完全分離型の45坪・二世帯住宅のおすすめ間取りを紹介!

皆さんこんにちは。今回は、45坪という面積で二世帯住宅を建築する際にどんな事を知っておくべきかというお話をしていこうと思います。

二世帯住宅にはまず色々な建物のタイプというものが存在し、それを決めないとなりません。

また色々な間取り図を基に、それぞれの特徴などを細かく解説していこうと思います。

そして最後にはおおよその建築費用を算出し、それをローンシミュレーター月々の支払額を出してみたいと思います。

建物を間取り設計するうえで、一番大事な要素とは何なのかを解説していきましょう。!

この記事でわかることは、こちらです

  1. 45坪二世帯住宅の間取り例を解説
  2. 45坪二世帯住宅の建築費用
  3. 45坪二世帯住宅のローンシミュレーション

間取り設計で重要な二世帯住宅の家のタイプとは?

家の間取りを設計していくうえで、とても重要な”二世帯住宅のタイプ”というのをご存知ですか?

今回は家の部屋や機能などをどこまでお互いの世帯で共有するかが大事になってくるタイプについて紹介します。

二世帯住宅では大きく分けて3つのタイプに分類されますが、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。

完全共有型

家の中の部屋や機能、環境をお互いの世帯で完全に共有するという文字通りの間取りがこちらになります。

メリットもデメリットもありますが、このタイプの一番のメリットは建築にかかる費用が一番安いという点です。

やはり住宅設計において、色々な機能や環境を取り入れたくなる人は多いと思いますが、結果費用面で妥協しないとならない点はどうしても出てしまいます。

もし完全共有型にすることができれば、費用面をかなりカットすることができるので、お互いの世帯の人たちが取り入れたい要素というのを実装できる可能性はかなり高くなります。

完全分離型のメリットとデメリットを箇条書きにしてみました。

  1. メリット1. 建築費・生活費を安く抑えられる
  2. メリット2. 家の中がにぎやかになる
  3. デメリット1. 知人や友人を招きにくい
  4. デメリット2. 生活音が気になる
  5. デメリット3. 何かと気を遣う
  6. デメリット4. 生活費の負担割合が計算しにくい

部分共有型

二世帯住宅の中で、家の中の一部の機能や環境・部屋などを共有するタイプの住宅です。

完全共有型と違って、自分たちのプライベート空間が用意されているために、先程書いた「奥様が気を遣う」というのが少しでも軽減される環境と言えます。

しかしながら、家の何を部分共有にするかはその家次第であり、例えばキッチンだけ共有とか、リビングだけ共有なんていうパターンにする家庭が多いですね。

これもお互いの世帯でしっかりと話し合わないと建築してからでは遅い事が結構あります。

「本当はわたし、こうしたかったんだけど?」

なんていうセリフが家を建ててから出ないようにしっかりと入念な打ち合わせを素直に行う事が大事です。

それでは以下にメリットとデメリットを紹介していきます。

  1. メリット1. 程よい距離感がストレスを感じにくい
  2. デメリット1. 建築設計の段階から話し合いが必要
  3. デメリット2. 家の環境によっては結果気を遣いやすい

部分共有型でとにかく大事なのは、部分共有しているのに顔を合わせるのが嫌だ。結局気を遣うなんていう事がおきてしまうことです。

お互いに人間なので、しょうがない要素はいくつかあると思いますが、それでも部分共有にしているという点はやはりしっかりと活かす必要があります。

完全分離型

完全分離型は名前の通りですね。

2世帯の居住スペースを各々で隔離し、玄関からキッチンまで同じ屋根の下にいながらも分離している状態の二世帯住宅です。

特徴は色々ありますが、デメリットである予算がかかるというのかかなり致命的になります。

しかしお互いのプライベートが守られ過ごしやすい環境になるのは人気の理由の一つです。

    1. メリット1. お互いのプライバシーを確保しやすい
    2. デメリット2. 片方の家族が在宅しているか把握しにくい
    3. デメリット1. 建築コストが膨大になる
    4. デメリット2. 入念な間取りの打ち合わせが必要
    5. デメリット3. 世帯同士のコミュニケーションが減る

というように上記3つのタイプから色々なメリットやデメリットがあるのがわかると思います。

二世帯住宅の部分共有型・完全分離型などを解説!それぞれのメリットは?

