くの平家の中でも一番工事費が少なく済むのがI字型平家です。複雑な形にすればするほど、柱や屋根などのコストがかかるためI字型は一番やすく済むのがわかると思います。

平家は風通しが良いメリットがありますが、このように北と南側の窓を開放する事でとても心地よい風が家の中を通っていくため、リラックスできる空間を多く取り入れたい方も多いのが特徴です。

I字型は間取りの自由性がとても高くなるため、好きな場所に好きなお部屋を設置することが可能となっています。

平屋建て住宅の形そのものに特にこれといったこだわりがない場合、I字型で無難に間取り設計することをおすすめします!

I字型のデメリット

I字型のデメリットを紹介していきます。

I字型にすることで致命的なデメリットは特にありませんが、I字型にすることで家の中で発生する音が家中に響きやすいという点があります。

建物の構造上、音が反響しやすいのがI字型で、それは壁があったとしても他の形の平家に比べ音は反響してしまいます。

水回りと部屋を離すなどの工夫が必要ですね。

L字型の平家

L字型平家

引用元:https://www.vegahouse.biz/blog/lji-hiraya/

名前の通りですが、L字型の住宅で角が折れてそれぞれのプライベート空間を仕切りやすいのが特徴です。

こういった空間を仕切る工程をゾーニングと呼びます。

L字型平家のメリット

L字型のメリットはちょっと複雑な三角形のような土地にも容易に建設できる点があります。

入り口が狭くて奥に広がった変わった土地などにはこういったL字型の住宅がマッチしていて、土地は安くていいんだけど、形がなぁ…。

という人にハウスメーカーさんがお勧めしている形です。

L字型住宅のもう一つのメリットとして、一直線の形をしたI字型の平家と違いカーブを設けてゾーニングされている事でプライベートな空間を作りやすいという点です。

端から端まで家の中が一望できるのも、あまり好きではないという人も結構多いので視覚的に見えない方がいい部屋などを設置したい時L字型は重宝します。

L字型平家のデメリット

デメリットもいくつかあります。それは平家よりもコストがかかる事です。

言うまでもありませんが、形が独特になるにつてその費用は加算されていきますので、少しでも予算を抑えたい人はチョイスしない方が無難でしょう。

建築費用もかかりますが、L字型は定期的なメンテナンスコストもかかってしまいます。

I字型と比較した時、外壁を工事するとなった場合、L字型に曲がっている家になっただけでメンテナンスコストがI字よりも上がります。

手間がかかるなどという理由からがそうですが、こういった定期的な出費も視野にいれる必要があります。

コの字型の平家

コの字型平家

引用元:https://one-project.biz/2016/06/28/courtyard-space-020.html

カタカナの「コ」を形どった独特な形のお家です。

玄関をどこかにするかで家の間取りが大きく変化し、それぞれの場所には色々な娯楽環境や機能を設置することができます。

メリットとデメリットを紹介していきます。

コの字型平家のメリット

独特の形を生かしたオシャレな空間を作りやすいのでコの字型平家のメリットです!

例えばコの字のくぼみ部分にウッドデッキを設けて家族でバーベキューを楽しめるようなエリアを設置したりできます。

他にも中央のくぼみを庭園にしたり、土地や資金に余裕のある人はプールや池なんかを設置するとっても素敵な家だってあります!

このように建物に面したウッドデッキや縁側などの設置をする自由度がとても高いので、お父さんがこのスペースで何をしたいのかがそのまま家の中央に演出されやすいのがポイントです。

またコの字になっている事で廊下と各お部屋とLDKがしっかりと分離され、メリハリが生じます。

I字型とは違い音がよく響き渡り子供が起きてしまったなんていう事が少ないのも特徴ですね。

コの字型平家のデメリット

コの字型はその独特な形に対し、コストがかかります。I字型<L字型<コの字型とコストは上がってくるので、間取り設計で欲張りすぎない事がポイントです。

他のデメリットとしては、中央のくぼみ部分の水捌けが悪いという点です。建物の傾斜度や、何を設置するかにもよりますが、中央のくぼみに庭園を作った場合は特に気にする必要があります。

