皆さんこんにちは。今回は二世帯住宅に関するお話です。

結婚や出産を機会に新しく家を建てよう!と考える夫婦も多いと思います。

今回は生まれて来るお子様以外にも、この家に将来誰が住むのだろうか?という考えを持ったとき、二世帯住宅にしてみようかな?

と思っている人に向けた記事です。

今回は数あるマイホーム計画の中でも50坪という広さの建物に視点を当ててみたいと思います。

50坪ってどれくらい?色々なタイプがあるけれど、どれがおすすめなの?

などという疑問や、実際に間取りを見ながらメリットやデメリットの解説などもしていこうと思います。

この記事でわかること
  1. 二世帯住宅50坪の間取り図を解説
  2. 二世帯住宅の完全分離型について解説
  3. 50坪のお家をローンシミュレーション

[間取りアフィリ]

どこまで共有する?二世帯住宅のタイプとは?

まず二世帯住宅というキーワードにおいて、一番最初に決めないとならない事があります。

それが3つのタイプです。二世帯住宅には3つのタイプが決まっており、それに応じて間取り設計がとても大きく変わってきます。

実はこのタイプを決めるのが一番たいへんとも言われていて、その理由がお互いの世帯同士でそこまで住宅の機能を共有するかという話し合いが必須になってくるからですね。

ここでは3つのタイプを簡単に解説して行きます。

完全共有型

家の中の部屋や機能、環境をお互いの世帯で完全に共有するという文字通りの間取りがこちらになります。

メリットもデメリットもありますが、このタイプの一番のメリットは建築にかかる費用が一番安いという点です。

やはり住宅設計において、色々な機能や環境を取り入れたくなる人は多いと思いますが、結果費用面で妥協しないとならない点はどうしても出てしまいます。

もし完全共有型にすることができれば、費用面をかなりカットすることができるので、お互いの世帯の人たちが取り入れたい要素というのを実装できる可能性はかなり高くなります。

完全分離型のメリットとデメリットを箇条書きにしてみました。

  1. メリット1. 建築費・生活費を安く抑えられる
  2. メリット2. 家の中がにぎやかになる
  3. デメリット1. 知人や友人を招きにくい
  4. デメリット2. 生活音が気になる
  5. デメリット3. 何かと気を遣う
  6. デメリット4. 生活費の負担割合が計算しにくい

部分共有型

二世帯住宅の中で、家の中の一部の機能や環境・部屋などを共有するタイプの住宅です。

完全共有型と違って、自分たちのプライベート空間が用意されているために、先程書いた「奥様が気を遣う」というのが少しでも軽減される環境と言えます。

しかしながら、家の何を部分共有にするかはその家次第であり、例えばキッチンだけ共有とか、リビングだけ共有なんていうパターンにする家庭が多いですね。

これもお互いの世帯でしっかりと話し合わないと建築してからでは遅い事が結構あります。

「本当はわたし、こうしたかったんだけど?」

なんていうセリフが家を建ててから出ないようにしっかりと入念な打ち合わせを素直に行う事が大事です。

それでは以下にメリットとデメリットを紹介していきます。

  1. メリット1. 程よい距離感がストレスを感じにくい
  2. デメリット1. 建築設計の段階から話し合いが必要
  3. デメリット2. 家の環境によっては結果気を遣いやすい

完全分離型

完全分離型は名前の通りですね。

2世帯の居住スペースを各々で隔離し、玄関からキッチンまで同じ屋根の下にいながらも分離している状態の二世帯住宅です。

特徴は色々ありますが、デメリットである予算がかかるというのかかなり致命的になります。

しかしお互いのプライベートが守られ過ごしやすい環境になるのは人気の理由の一つです。

    1. メリット1. お互いのプライバシーを確保しやすい
    2. デメリット2. 片方の家族が在宅しているか把握しにくい
    3. デメリット1. 建築コストが膨大になる
    4. デメリット2. 入念な間取りの打ち合わせが必要
    5. デメリット3. 世帯同士のコミュニケーションが減る

というように上記3つのタイプから色々なメリットやデメリットがあるのがわかると思います。

以下の記事ではそれぞれの形を活かしたさらに詳しい情報を載せているので、二世帯住宅のタイプについて更に知りたい型はぜひチェックしてみてください。

二世帯住宅の部分共有型・完全分離型などを解説!それぞれのメリットは?