間取り設計において45坪の二世帯住宅は狭いのか?

45坪の二世帯と聞くとどれくらいの広さかイメージが湧く人はかなり少ないと思います。

もし上記で紹介した建物のタイプによって、建物の面積がかなりギリギリになってしまうパターンが考えられます。

しかしながら、収納機能を欲張ったり、書斎はサンルームなどの拡張機能的な部屋を作らない限りは基本的にゆったりと過ごせる環境ではあります。

以下の表で簡単に説明を知ています。

部屋数追加機能(WIC・納戸・書斎など)各部屋の広さ
完全共有型の45坪多く確保できるゆとりがある標準から広め
部分共有型の45坪標準的標準的標準
完全分離型の45坪理想に届かない可能性がある取り入れられない可能性がある狭い〜標準

45坪という土地は二世帯住宅では申し分の無い面積ではありますが、完全に二世帯住宅にした場合のみ、少々機能性などを受け入れられない可能性が高くなってきます。

標準的な間取りにすれば、基本的にゆったりとした住まいになりますが、LDKが2つあったりトイレやお風呂なども2つある間取りになってしまうどどうしても部屋数を理想の数キープするのは難しくなる可能性があります。

完全分離型の理想の間取り4LLDDKKくらいか5LLDDKKが理想といえます。この際の部屋の広さというのは4.5畳から6畳程度でLDKは18〜20畳の広さになると思ってください。

二世帯住宅の分け方に違いがある?

これから紹介する間取りにも出てくるのですが、二世帯住宅を設計したときに色々なタイプを選択しないとならないのと同時にあるものを決めないといけません。

それが上下分離型か、左右分離型のどちらかです。

予算にも関係してくる大事な要素だったりするので、間取り設計をする前からお互いの世帯で話し合っていなかった!!

と事がないように、以下の記事で詳しい内容をチェックしていただければと思います。

完全分離型二世帯住宅の分け方上下型・左右型とメリットデメリット

 

間取り図から45坪二世帯住宅の特徴を解説

ここからは二世帯住宅の間取りを実際に見ながら解説知ていきます。

今回は45坪の完全分離型ということで解説していきますが、中には部分共有型的な二世帯住宅もあるので、そこも解説します。

間取り例1.屋根裏収納がある完全分離45坪二世帯住宅

アクセスポイントがある二世帯住宅

引用元:https://ie-made.com/separationhouses-floorplan/

それぞれの玄関を入ると分離されたホール、そしてLDKへと出ます。

子世帯のエリアのみ、階段が設けられていて、2階は3つの部屋とWICとトイレがあります。

トイレが3つある二世帯住宅も結構珍しいですね。

そして大きな特徴として、子世帯の二階のエリアから行ける屋根裏収納です。

中二階的な役割でシーズンオフの道具(暖房器具や扇風機)などをしまっておくのに重宝する場所で、二世帯住宅の限られた土地をしっかりと活かした間取り設計になっています。

また子世帯側のLDKは天井が吹き抜けになっているという点も良く、開放感があり、広く感じる空間を演出しています。

間取り例2.5LLDDKKの完全分離型・45坪二世帯住宅

シンプルな間取りの二世帯住宅

引用元:https://ie-made.com/separationhouses-floorplan/

玄関のみを部分共有という形にし、それ以外は完全分離した二世帯住宅です。

お互い気を遣わなくてもいい分離型ですが、玄関をアクセスしないと逆に隣に行けないというデメリットがあります。

強いて言うなら、バルコニーから隣の世帯へ行くことは可能ですが、なんだかちょっと違う感じがしますね(笑)

特徴は二階上がる階段までもが分離されているのと、一階にも二階にもトイレがある点です。

これはかなりコストアップにつながる案件で、トイレは2つに制限し、登る階段だけでも共有にすることでコストはかなりカットできたと思います。

しかしながらこの間取りを設計した主人も、あえてそれでいきたいという要望の元で具現化された間取り図だと思います。

間取り例3.左右対称の非常にシンプルな二世帯住宅

 

左右対称二世帯住宅

引用元:https://home-kensetu.com/nisetai/osusume.html

とってもシステマチックな作りのお家です。

間取りは6LLDDKKで、部分共有している場所がいくつかあって、それが入り口にある土間収納と二階のバルコニーです。

どちらも建物の中央部分に設けて、お互いの世帯のエリアを真ん中で切るように分離されていて、なちゅらるな部分共有になっています。

この家の間取りも見ればわかると思いますが、二階上がる階段がそれぞれ設計されているのと、トイレが上下に2つずつあるためこちらの間取りもかなりコストがかかる設計になります。

しかしながら、お互いが気を遣わなくてもいい環境であるために、ゆるいつながりが非常に高評価な完全分離型二世帯住宅ですね。

間取り例4.