建築してから水捌けが悪すぎて、メンテナンスするのが億劫になったなんていう事がないようにしっかりと土地の調査が必要になります。

また熱損失が大きいという点が挙げられます。コの字型は多くの太陽光を取り入れたくなる間取りになるため、窓が大きく多く設置されがちです。

日が当たっている場合はいいのですが、夕方から夜にかけてその窓の多さがデメリットを生んでしまいます。

冬期間だと外気の影響を受けやすくとても寒くなりやすく、暖まりにくい可能性が考えられます。

窓の位置や大きさに考慮し、カーテンで断熱するなどの考慮が必要になります。

ロの字型の平家

ロの字平家

引用元:https://hinoki-constr.co.jp/new_works/kobo63.php

コの字型が進化して中央に空間が生まれた平家住宅です。

中央に開いた空間は家主のセンスが光る場所となり、大きな樹木を植えて庭園にしたり、オールウッドデッキにしてリラックススペースにする人もいます。

もちろん、中央の開いた空間以外にも、外周に添った縁側やウッドデッキの設置も人気があります。

周りを庭で囲み豪邸のようなたたずまいにする人も少なくはありません。

もし50坪という土地で予算に余裕がある人ならば、ロの字型の庭がある素敵なお家をおすすめしたいですね。

ロの字型平家のメリット

独特な形は家全体に大きなメリットを与える事ができます。

1つ目は中央のスペースを使用して全ての部屋に光を均等に入れる事ができる事です。

中央のエリアの周りの多くは廊下か部屋になると思うので、うまいこと設計することができれば朝から午後にかけて暖かい光が入ってきて部屋の中が暖かく、湿気対策にもつながります。

また中央のスペースを使って各部屋へのアクセスを容易にすることができます。

I字やL字と比べ横に長い家の場合、歩く距離が長くて億劫だったりする問題のロの字型にすることですぐにダイニングに行って食事をすることができるのでおすすめです。

ロの字型平家のデメリット

ロの字型平家は言うまでもなく一番建築コストがかかります。これまで紹介した順番のトップにあたるほどのコストと思って欲しいですね。

また間取り設計が結構大変でロの字型にするとどこに何を設置するかが建築師さんの技術にも反映してきます。

実際に住んでみないとわからないと言われるとそれが全てで終わってしまいますが、LDKと水場は離した方がいい、などのアドバイスが的確にできる人としっかり入念な打ち合わせを必須とするでしょう。

コの字型同様、中央のスペースの水捌けにも注意が必要です!

50坪の土地に平家を建てる時の間取りを解説!

早速ですが、情報を掲示していく前に、実際の間取り例を参考に色々とコメントをしていきたいと思います。

50坪の間取りって、イメージなかなかつかないですよね?間取りを見る事でそのふわふわとしたイメージはより具現化しやすくなると思います。

①50坪・4LDKの平家

50坪平家間取り図

引用元:https://www.kyowa-housing.co.jp/example/case01/index.html

まずは最もオーソドックスと言える長方形型の4LDKの平家です。坪数は50坪ちょうどです。

特にこれといった特別な特徴があまりない、非常にシンプルな構造の平屋建て住宅です。

4つのお部屋は50坪というだけあり、非常に広く、さらにリビングとダイニングがくっついているものの、扉で仕切られているのも特徴ですね。

それぞれのお部屋には収納がしっかりと用意されていて、ストッカー系の問題は一切無さそうですね。

各お部屋へアクセスができる廊下は、L字型になっています。また途中の扉から坪庭に出ることができて、そこでちょっとした時間を過ごせるのもとても素敵ですね。

トイレ、洗面所、お風呂などが一点に集中しているため家事もしやすいとても効率的なお家になっています。

②50坪・4LDK+トレーニングルーム

50坪4LDK+トレーニングルーム

引用元:https://www.pinterest.jp/pin/631137335253174160/

と〜〜〜っても横になが〜〜〜いお家ですね。

特徴は色々とありますが、一つずつ解説していきましょう!