50坪はどれくらいの広さ?

次は50坪というキーワードにスポットを当ててみましょう!二世帯住宅となると、それなりの家の広さが必要になってきます。

そもそも50坪の広さだったら何人で住むのに適しているのか?という疑問を持っている人がいると思います。

基本的には、父・母とその子供が2〜3人、そして祖父・祖母という組み合わせが最もオーソドックスですね。

子供の数、もしくはお子様の予定の人数に合わせた間取り設計がとても大事になってきます。

さて、50坪という土地はどれくらいの広さなのでしょうか?

イメージとしてはバレーボールのコートがちょっと広くなったくらいと言われています。

もし建築しようとしている土地が60坪だとしたら45〜50坪くらいの住宅を建築することができますが、その場合色々な機能を取り入れる事ができます。

  • 駐車場は3台確保可能
  • 中庭やウッドデッキを付けられる
  • 6〜7人家族でゆったり過ごせる

という感じですね。50坪の住宅は色々なタイプに適応することができます!

[間取りアフィリ]

二世帯住宅の分け方に違いがある?

これから紹介する間取りにも出てくるのですが、二世帯住宅を設計したときに色々なタイプを選択しないとならないのと同時にあるものを決めないといけません。

それが上下分離型か、左右分離型のどちらかです。

予算にも関係してくる大事な要素だったりするので、間取り設計をする前からお互いの世帯で話し合っていなかった!!

