ドラマ ダブルの原作漫画を全巻無料で読む方法
WOWOWで配信中のドラマ『ダブル』の原作漫画を無料で全巻読む方法をお伝えします。
また、ネタバレを早く見たい方のためにネタバレも書きましたので、見たい方は下のリンクから行ってみて下さい。
ダブルの原作漫画を無料で読む方法
ダブルの原作漫画は、現在4巻まで配信されています。
4巻すべてを無料で読めるかどうか調べたところ、お試しであれば全巻読めるサイトを見つけました。
お試しで全巻読めるサイト
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全巻の全てのページを読みたいのであれば、購入して読む必要があります。
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漫画ダブルの全巻ネタバレ
宝田多家良は無名の役者ですが、その演技力は天才的です。
その才能をいち早く見抜いたのは役者仲間の鴨島友人です。
二人は同じ劇団で同じアパートで一緒に生活しています。
役者以外の生活力が無い多家良を、友仁はスケジュール管理やその他のサポートしつつ自分も役者をしながら多家良を支えます。
ある日、舞台で多家良をみた芸能事務所の関係者がその才能を見つけ多家良をスカウトしました。
多家良が芸能事務所に入り、有名になっていく事で二人の関係に変化がうまれ、徐々にお互いの気持ちの本質も明らかになっていきます。
1巻
宝田多家良と鴨島友仁は、同じアパートに住み、同じ劇団で役者をしています。
友仁は多家良の天才的な役者の才能を見出しており、多家良の才能を世に知らしめる為に生活力のない多家良の生活をサポートしているのです。
それは食事、掃除、洗濯だけではありません。
多家良のスケジュール管理や、多家良がいない日の代役も担当します。
そして台本の読み聞かせや、多家良の担当する役の演技プランを二人で考えるなど役者としても多家良を支えおり、多家良も友仁を信頼し自分の全てを預けていました。
友仁は多家良をサポートしながらも「自分も世界一の役者になる」という夢を人知れず抱いていたのです。
ある日、芸能事務所勤務する冷田一恵は多家良が演じた舞台を見たことをきっかけに、多家良をスカウトします。
多家良は役者として野心がある性格ではなく、劇団で友仁と楽しく演技をしていたいという考えだったのですが、友仁の後押しもあり芸能事務所に入ることを決めました。
多家良の最初の仕事は推理ドラマで、犯人を殺人へ導いた重要なキーパーソンの役でした。
多家良は前日友仁とその役の人物像や演技プランなどを細かく決めて撮影に臨んでいましたが、自分のした演技が監督のイメージにそぐわず中々OKがもらえませんでした。
一方多家良も撮影現場に整合性が無く、自分の思っていたドラマの雰囲気ではないことに疑問を感じ、現場を逃げ出そうとします。
冷田は逃げだそうとする多家良を見つけ、なにか希望が無いか聞くと
「友仁に電話をしたい」
と願いました。
多家良は友仁に今までのいきさつを話すと、友仁は多家良に「今まで自分が思ってきた役を殺して、新しく作り直せ」とアドバイスをします。
そのおかげで無事撮影を順調に終えることができ、監督にも役者の仲間にも強く印象を与えることができました。
冷田は俳優の多家良には、友仁の存在が必要不可欠で、二人を引き離そうとすれば俳優としての多家良も終わってしまうのではないかと、二人の関係を危惧するのでした。
2巻
多家良は、芸能事務所に入って一番初めに出演したドラマの主演を務めた、俳優の九十九轟に、黒津監督の映画のオーディションを受けることをすすめました。
多家良は黒津監督のオーディションでは一般公募もおこなっており、芸能事務所に所属していない友仁も受けることができことを知り、友仁も一緒にオーディションに誘いました。
多家良と友仁は黒津監督の作品を鑑賞し、彼の映画に魅了され、黒津監督の作品に役者として出演する事を強く希望します。
オーディションの当日、多家良は黒津監督からある台本を渡されます。
友仁の力を借りないと、台本を頭に入れることのできない多家良は困惑しますが、隣の役者が台詞を読んでいるのを聞き、先日みた映画『獣の裁定』の台詞だと確信します。