狭い土地に建築された二世帯住宅

引用元:https://ux.nu/Wlx73

極めて狭い土地に建築された二世帯住宅です。

土地面積は35坪で、延床面積は50坪の3階建て住宅です。

特徴は様々ですが、一つずつ解説していきます。まずは入り口が2つに分離されていますが、親世帯と子世帯のそれぞれの入口です。

入るとすぐにキッチンや水回りがありますが、1階と2階でLDKの場所が大きく違います。

また部屋は5つで形も大きさもとても独特なのがわかりますね。

それぞれ子ども部屋や主寝室と分類されていますが、数字で見るほど狭さを感じない設計になっています。

さらなる特徴は3階部分にあります。

屋根裏収納やロフトがあったりとかなり入り組んだ家なんだなというのがわかると思いますが、屋上があるのが素敵ですね。

ここではバーベキューをしたり、子どもたちの遊び場代わりになったりと重宝する場所になると思います。

旦那さんのゴルフの素振りもここなら思い切りできそうですね。

家づくりでまずやっておきたいこと

家づくりでまず最初にすべきは、住宅展示場に行く事ではありません。

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ハウスメーカーや工務店に行くと、そこの会社の話ばかりされますが、無料相談窓口は住宅メーカーではないので中立な立場でプロの話が聞けます。

家づくりでは、予算組みやハウスメーカー選定など、素人では難しい判断がたくさん求められるので、素人だけでやると必ず間違った判断をして後悔することになります。

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45坪二世帯住宅の外観を解説

次は外観について解説していきます。家の中も家の外もデザインはこだわりたいですよね。

しかしながら、二世帯住宅となると、家のデザインはどちらかの意思をしっかりと受け入れて決めないと残念なデザインになってしまうことも。

本当はこうしたかったのに、という後悔が残らないようにするためにも外観デザインをいくつかチェックしてからデザイン設計をしてみてはいかがでしょうか。

ギリシャ風白亜デザインの家

白亜デザインの住宅

おしゃれすぎて参考にならない、ギリシャ風の建物を再現したデザイン。

「私の家は城です。」と、嘘のような本当なジョークが言えるようになります。

こだわりの外装部分としてはエントランスにある門とその横にある並んだ柱くらいで、あとはデザイン次第で城のようなデザインはいくつも可能になっています。

確かに外壁としての価格は相場より上昇しますが、圧倒的なフォルムを出せるおうちになっていて近隣の住民たちの目印担ってしまうかも。

バリアフリーを見据えたシンプルな見た目の二世帯住宅

バリアフリー二世帯住宅

引用元:https://www.u-casa.jp/e17.html

自分たちと家族の将来を見据えて設計したバリアフリー設計の二世帯住宅です。

外壁やドアのいろなどシンプルなブラウン&ベージュ系で統一した人気のデザインのお家です。

とても機能的で二階部分は写真の見えている部屋には、全てバルコニーが設置。

また一階のLDK部分には小さなウッドデッキがあり、ここでゆっくり寛いで読書をするのもいいでしょう。

北欧風デザインの45坪二世帯住宅

北欧風デザインの二世帯住宅

引用元:https://ux.nu/Ey5cr

北欧風デザインの非常にかわいらしい45坪の二世帯住宅です。

クリームベージュとオレンジのカラーが印象的なデザインは結構あらゆる地域で人気のあるお家です。

特徴は変則的な屋根と入り口に設けられたゲートです。

これらは設計に費用がかかりますが、家に立体感が出ておしゃれに見えるだけではなく、採光性にもすぐれた非常にすごしやすいお家になります。

また駐車場付近は高級なカーポートを絵設置。雨や雪が降っても平気ですね。

玄関前のコンクリートのテラスはバーベキューが余裕でできるほどのスペースがあります。

ここで子どもたちが遊んだりもできますね。

45坪二世帯住宅の建築費用について

ここからは二世帯住宅の完全分離型の費用に関するお話をしていきます。

45坪の二世帯住宅というのは、実際にどれくらいの建築費用がかかるのでしょうか?