と事がないように、以下の記事で詳しい内容をチェックしていただければと思います。

完全分離型二世帯住宅の分け方上下型・左右型とメリットデメリット

50坪・二世帯住宅の完全分離型の間取り図を解説

間取り例1.最もオーソドックスな50坪の二世帯住宅

完全分離50坪

引用元:https://www.pinterest.jp/pin/853291460621633567/

1階と2階にそれぞれリビングを設けてその周辺に部屋とお風呂やトイレなどがあります。

この形は最もオーソドックスでシステマチックで過ごしやすいお家になっています。

まず玄関に入るとお互いのエントランスに物入れが2畳用意されています。

家の部屋の間取りとしては5LLDDKKに分類されますが、パントリーがあったり各部屋にクローゼットがしっかり完備されていたりと収納機能に優れています。

当たり前ですが、入り口が違うために家の中で顔を合わせる方法が、相手方の入り口からはいるしかコミュニケーションをとる方法がありません。

これが逆に良いと言う家庭も多いですが、何かと会いに行くとき不便だと言う人もいます。

間取り例2.コの字型平屋50坪・二世帯住宅

この字型平屋二世帯住宅

引用元:https://iemadori.com/nisetaijyuutaku-layout50tubo/

膨大な土地があったらぜひ真似したいと言われる平屋の二世帯住宅です。

中央のエントランスから家の中に入ると、右側と左側に大きく分離された間取りが特徴です。

左型の家はいわゆる、祖父・祖母が暮らすスペースで必要最低限の間取り設計担っています。

対して右側はその息子世代の世帯が住んでいるスペースになります。

LDKに学習部屋が一緒になっていて、その周りに部屋が4つあります。

大型のクローゼットがあったり書斎があったりとかなり過ごしやすい機能が充実しているお家なのがわかります。

また完全分離型とはいえ、屋外にあるウッドデッキがとてもいい感じです。

各世帯にひとつずつ設置されているので、ここでちょっとした食事を楽しめたり、日中に読書を楽しむのに最適なスペースになるでしょう。

間取り例3.50坪・上下完全分離型二世帯住宅

上下分離型住宅

引用元:https://ux.nu/9mUO3

上と下の階で完全に分離した二世帯住宅です。

このパターンはとても多く、基本的に家族内コミュニケーションはあまりありませんが、お互いが気を遣わず過ごしやすい環境になっています。

入り口から中に入ると、まずはホールがありますが、それぞれの空間で隔離されています。

その奥には18畳のLDKがあり、部屋がそれぞれ3つ配置されているとても広い家なのがわかります。

二階のLDKは玄関の分までカバーしてあり、広々とゆったり過ごす事ができます。

中央の廊下に沿った水回りのスペースはいわゆる直線型の回遊動線を採用しており、とても家事やしやすい環境になっています。

間取り例4.屋外施設のある50坪・二世帯住宅

二世帯住宅50坪

引用元:https://nisetaijutaku-tobira.com/nisetaijutaku_50tubo/

ちょっと複雑な間取りの変わったお家です。何が変わっているかというと、まず玄関を入るとどっちもルームという家族共有のスペースがあります。

ベッドがあるため謎なのですが、誰かの仮眠部屋とかそういう感じなんじゃないかなと思います。

とりあえず自由に使っていいお部屋という意味合いで設置されています。

そして次の屋外環境です。

一階部分はLDKからウッドデッキに出られて目隠しされた屋外空間に出ます。とっても閉鎖的で落ち着く環境なので、こういうところでリラックスしたいものですね。

二階部分はLDKからL字型の広いバルコニーに出られます。

とても広いために過ごしやすく一階のテラス同様非常に落ち着く環境になっています。

この家はLDKの広さをちょっとだけ削って他の部屋をなんとか作った感じですね。

部屋数をとにかくキープしたいという手段としてはよくあるパターンです。

間取り例5.上と下の階で間取りが全く異なる50坪の二世帯住宅

上下で間取りが異なる二世帯住宅

引用元:https://www.replan.ne.jp/articles/21982/

こちらも50坪の二世帯住宅です。

完全分離型になっていて、上と下の階で隔離されています。

玄関がそれぞれ違う向きになっているのと、一階は車庫があるのが特徴です。

一階は部屋が一つで、それ以外は水場とLDKのみです。

家事動線がしっかりしていてとても動きやすい間取り設計になっています。

二階部分は部屋が4つにホールとサンルームがあります。

こっちのフロアは家族の多い世代のフロアになっていて、趣味室や多くの収納があるために過ごしやすい環境になっています。

縦に長いお家ですが、しっかりと間取り配置をされていて、とっても機能的なお家になっていますね。

[間取りアフィリ]

50坪・二世帯住宅の外観

ここからは二世帯住宅の外観について紹介していきます!

普通の住宅と違い、見た目がとても大きい二世帯住宅。

こうなってくると、家の外観デザインなんかもイメージがしにくい方が多いと思います。

シンプルな見た目が多いと思いますが、参考になればと思います。

テイストの異なるL字型の50坪・二世帯住宅

二世帯住宅外観

引用元:https://www.kamiso.com/co_photo/jAs20110319165325-62.html

土地を含めると60坪以上ありそうな大きな家です。

エントランスのみ共有になっているタイプの二世帯住宅です。

家の形はL字型になっていて、屋外には二箇所のグリーンスペースと3〜4台は駐車できそうな駐車場があります。

それぞれの部屋からアクセスができるベランダの数がとても多く、一階のLDKからはウッドデッキの縁側が沿って設置されています。

多くの家族がゆとりを持って生活できる素敵な家ですね。

白い壁とダークウッドの壁の2つのテイストを混ぜ合わせた家で、シンプルモダンな作りになっています。

上下完全分離型の50坪・二世帯住宅

上下巻の完全分離型二世帯住宅

引用元:https://funs-life-home.jp/column/two-family-house-floorplan/

ブラックとナチュラルウッドを主張したツートーンカラーのシンプルな外観のお家です。

上下で完全分離した二世帯住宅で、二階のバルコニーの色合いがとても印象的ですね。

一階部分にも小さな庭があり、ここを菜園にしたり、樹木を植えたりすることができます。

エントランスの目隠しもさりげなく設置されていて、プライバシーの保護にしっかりと取り組んだお家なのがわかります。

二世帯住宅完全分離型・50坪の建築費用は?

ここからは二世帯住宅の完全分離型の費用に関するお話をしていきます。

50坪の二世帯住宅というのは、実際にどれくらいの建築費用がかかるのでしょうか?