多家良は黒津監督に、嬉しそうに『獣の裁定』の感想を話し「台本は読まなくても覚えているから!」と楽しくオーディションを終えることができました。
オーディション後、多家良にオーディションの合格が伝えられました。
最初に多家良に合格を知らされた友仁は、まるで自分の事のように喜びます。
劇団公演の稽古で多家良の役も引き受けることで、多家良が映画に出られるように劇団とも交渉しました。
映画の撮影中、黒津監督は多家良の演技について指摘をします。
多家良が友仁と相談して考えた演技プランは、黒津監督の求めているものではなく彼は友仁の存在を異物だと強く否定しました。
友仁の存在を自分から消すことはできないと悩む多家良の部屋に、共演者である今切愛姫が訪ねてきました。
愛姫は多家良に「友仁と一緒に役者をやっていきたいなら、黒津監督の人形になれ」とアドバイスします。
多家良は友仁と相談した演技プランから、友仁と自分の役を重ねて演技する事に切り替えました。
友仁と自分を重ねて演技することで、オーディションに合格した自分を笑顔で送り出してくれた友仁は、あのとき自分に嫉妬していたことを悟りました。
3巻
映画の撮影を終えた多家良は、家に帰り今度は劇団の公演の準備を始めます。
映画の追加撮影も入り多忙な多家良でしたが、難なく高い演技力で観客を魅了します。
その公演を見に来ていた黒津監督は、多家良にCMのオファーをしました。
そのCMに出演したことで、役者としての宝田多家良の名前は世に知れ渡ることになりました。
多忙な多家良に愛姫からでかけようと誘いが来ます。
二人は阿佐ヶ谷で食事をしますが、その様子を見ていた一般人がSNSに書き込み、うわさが広がってしまいます。
愛姫はアイドル活動をしていた事もあり、過激なファンから執拗な嫌がらせを受けるようになりました。
友仁の住んでいるアパートにも被害があり、多家良は引っ越しを決断し、友仁とも頻繁に会う事が無くなりました。
多家良は自分の望んでいない仕事ばかりで、休む暇もないことに強いストレスを感じていました。それが原因で声を出すことができなくなってしまいます。
冷田は多家良に仕事を休むことを提案し、多家良は役者として休業することになりました。
多家良は声が出なくなり、役者として語り合う事ができない自分は友仁に必要とされないと自分を追い詰めました。
そんなとき愛姫が訪ねてきます。
多家良を役者としてではなく、人として受け入れてくれる愛姫に慰みを求め関係を持ちました。
愛姫と過ごしていても多家良の声は戻りませんでした。
結局多家良は、友仁がくれた役者としての人生を歩む事を望み、それをきっかけに声も出るようになりました。
友仁がいなくても、友仁が見つけられないくらい大成する事を決めたのです。
4巻
友仁と距離を置くようになった多家良は、舞台演出家の岐華江から『初級』という舞台の主演をしてほしいとオファーを受けました。
華江は、亡き夫である演出家の岐斗知夫の『初級』を自分が再演するという覚悟を強く持っていました。
一緒にオファーされたのは愛姫と九十九です。
初級の稽古中急に稽古場が暗転し、誕生日を祝う友人がサプライズで登場しました。
久しぶりに会った友人に困惑する多家良でしたが、九十九が仕事のために代役を友仁に頼んでいたのです。
友仁と演技をしている多家良を華江は気に入り、多家良の初めての主演舞台のために九十九に別の大きな仕事をあてがい、友仁を舞台で使う事を決めました。
自分の演技が評価されているわけではなく、多家良のために役をもらったことを友仁本人も承知しています。
華江にはプロデューサーから、ダブルキャストの提案をされていることをキャストに相談しました。
多家良は二つの役をやることは役者として誠実ではないと拒否を示しますが、強引にダブルキャストが決定されてしまいます。
それに納得いかない多家良は、黒津監督の家に逃げ込んでしまいました。
多家良は黒津に自分がもう一つの役をやる意味が見いだせないことを相談します。
そして、多家良は「友仁の事が好き」という言葉を口にするのです。
