寝ながらデスクトップパソコン環境を1万円以下で作ってみた

寝たままパソコン

俺は、腰痛がまじで酷い。しかし、仕事はずっとパソコンに向かう仕事だ。座りっぱなし。

今まで腰痛にならないように、良い椅子を買ってきた。

20万円する超高級椅子にも座っている。しかし、それでも腰痛は治らないどころか、つい先日、うまれて初めてのぎっくり腰を経験した。

俺は思った。

いい椅子を買うとかじゃない!!!そもそも座るという発想自体が間違ってるんだよぉぉおおお!!!!!!

と。座るということは、人体の中で最も腰に負担がかかる格好なのだ。

この図を見てほしい。

腰への負担が「立つ」が100としたら、「座る」は140もあるそうな。こんな格好で長時間いたら、腰も悪くなるわ。

それに比べ、「仰向けに寝る」はたったの25。これだ。この格好でパソコン作業をするのが一番いいんだ!!

ということで、「仰向けに寝ながらパソコン」を本格的に検討することにした。

うちはデスクトップPCなんだよおお!!

「寝ながらパソコン」で、色々と検索してみたが・・・

どれもこれも、ノートパソコンの記事ばっかり。何でやねん!うちはデスクトップなんだよおおおお!!!

というわけで、自分で頭をひねって考えることにした。如何に安く、簡単に、手軽に寝ながらパソコンを実現するかを。

既存の環境

うちは、メタルラックにパソコン本体を載せて、そのメタルラックの横に机を置いて、その上にディスプレイとキーボード、マウスを置いている。

絵にするとこんな感じだ。

これを、こんなイメージに変更したいと考えた。

うちの既存の装備であれば、これが最も安く、手軽に「寝ながらデスクトップPC」を実現できると考えた。

ここで問題になってくるのは、

どうやってメタルラックから透明な板を延ばすか?

キーボードを固定する台はどのようにするのか?だ。

それぞれの対策を考えた。

メタルラックから透明な板を延ばす方法

使う道具は以下の通りだ

寝たままパソコンの材料

ディスプレイは元々持ってるものと仮定して、買うのは

  • M12ネジ1mを二本
  • 透明アクリル板 板厚5mm

この二つだけだ。この2つが安く購入できるのは↓のショップだ

↑クリックで俺が選んだ楽天最安のページにいける。

アクリル板は、透明で、ディスプレイにあったサイズを発注するといい。アクリルは板厚5mmじゃないと、たわんで危険だ。

2つ合わせて5000円くらいだった。

 

さて、こちらが作業前のうちのスチールラックだ。

寝たままパソコンの準備

このスチールラックに、全ネジ1mを入れていく

まず、ボルトをスチールラックの隙間に入れる。

寝たままパソコン やり方

寝たままパソコン

これを二本ともやる。

寝たままパソコン

そして、この二本の棒の上に、アクリル板を載せる↓

寝たままパソコン

そうそう、アクリル板が棒から落下しないように、棒とアクリル板は両面テープで接着しておこう。

両面テープはコレが接着力が超強いが、剥がそうと思ったら綺麗に剥がれるのでオススメ。

色々使い勝手がいいので、一家に一つ持っておいて損はない。これを使って、うちは棒とアクリル板を引っ付けた。勿論他の両面テープでも、たんに接着剤でひっつけてもいい。

そして、このアクリル板にモニターを載せる。

 

完成!!!

寝たままパソコン

寝たままパソコン

どうだ!!この完璧なクオリティ・・・しかも超簡単、製作費もたかが知れている。

寝っ転がってみると・・・

寝たままパソコン

おおーーーーっ見やすい!!完璧だああああっ!!

アクリル板が反射して筆者が映りこんでいるが、実際にモニターを着けてみると、まったく気にならず綺麗に画像が見られた。何も違和感がなかった。

これで、ディスプレイの問題は解決した。次は、寝たままキーボードをどうするか?を考えなければならない。

寝ながらキーボード

寝ながらキーボードについては、使うものは二つ。

  • ノートパソコンスタンド
  • 結束バンド

ノートパソコンスタンドはこれを使った。

↑クリックで商品ページへ

このデスクスタンドに、結束バンド(100均)で

寝たままパソコン

このようにキーボードを巻き付けた

寝たままパソコン

巻き付ける時のコツは、Fキーの下と、Enterキーの横のところが空いているので、そこを狙って巻き付けることだ

寝たままパソコン

 

スタンドをこんな感じで曲げて・・・

寝たままパソコン

こうやって使う。

寝たままパソコン

完成だああああああ!!!!!!!!

 

寝たままパソコン

 

う~んこれは楽ちんだ。パソコンでありがちな肩こりとか、腰が痛いなどといったことは無縁だ!

何て快適なPCライフなんだ。ひとまずはこれで合格点を与えたい。

 

しかし、しいていうなれば、キーボード操作が座っている時に比べてやり辛い。

何故やり辛くなるのか?を検証してみた。

寝ながらPCはキーボードが打ちにくい問題

そもそも今回の方法に問題があるわけではない。

他の寝ながらPCをやってるサイトを見てみたけど・・・

moovooさんのサイト。コレ肘が浮いているので、絶対これ腕が疲れるよな・・・と、実際にやってみたら分かる。

rocketニュースさんのサイト。画面と目が近くて目が疲れる。左腕が浮いており、腕が疲れる。

そもそも寝ながらキーボードを打つ体勢をとろうとすると、肘と胴体が干渉して真ん中の方のキーボードを打つ時にどうしても無理が生じてしまうのだ。

起きている時は腕が自由に伸びてキーボードが打てるのだが、寝てるときは疲れるので腕を伸ばしたくない。腕を伸ばさないと、↓の写真のようにキーボードの真ん中を打つ時に苦しいことになってしまう。

胴体の真ん中から二本の手が生えていれば問題ないのだが、残念ながら人間の身体は右肩と左肩から腕が生えている。だから、「寝ながら」という肘が胴体の横にある状態でキーボード操作しようとすると、真ん中が非常に厳しいのだ。

これを解消するための策はないかと考えたところ、あった。

価格ドットコムマガジンの記事をヒントにした↓

画像:価格ドットコムマガジンより引用

何と、左右分離式のキーボードを使っているではないか!!