まずは3タイプの家の費用を比較してみましょう。

完全共有型部分共有型完全分離型
50坪・6LDK2,400万円2,800万円3,800万円
50坪・6LDK・多機能型2,500万円2,900万円3,900万円
50坪・7LDK2,600万円3,000万円4,000万円
50坪・7LDK・多機能型2,700万円3,100万円4,100万円

※多機能型とは、屋外に庭やウッドデッキを設けたり、多くの収納機能や部屋などを搭載した住宅を言います。

今回は完全分離型の二世帯住宅ということで、こちらの値段のチェックからいってみたいと思います。

まずは6LDKを想定とした価格設定は基本的に3,800万円くらいの価格が望ましいといえます。

この価格帯は二世帯住宅の50坪のお家であれば妥当な価格帯だと思います。

もちろん地域差や工務店さんの見積もりにより大きく変動しますが、あくまで参考程度にしてください。

チェックしてほしい項目のもう一つとしては完全共有型との費用の比較です。

同じ50坪の6LDKだったとしてもタイプが異なるだけで、2,400万円と3,800万円という価格の差が出ました!

その差額は1,400万円にもなります。

1,400万円という価格は25坪の平屋が建てられるくらいの価格であり、その値段設定にはもう一度考え直してみてはいかがでしょうか?

と問いたいくらいの価格差ですね。

二世帯住宅50坪のローンシミュレーション

次は建築費用を基とした、月々の支払いについてのお話です。

やっぱり最終的に気になるのが、総支払額ではなく、月々の費用ですよね。

一ヶ月の支払い金額はとっても重要になってくるので、総費用と照らし合わせて計算してみましょう!

以下の条件をもとに計算していきます。

ローンシミュレーションの条件
  • 頭金・ボーナス払いは0円(無し)
  • 返済期間は35年
  • 金利は変動型で0.95%で計算
建物の種別(完全分離型)建物の建築費用土地の代金(目安)総額月々の支払額
50坪・6LDK3,800万円1,200万円5,000万円139,981円
50坪・6LDK・多機能型3,900万円1,200万円5,100万円142,780円
50坪・7LDK4,000万円1,200万円5,200万円145,580円
50坪・7LDK・多機能型4,100万円1,200万円5,300万円148,380円

結果は上記の通りになりました。

0.95%という金利であっても月々の支払いは14万円前後という結果になっており、これは二世帯で割るとだいたい7万円前後の家賃的な感覚ですね。

二世帯住宅の大きさになると、支払い額も高くなってきますが、こういった金銭面のやり取りも実は世帯同士で必要になってくる重要な話し合いの一つになります。

これをもし完全共有型のタイプにした場合のローンシミュレーションもチェックしてみましょう。

建物の種別(完全共有型)建物の建築費用土地の代金(目安)総額月々の支払額
50坪・6LDK2,400万円1,200万円3,600万円100,786円
50坪・6LDK・多機能型2,500万円1,200万円3,700万円103,586円
50坪・7LDK2,600万円1,200万円3,800万円106,385円
50坪・7LDK・多機能型2,700万円1,200万円3,900万円109,185円

完全共有型にした場合の月々の支払いは上記の通りです。

なんと月々の支払いは10〜11万円手前という額になりました。

これは二世帯で割ると5万円台というかなり激安な設定だと言えます。

同じ土地でこれくらいの差額の出る間取り設計ですが、今一度完全分離型にするのか、部分共有型にするのかなどをお話してみましょう。

まとめ:50坪の二世帯住宅はゆったりとした間取り設計が大事!

というわけで、50坪という面積のお家について、色々な目線から解説してみました。

50坪という面積は二世帯住宅においてはかなりゆとりのある面積だと言えます。

そんな空間に、何を取り入れるか?どんな収納機能をつけるかなどといった間取り設計がとても大事になってきます。

また庭や駐車場などのデザインや設計も大事になってきます。

とにかく、相手方の世帯の人たちとよく話し合い、建築後にトラブルにならないためにもしっかりと打ち合わせすることが大事です!

今回は50坪の完全分離型の二世帯住宅について解説をしました。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。

[間取りアフィリ]