友仁の事が好きだからこそ、一緒に役者をやっていきたいからこそ、この気持ちを言ってはいけないと黒津監督に話す多家良に、黒津はもう一つの役と多家良の共通点を教えました。そしてもう一つ、友仁との関係にもアドバイスします。
家に帰ると友仁が待っていました。
多家良は友仁に自分の気持ちを伝えようとすると、友仁は強く拒絶しました。
友仁は自分の役者としての人生が、『多家良という天才役者から尊敬される役者』という事を心の支えに役者として人生を歩んでいたからです。
多家良が自分の演技ではなく、自分を恋愛の対象として見ているという事を言葉にして突き付けられることだけは、してほしくありませんでした。
その後何事もなかった様に稽古は続きました。
愛姫は嫉妬から、友仁の演技を受け入れることができません。
友仁は華江と話す中で、「自分は天才演出家の妻だっただけの素人」という華江の言葉に「天才役者の友人なだけの凡人」の自分と同じ親近感を感じ「初級を世界一の舞台にする」と覚悟をきめました。
一方多家良は、友仁の自分の気持ちや気力を削って演技をしている様子に何かを感じ
「世界一の役者になるために俺には何ができるのか」
冷田に問うのでした。
ダブルを読んだ感想
私は作者野田彩子先生の前作『潜熱』をずっと読んでいましたが『ダブル』の存在は、ツイッターで話題が上がるまで知りませんでした。
「絶対に読んだ方がいい!」というフォロワーからの後押しもあり、丁度1巻が無料配信されていることもありすぐに読みはじめました。
最初暫く読み進めても、この多家良と友仁の関係が「恋愛関係なのか」「とても仲の良い友人なのか」わかりませんでした。
この二人は妙にパーソナルスペースが近く、だからと言って恋人の様な甘い言葉などは交わされません。
二人の関係にモヤモヤしながら1巻が終わり、すぐに2巻も購入しました。
2巻では、友仁の多家良への感情が「ただ多家良の為だけに行動しているのではなく、自分も同じ高みへ行きたい」という思いがあることを知りました。
自分も役者として活躍したい、だけれど多家良の才能がありすぎて自分の事よりも多家良を優先してしまう友仁は親の様な、兄のようなそんな雰囲気を感じました。
ですが多家良は、友仁に対してもっと大きな感情を抱いていて、自分の演技の根底にはいつも友仁がいます。
自問自答する時も、必ず想像上の友仁が多家良に語り掛けていました。
そんな二人を見ると、二人の感情に齟齬があることがわかり何とも言えない切ない気持ちになりました。
多家良と友仁の関係はとても複雑です。
お
多家良は友仁がいることで役者として演技でき、人として前に進む糧になっていますが、監督や多家良を使う側としては友仁の存在が邪魔になります。
友仁は自分の存在価値を多家良に見だしてしまっているので、多家良の存在が必要ですが、多家良と一緒にいることで自分自身の感情をすり減らさなくてはいけません。
そして周りは少なからず二人の関係が切れることを望んでいます。
『ダブル』は俳優の演技としての向き合い方が漫画で読める事も魅力ではあるのですが、とにかくこの二人の言葉では言い表せない関係が魅力だと思っています。
多家良は「友仁への恋愛感情を言ってしまえば関係が変わってしまう」という事を恐れていて、友仁は「多家良の自分への恋愛感情を知ってしまえば俳優としての人生が変わってしまう」という事を恐れています。
「もしかしたら、友仁も自分の事が好きかもしれない」
とまるで女の子の様な感情で友仁に気持ちを伝えようとする多家良と、もっと深く重い感情で多家良の気持ちを聞く二人の対比が印象的でした。
これから二人の関係がどう変化していくのか、4巻まではまだよくわかりませんが、1巻ごとにお互いの気持ちや関係に変化が生まれるのですべてが見逃せません。
どうなっていけば正解なのか、私にもわかりませんがこれからどんな展開になっていくのか非常に楽しみです。
漫画を読んでいる時から「絶対に実写でみてみたい」と思っていたので、ドラマで俳優の方々が俳優を演じるという貴重なドラマも注目したいと思います。
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