まずは広いお部屋たち4つですね。6、6、8、10畳のお部屋たちは横長にスムーズに配置され、長い二つの廊下からアクセスすることができます。

各お部屋にはそれぞれクローゼットや納戸などがあるため収納は完璧ですね。

さりげなく、間取り図の中にひっそりとたたずむ二つの庭も印象的。

実際におうちの中から庭園が見えるっていうのはとても素敵なことです。

私もできることなら、素敵な庭を中央にドーン!と配置したいものですね。

 

お庭には間取り図を見てもわかるようにそれぞれ樹木が植えられていて、季節を家の中からでも感じることができます。

ところで、最も個性的なのがLDKに面したトレーニングルームというお部屋。

 

なるほど、世界を股にかける有名なアスリートのお家なのか、それとも子供達全員が野球大好き兄弟で、ここで筋トレや素振りの練習なんかをしているのでしょうか。

なんにせよ、お家の中にトレーニングルームがあるというとっても個性的な家なのは間違いないですね。

中央のLDKから左右に伸びる居住スペースはとても過ごしやすく、広いお家の特徴をしっかりと捉えた素敵な住まいなのがわかります。

③50坪・5LDK+書斎

50坪4LDK書斎

引用元:https://iemadori.com/rougo-layout50tubo/

50坪の5LDKの住まいです。

北側に配置された玄関を入ると長い廊下に。そこから各お部屋とLDKにアクセスができる間取りになっています。

LDKの形がとっても個性的で約21畳あります。またLDKに隣接するように9畳の洋室&6畳の和室もあるので、開放すればさらに広く感じる事ができるでしょう。

ここまで来るとホームパーティも容易ですね!いつでもお客様を招き入れられそうです。

4.5畳の書斎の家の隅に配置されており、集中して読書やテレワークをしたい人にはうってつけの場所ですね。

長方形型のシンプルな平家ですが、家族の多い家庭はこのように5畳の小さなお部屋をたくさん配置するという考え方もいいと思います。

④50坪・5LDKコの字型平家

コの字型平家1

引用元:https://xn--wbtt25b.com/hiraya/hiraya-50tsubo.html

広くて大きいロの字型の平家住宅です。

北側の玄関から家に入ると、長い廊下があります。そこから和室や子供部屋のあるエリアへと繋がっているのがわかります。

フリースペースという場所がありますが、ここでは洗濯物を干したりするのに最適な場所ですね。

太陽の向きの関係から午前中が一番日が当たりやすいです。

特徴はなんといってもコの字型の内側に広がる大きな庭園です。

もはやここまで来ると料亭の窓から見える景色のようですね。

広く多くの樹木が植えられた庭はいるだけで楽しい。そんな空間です。

リビングからはウッドデッキが設置されているので、靴を履かずとも庭に出ることができて、ここで飲むビールは絶対に最高なはずです!

機能性・収納性・そして娯楽関連もバッチリなとっても真似したくなる50坪も素敵なお家ですね。

⑤50坪・中庭のある4LDK平家(L字&ロの字型)

中庭4LDK平家

引用元:https://myhome-1000man.link/nakaniwa-hiraya/

L字型とロの字型が融合したような個性的なお家です。

中央の玄関から入ると、まずは正面にウッドデッキのある中庭が目に移ります。

早朝はここに朝の光が入り込みすがすがしい朝を演出してくれるでしょう。

ロの字で構成された中央の廊下はその中庭を囲むように配置されており、そこから各お部屋やLDKに行くことができます。

水場周りは間取り図の右上に集中させてあり、家事がしやすい工夫がされています。

主寝室と玄関のエリアがL字型の突起した場所になっており、扉を多く設置することでメリハリのある区分け設計も嬉しいですね。

中庭にはどこのエリアからもアクセスできるのがとっても魅力的で、天気のいい日はここでランチをしたら最高ですね!