まずは3タイプの家の費用を比較してみましょう。

完全共有型部分共有型完全分離型
45坪・5LDK2,000万円2,700万円3,200万円
45坪・6LDK2,100万円2,800万円3,300万円
45坪・5LDK・多機能型2,200万円2,900万円3,400万円
45坪・6LDK・多機能型2,300万円3,000万円3,500万円

※多機能型とは、屋外に庭やウッドデッキを設けたり、多くの収納機能や部屋などを搭載した住宅を言います。

今回は完全分離型の二世帯住宅ということで、こちらの値段のチェックからいってみたいと思います。

まずは6LDKを想定とした価格設定は基本的に3,800万円くらいの価格が望ましいといえます。

この価格帯は二世帯住宅の45坪のお家であれば妥当な価格帯だと思います。

もちろん地域差や工務店さんの見積もりにより大きく変動しますが、あくまで参考程度にしてください。

チェックしてほしい項目のもう一つとしては完全共有型との費用の比較です。

同じ45坪の6LDKだったとしてもタイプが異なるだけで、2,100万円と3,300万円という価格の差が出ました!

その差額は1,200万円にもなります。

1,200万円という価格は20坪の平屋が建てられるくらいの価格であり、その値段設定にはもう一度考え直してみてはいかがでしょうか?

と問いたいくらいの価格差ですね。

二世帯住宅45坪のローンシミュレーション

次は建築費用を基とした、月々の支払いについてのお話です。

やっぱり最終的に気になるのが、総支払額ではなく、月々の費用ですよね。

一ヶ月の支払い金額はとっても重要になってくるので、総費用と照らし合わせて計算してみましょう!

以下の条件をもとに計算していきます。

ローンシミュレーションの条件
  • 頭金・ボーナス払いは0円(無し)
  • 返済期間は35年
  • 金利は変動型で0.95%で計算
建物の種別(完全分離型)建物の建築費用土地の代金(目安)総額月々の支払額
45坪・5LDK3,200万円1,200万円4,400万円123,183円
45坪・6LDK・多機能型3,300万円1,200万円4,500万円125,983円
45坪・5LDK3,400万円1,200万円4,600万円128,782円
45坪・6LDK・多機能型3,500万円1,200万円4,700万円131,582円

結果は上記の通りになりました。

45坪の二世帯住宅で、土地の代金を1,200万円で設定した場合4,400万円〜4,700万円という総額になりました。

結果は12万円から13万円という支払額です。

完全分離型はやはりコストが高くなりやすいだけに二世帯住宅とはいえ、この金額になってしまいます。

二世帯でこの金額を割ると大体65,000円前後ですね。

これをもし完全共有型のタイプにした場合のローンシミュレーションもチェックしてみましょう。

建物の種別(完全共有型)建物の建築費用土地の代金(目安)総額月々の支払額
45坪・5LDK2,000万円1,200万円3,200万円89,588円
45坪・6LDK2,100万円1,200万円3,300万円92,387円
45坪・5LDK・多機能型2,200万円1,200万円3,400万円95,187円
45坪・6LDK・多機能型2,300万円1,200万円3,500万円97,987円

完全共有型にした場合の月々の支払いは上記の通りです。

月々の支払額は9万円前後になり、かなり支払額がカットされました。

完全共有型のコストの低さを目の当たりにしてどう思いましたか?

同じ土地でこれくらいの差額の出る間取り設計ですが、今一度完全分離型にするのか、部分共有型にするのかなどをお話してみましょう。

まとめ:45坪の二世帯住宅はゆったりとした間取り設計が大事!

というわけで、45坪という面積のお家について、色々な目線から解説してみました。

45坪という面積は二世帯住宅においてはかなりゆとりのある面積だと言えます。

そんな空間に、何を取り入れるか?どんな収納機能をつけるかなどといった間取り設計がとても大事になってきます。

また庭や駐車場などのデザインや設計も大事になってきます。

とにかく、相手方の世帯の人たちとよく話し合い、建築後にトラブルにならないためにもしっかりと打ち合わせすることが大事です!

今回は45坪の完全分離型の二世帯住宅について解説をしました。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。

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間取り

Posted by RINO