⑥50坪・開放的な6LDKの平家

6LDK平家

引用元:https://xn--wbtt25b.com/hiraya/hiraya-50tsubo-6ldk.html

と〜っても大きなこのお家ですが、50坪で6LDKという規模を持っています。

部屋数をとにかく意識したとっても賑やかな雰囲気を感じる間取りですね。

特徴は中央のLDKが27畳という広い設計になっている点と、上部吹き抜けによる開放的な空間演出です。

家族が多い分、響き渡る声も大きく、多いとおもいますが、広い空間はそれを上手く中和してくれます。

また玄関が二つあるのも実はとっても便利な機能で、家が広いと外に出るのが億劫な時は多々見受けられます。

ゴミを捨てに行く時とかですよね。こんな時、キッチンからスムーズに出られたらいいのになんていう人は多いでしょう。

広めの洗面エリアは家族の人数を想定して大きく確保しています。これで大量の洗濯物もスムーズにまとめられてサンルームに干せますね。

家づくりでまずやっておきたいこと

家づくりでまず最初にすべきは、住宅展示場に行く事ではありません。

無料でプロと家づくりの相談ができる、無料相談窓口を最初に利用すべきです。

ハウスメーカーや工務店に行くと、そこの会社の話ばかりされますが、無料相談窓口は住宅メーカーではないので中立な立場でプロの話が聞けます。

家づくりでは、予算組みやハウスメーカー選定など、素人では難しい判断がたくさん求められるので、素人だけでやると必ず間違った判断をして後悔することになります。

無料サービスは、色々あるのですが、NTTデータの『家づくりとびら』相談窓口が特におすすめです。

業界歴10年以上のプロが予算組みや、土地選定、ハウスメーカ・工務店選びを一緒にやってくれます。

私は「家づくり何からすればいいか分かりません」と相談に持って行ったのですが、家づくりの手順、ハウスメーカーや工務店の坪単価の話、適正な予算など分かりやすく解説してもらえました。

ハウスメーカー選定も、プロに要望を伝えて見学先を数社選んでもらったので、余計なモデルハウスを回る手間も大幅に省けました。

素人が全く知らない、優良な工務店なども紹介してもらえます。

家づくりは、プロに無料相談するのがオススメというか、絶対必要だと感じます。必ず利用しましょう。

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50坪という土地はどれくらいの広さなのか?

さて、いかがでしたでしょうか。いろいろなタイプの間取りを見て、取り入れてみたい!と思う機能や配置はありましたでしょうか。

色々と悩むポイントはたくさんあると思います。

しかしながら、マイホームの建築は準備と順番が大事なので、まずは基本的なところから学んでいきましょう。

50坪という面積について

まず50坪という面積について解説します。

一般的な家庭というのは4人家族が一番多いとされています。もちろん、その家族構成の中に祖父や祖母がいて6人になったり、子供が3人いるので7人家族です。

なんていうのは珍しくもありません。

こうなってくると家の面積です。

一般的には住宅の延べ床面積が30坪あれば4LDKにWIC(ウォークインクローゼット)を配置した家が建てられる基準値というのがあります。

という事は別に50坪もいらないんじゃ?なんて思う人も中にはいると思います。

50坪という面積は平方メートルになおすと、165.289平方メートルという広さになります。

(さらに混乱してしまった人はごめんなさい…。)

これに対し、全国の住宅の平均的な面積というのが126.8平方メートルになります。

坪数に戻すと、38坪となります。

30坪あれば4人くらいなら快適に暮らせるのに対し、50坪という面積は5〜6人くらいの人が住むのに適したサイズの広さというのがなんとなくて計算ができると思います。

各部屋の大きさの目安

5〜6人家族を想定した家の間取りを頭の中で考えると、50坪あれば相当余裕のある家が建てられると思っていいと思います。

そうなると、部屋を何個にしよう?他にはなんの機能を取り入れよう?

なんて思う人も多いと思いますが、5〜6人家族であれば間取りとしては4LDK〜6LDKが望ましいと思います。

6LDKはさすがに多いかも…という人でも部屋数は多い方がいいと思っている人ならおすすめしたい間取りです。

こうなると木になるのは部屋の広さですが、先ほど紹介した間取り図からでもわかるように多くの部屋が

4.5畳か6畳か8畳で構成されています。

祖父や祖母が同じ部屋を使う場合は、二人で10畳なんていうパターンも考えられますので、これらが全てではありません。

あくまで参考にする程度で頭に入れておいてくれればと思います。

50坪の平家で取り入れるべき間取りや環境とは?

ガーデン

間取り図を紹介したので今度は、よくある機能や環境について紹介していきます!

あった方がいいのか?無くてもいいものなのか?

実際に設置して、住んでみないと正直わからない…。

なんていう不満をここで解消していきましょう。

中庭・ウッドデッキ・テラス

先ほどからよく出てきている中庭やウッドデッキといったキーワードですが、平家を建築する人はとても設置する人が多いです。

理由としては寛げるスペースが家の中にあると嬉しいといった理由がほとんどですね。

シニア世代の家族のがいる家庭だと、和室に面した縁側があると喜ばれますし、ウッドデッキは小規模でもあった方がいいという人は多いです。

またこれらが進化していくと中庭やテラスといった屋外環境へと発展していきますが、外で食事を楽しみたい!

という人や、に樹木や菜園を設けて手入れや園芸を楽しみたいという人には最高の場所になります。

設置したいと思っても地域によっては楽しめるシーズンが、一年のうちで春から秋までしかできないということもあります。

すなわち、雪が降ってしまうと庭も庭園も完全にアクセスができなくなります。

東北地方をはじめとする、豪雪地帯にお住まいの方はそこの意識もしておきましょう。

大型収納(WIC・パントリー・納戸・倉庫)

家が広くなり、部屋が増えると必然的に必要になるのが収納です。

50坪でたくさんの家族がいる場合だと、各部屋に設けられたクローゼットだけでは賄えない事が多いです。

多くの50坪クラスの家を所有している人たちは、WICなどの大型収納エリアを確保している所がほとんどです。

納戸、倉庫、WICなど、なんでもいいと思いますが、シーズンオフで使わない暖房器具や扇風機などを置いておくエリアというのを確保しておいた方が無難でしょう。

ちなみに4〜5LDKの50坪平家住宅だと、WICを1つ、納戸を1つといったようにそれぞれで配置する家が多いですね。

その場合隣接させないで建物の東側と西側に配置することで収納効率がアップします!

参考にしてみてくださいね!

トイレを二つ

先ほど紹介したとても横に長いお家なんかは普通に見かける間取りの一つです。

50坪という余裕のある広さのお家であればトイレは二つあってもいいと思います。

よくある総二階建ての住宅で各フロアに一つずつトイレを設置するのが普通みたいな感覚にありますが、平家でも左右に一つずつ配置してもいいでしょう。

掃除する方は大変になるかもしれませんが、家族が多い家だと忙し早朝にトイレが渋滞してしまうと結構厳しいものがありますよね。

樹木・庭石・池

庭園を作ってみたいと思ったら、ハウスメーカーさんに相談してみましょう!

よくある話ですが、田舎のとても広大で安価な土地に家を建てようと思うと、余った土地は庭園にするのがとてもいいそうです。

土地が空いているからと、無駄に部屋を増やしてもあまりいい事はありません。

初期投資もかかりますし、建築後の固定資産税の対象にもなってしまうので、何事も広ければOK!なんては思わない方がいいです。

そうなってくると、家の前には素敵な庭園や池があると最高に高級感を感じる素晴らしいお家になることでしょう。

樹木はどれくらいするの?庭石を置いて立体的にしてみたい!

池に鯉をはなしたい。なんていう人はいるのではないでしょうか。

予算と土地に余裕があれば、是非とも取り入れてほしい要素の一つです。

平家50坪の外観写真から解説

ここでは50坪の平家のお家を外観から見た時の解説をしていきます!

間取りを見たところで外観がわからないと参考にならないという人のために色々なデザインをチェックしてみましょう。

コの字型の中庭をオールウッドデッキに

コの字型平家ウッドデッキ中庭

引用元:https://iestyle-ibaraki.com/column/column-4802

お洒落すぎてため息が出る、コの字型平家の中庭の写真です。

小上がり部分だけでなく、その下もフロア加工しているため、とってもシームレスな出入りが可能な素敵すぎる庭です。

写真左側にはライトアップされた樹木が植えられていて、夏の夜はここに腰をかけてビールを飲みたいですね。

最高にお洒落で、雰囲気の良い中庭。

もちろん、それ相応のコストがかかります。

北欧スタイルの外壁&屋根の可愛いお家

可愛い外壁の平家

引用元:https://kawaii-iephoto.jp/?mode=grp&gid=2034647

めちゃくちゃが付くほど、可愛すぎる北欧デザインの素敵なお家ですね。

ベージュをベースとした外壁とオレンジとホワイト掛け合わせた屋根。

そしてオフホワイトのガラス付きの扉や、こだわりの縦開け式の窓などインパクトがとても大きいデザインです。

森の中にたたずんでいたらそれはもうお洒落で雰囲気がバッチリですね。

煙突があるので、暖炉があるのでしょうか。お家の中も気になっちゃいますね。

タイルを敷き詰めたテラスのあるお家

タイルテラスの平家

引用元:https://www.toyotahome.co.jp/chumon/jitsurei/0156/

家に入る前からお洒落さが伝わる、タイルをシステマチックに並べたシンプルで綺麗なテラスがあるお家です。

ダークグレーで統一した外壁&屋根もとってもモダンで、落ち着いた空間を感じさせます。

広々としたテラスは週末に家族でバーベキューをしたり、ホームパーティを外でする事だってできます。

タイルテラスの庭

引用元:https://www.toyotahome.co.jp/chumon/jitsurei/0156/

建物を背にするととっても素敵な庭園が目の前に広がります。

この光景がリビングから見えるんですから、最高の一言ですね。

こういった樹木の手入れも楽しいに違いないでしょう。

平家50坪の内観写真からデザイン・間取りを解説

外観の次は内観です。間取り図からでは絶対に想像する事ができない、空間のデザインというのを学んでみましょう。

明るく開放的なLDK

明るく広いLDK50坪

引用元:https://www.uclid.org/50-54tsubo-floorplan

海が大好きな私にとってリビングから海を眺められる家というのは絶対的に羨ましいのですが、今回はLDKのデザインについてです。

まずは天井が見えないほどの開放的な空間が感じられると思いますが、吹き抜けになってて梁が見えているのがお洒落ですね。

また右側の高いところに設置されたガラス窓の光と多く取り込んでいてとても明るく見えます。

LDKそのものが広いというのもありますが、全体的に広く、明るくを感じさせる設計になっていて、壁の色は白色で統一し、シンプルなデザインを感じます。

ものをあまり中央に置かず、壁面収納を実装し、それをテレビの後ろに持ってきているのがいいですね。

ロフト付きの勾配天井吹き抜けのLDK

50坪LDKシンプル

引用元:https://suumo.jp/chumon/koumuten/rn_sakagamiweb/067871_0001_11/jitsurei/jc_0001/

気の温もりを直接感じることのできる素敵なデザインのLDKです。

こちらの間取りは44坪とのことですが、広さは50坪の時となんらかわりのなさそうなデザインですね。

縦に長いLDKは奥行きをしっかりと感じる設計で、広くて大きい窓は光を多く取り込みます。

また屋外に出ると定番のウッドデッキが一面に広がり、楽しい時間をここで過ごす事ができるでしょう。

平家でも人気のロフトを設けたタイプです。

広々LDK+小上がり和室

LDK+和室

家に祖母や祖父がいるお家でよくあるパターンなのがLDKと和室が一緒になった家です。

とっても広々していて、子供達が走り回っても基本的に問題はない広さを持っています。

ウッドフロアをベースに、どこか和風らしさを感じる配色&デザインの家で、とてもナチュラルな色合いが心を落ち着かせます。

天井の間接照明も眩しすぎずさりげなく、部屋を照らしいい役割をしてくれています。

50坪の平家を建てる前に気をつける事

50坪の平家を建築するに当たり、間取りやデザイン、部屋の数など色々とイメージが湧いてきたと思います。

ここで大事になってくるのが、お金のお話です。ここで「気を付ける事」と称していますが、費用関連で損をしない考え方を紹介していきます。

二階建てと平家の間取り・費用を比較

これはどういうことかと言うと、一つずつ説明をしていきたいと思います。

平家と二階建ての間取りの比較

実は二階建てにした方が住みやすいんじゃ?なんて思って欲しいです。

平家のメリットはたくさんありますが、二階建てのメリットもたくさんあります。

ここで間取りによる比較という事で、とても自由性の高いメリットがある平家がとても魅力的だと感じているあなた。

もしかしたら、二階建てでも同じ事ができるかもしれませんよ?

まずはハウスメーカーさんにその事を伝えてみましょう。「ウッドデッキは二階建てでもできますし、なんも違和感もありません!」

なんていう、自分が変な概念を持っていたという理由から、意外な答えが返ってくるかもしれません。

平家二階建ての費用を比較する

続いては費用です。ここで重要になってくるのが平家と二階建てのコスト差です。

どっちが高いと思いますか?実はコスト差の比較をすると平屋建ての方が圧倒的に費用が高くなります。

同じ延べ床面積50坪の平家と総二階建てを比較するとよっぽどのことがない限り平家の方が高くなります。

その理由は建築にかかる材料費です。平家は横に長い分しっかりとした柱を立てないとならないのと、それに応じた屋根の設置が必須です。

柱の数はともかく、屋根のコストは総二階建てに比べると半分で済む場合が多いので注意しましょう。

というわけで、総二階建てと平家建て。どっちがお得かどうかを金銭面という意味合いだけで比較してみるのもとても大事です。

もし3〜400万円近い差が生じたらどういう決断をしますか!?

固定資産税の計算をして間取り設計を

続いては固定資産税についてです。

基本的に平屋建ても総二階建ての場合でも、固定資産税というのは居住スペースをはじめとする延べ床面積の大きさにより上下します。

同じ50坪ならどっちもいいんじゃない?と思いがちですが、実は建物の坪数をちょっとだけ小さくして、カットした部分を中二階やロフトという形に設定すれば固定資産税はかかりません。

近年平家に中二階を設置して税金のカットをしようとしている平家がとても多く、大きなメリットとして注目されています。

ロフトや中二階により課税の対象外になる条件は

  • 高さが1.4メートル以下
  • 建物の7割以上を中二階にしない
  • 階段を固定しない

長期的視野を持たないといけないハウジング計画に税金対策は必須です。

頭に入れておきましょう。

広すぎる平家は良い事だらけではない?

広くて大きな家に住む事は子供の頃からの夢だった人も多いと思います。

しかしそれは現実と比べると違うかも!?なんて事があるかもしれません。

家の広さは幸せの量ではありません。それにはいくつか理由があります。

①掃除が面倒くさい

圧倒的に家が広いことに対する懸念は掃除です。

常に家にいる奥様なら広い家を掃除することの大変さなんて言わなくてもわかると思います。

リビング・ダイニング・キッチン・廊下・和室ありとあらゆるたくさんのお部屋を常に毎日掃除して回ることの大変さを建築前からイメージしてみてください。

広い家も掃除しきれていないと、汚れていき、みっともない豪邸の完成です。

広いだけが全てではありません。

②自然と増える動線

I字型でもロの字型でも言えるのが、廊下の長さ。

廊下が長いと豪邸感が生まれて、第三者からすると素敵なお家だね!なんて思われがちですが、移動の手間は正直面倒なものです。

まるで家から駅まで歩くかのような”移動する”感覚を家でも体感することになります。

総二階建ての30坪の住宅と比較した時に、移動の手間がどれくらい差が出るかなんて言うまでもありません。

③光熱費の上昇

広い部屋にはそれなりの冷暖房器具が必要となります。

初期投資としてエアコンなどの設置コストは当たり前ですが、各部屋で家族がガンガンにエアコンを使いまくった場合のコストを考えてみてください。

部屋の数や熱損失の計算をしっかりとして、光熱費のセーブにも務める必要があります。

部屋が広いからしょうがない、と思わず設計の段階で光熱費の節約はもうすでに始まっています。

④固定資産税とメンテナンス費用

とっても当たり前の話をするのですが、家が広くなると言う事は固定資産税がかかります。

これは部屋が広いからしょうがないよね!と思わずに、本当にこの広さで大丈夫!?

というような警戒が必要です!

ここ近年で家の大きさというのはどんどん小さくなっていっている傾向があります。

50坪がいい!というのはどういった理由かを考え直し、少しでも税金のカットに努めましょう。

⑤家具や家電にコストがかかる

部屋が増えるとその部屋数に応じた家具や家電の設置が必須です。

特に家具は普通の30坪などの住宅に比べ大きな家具を購入しないとならないので、とてもコストがかかるのが目に見えていると思います。

住宅の建築時に妥協すると、いつかは購入しないとならなくなる家具や家電があとから出てきて、意外なところで意外な出費を喰らう羽目になります。

なるべく早めに用意して、住宅ローンと一緒にどうやりくりしていくかの計算をしていきましょう!

50坪の平家は二世帯住宅に最も最適な広さ

二世帯住宅のイメージ

50坪は広いお家です。

そのため、1家族が住むにはもしかしたら広すぎるかも?という人も多いかもしれません。

家庭の環境を考慮するにあたり、二世帯住宅にするという考え方もあります。

ドアや部屋、そして壁などのコストがとてもかかってしまいますが、プライバシーを守る事ができお互いの家族が快適に過ごせるようになります。

二世帯住宅にするにはどうしたらいいのか?などという疑問が生まれると思うので、家族と相談したりハウスメーカーさんと話してみたりすることで前向きになれるかもしれません。

トイレ・お風呂・キッチンなどを二つずつにしても何ら違和感のない空間を作れるのが50坪という土地の広さです。

検討してみてはいかがでしょうか。

坪単価別・平家50坪の建築予算は?

50坪の建物と聞くとどんなイメージを持たれるでしょうか?

ここからはお金の話に移行しますが、そもそも50坪の住宅っていくらくらの値段がするのか?

という疑問を紹介していきますね。

まずは以下の3つの項目をベースに計算していきます。

建築イメージ
  1. 5LDK+中庭ウッドデッキ+大型収納
  2. 建築費用の総額は3,000万円とする
  3. 坪単価に応じた建築予算を図面化

    *計算はあくまで参考値です。
坪単価土地代金(土地50坪の場合)建築費用総額(ローン利子別)
30万円/坪1,500万円3,000万円4,500万円
40万円/坪2,000万円3,000万円5,000万円
50万円/坪2,500万円3,000万円5,500万円
60万円/坪3,000万円3,000万円6,000万円
70万円/坪3,500万円3,000万円6,500万円

というわけで、上記の表が土地代金+建築費用の合計値が書かれています。

当たり前ですが、土地代がかなり住宅の支払い総額を決めるポイントになってきますね。

土地選びはしっかりとやりましょう!

平家50坪のローンシミュレーション

今回は3パターンのローンシミュレーションを実施したいと思います。

土地代を1,500万円、2,500万円、3,500万円のパターンで以下の条件を設定して計算してみたいと思います。

ローンシミュレーションの基準
  1. 頭金・ボーナス返済額は0円で設定
  2. 返済期限は35年とする
  3. 金利は変動金利で0.95%で計算

土地代1,500万円+工事総額4,500万円の場合

支払い総額4,500万円での計算です。

月々の支払いは120,000円台となり結構な額になるというのがわかります。

一般的なローン返済額の平均額というのが87,000円〜107,000円というデータがあるのですが、125,000円は結構高めだというのが数字からでもわかりますね。

支払い総額は約5,300万円近い金額になり、50坪の住宅の高さを実感できるデータとなりました。

土地代2,500万円+工事総額5,500万円の場合

今度は土地代を2,500万円に設定し計算した結果です。

月々の支払いは153,000円と値段が跳ね上がりました。

支払い総額は約6,500万円という金額になっています。とっても高額ですね!

土地代はなるべく安い方がいいと改めて実感する計算データとなりました!

土地代3,500万円+工事総額6,500万円の場合

最後は土地代3,500万円というとっても高級な土地代金での支払い総額を計算してみます。

月々の支払いは181,000円台となり、結構とんでもない額なのがわかります。

支払い総額7,600万円台と、あとちょっとで一億円に到達するんじゃないか!?というレベルの金額ですね。

超高級で広くて大きい家&土地を目指す際は土地代にとことんこだわっていきましょう!

まとめ:とても広い平家50坪の間取り設計は慎重に!

 

というわけで、今回は50坪の平家というテーマで色々な視点から解説をしていきました!

悩む事はとてもたくさんあると思います。しかしながら、それだけだとかなり時間もかかってしまいますよね。

スムーズな間取りを決めるのであれば、ハウスメーカーさんと相談しながら自分のベストのお家作りを頑張りましょう!

間取り設計はとってもとっても大事な要素の一つです。

何事も家族と話し合い、スムーズでお洒落なお家は最高のリラックス空間を演出します。

建築が終わってから、「やっぱり○○すればよかったなぁ〜!」と後悔しないためにも間取り図だけで空間が網羅できるようなくらい知識をつけてほしいと思っております。

家づくりはまず無料相談へ

家づくりをするなら、一人で悩まずプロに必ず相談しましょう。

ハウスメーカー選定も、プロに要望を伝えて見学先を数社選んでもらえば、余計なモデルハウスを回る手間も大幅に省けます。

素人が全く知らない、優良な工務店なども紹介してもらえます。

家づくりは、プロに無料相談するのがオススメというか、絶対必要だと感じます。必ず利用しましょう。

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Posted by RINO