これは素晴らしい考えだと思った。しかし、この写真のようにすると完全にブラインドタッチをしなければならない。

 

俺はあくまでキーボードが視認出来たうえで、腕も楽にキーボードを打ちたいのだ!

それを実現するには、こうすれば良い↓

寝たままパソコン

このようにキーボードが配置出来れば、真の安らぎが得られるのだ・・・

この検討をどうするかについては、次回に追記したい。

追記:やっぱり手のひらは下に向けなきゃダメ

あれから、どうすれば楽にキーボードを打てるか、更なる検証を行った。

イレクターパイプをつかって、このような台も自作してみた。

寝ながらパソコン

寝ながらパソコン

市販のノートパソコンスタンドよりも、かな~~り楽にタイピングができる。

しかし、肘を浮かさないとやはり腕が疲れてしまう。

そこで、肘の下に、肘当てとしてジョイントマットを切って重ねて肘の下に入れることにした。

寝ながらパソコン

寝ながらパソコン

おおお~~~これはかなり楽だ!!!

かなり満足いく仕上がりになった!!

ということで、しばらくこのままタイピングしてみることに。

 

・・・10分後

手が痛くなってきた。

何故だ?完璧なはずなのに・・・

 

その後もいろいろな検討をした結果、手のひらが天井に向く角度でPC操作をすること自体に問題があることが分かった。

寝ながらパソコン

寝ながらパソコン

寝ながらパソコン

やっぱり、座っている時にタイピングしてもそんなに手が疲れないのは、手首が下の方に向いているからだ。

寝ながら手首を曲げてやるのは、短時間ならばできなくもないが、長時間の作業となると結構しんどい。

体が横になっている時に手首を床側に寝かせると、当然手は楽でもキーボードは見にくい。ブラインドタッチが基本になるだろう。

 

色々と検討した結果、最終的にはこの形に落ち着いた。

寝ながらパソコン

体勢としては、めちゃくちゃ楽だ。これなら、何時間でもPC作業をやっていられる。

手も物凄く楽だ。この体勢は、楽さにおいては右に出る者はいないだろう。

 

ただ欠点は、キーボードが見えないということだ。

ブラインドタッチが出来るにしても、私の場合はカタカナにするときにF7キー、それからHomeボタンやEndボタン、テンキーも使うのだが、そういうFキーなどをうつ時にはさすがにブラインドタッチは出来ない。「!」を入力したり、()を入力したり、そういう記号を打つときも、キーボードを頭を起こして見ないといけないので不便さはややある。

手の楽さよりもタイピングを優先するなら、手を逆さにしてキーボードを見えるようにしてもいいかもしれない。

だがやはりタイピングをしっかりするならば、座るか、あるいは立ってPC操作をするのが一番いいのだろう。

しかし、それでも私は長時間PCに向かうので、体全体の疲れや腰の痛みを考えると、どう考えたって寝ながらPCをする方が絶対的にいい!!

腰痛になったからこそ分かる。「座る」というのは、体に、腰にとって物凄く悪いことなのだ。

現代社会の人間は、長時間座り過ぎなのである。人生において、いかに座っている時間を減らすかということを考えるのは、非常に大切なことだと思う。

このスチールラックとノートパソコンスタンドを使った寝ながらPCをやる方法は、最強の健康法だと信じてやまない。

スチールラックは高さが可変だから、画面と目の距離も自由に変えられるので、私は少し遠めにしている。このことで、目も非常に楽になった。

色々と寝ながらPCの方法が出ているが、この記事で紹介した方法が間違いなく最強だと思う。

ノートパソコンでやる場合も、ノートパソコンに無線キーボードとマウスを挿せば、本記事で紹介した方法で実践可能だと思う。

是非試して欲しい。

まとめ

最終的に、この格好になった。

寝ながらパソコン

用意するもの

  • 全ネジ 1m×2本
  • アクリル板
  • ノートパソコンスタンド

上記3つだけだ。

もし持っていなければ、以下も必要だ。

  • ベッド
  • マットレス
  • スチールラック
  • 無線式キーボード
  • 無線式マウス

今回の検討に際して、私はベッドとマットレスは購入し、仕事部屋に導入した。

ベッドとマットレスは二つ合わせて2万円だった。

それと合わせて、妻や子供達と一緒に寝るのは辞めた。一緒に寝ると自由に寝返りが打てず、腰痛が悪化するためだ。

妻も子供も愛しているが、今回ギックリ腰になったことで、一緒に寝るどころではなくなったのである。

健康のことを考えると、一人で寝るのが一番いい。マットレスは当然高反発のものにした。

ちなみに私が買ったのはこれらだ。

楽天すのこベッド 8999円

楽天高弾性高反発マットレス 11999円

この記事を参考にして、是非とも健康的な寝ながらパソコンライフを送っていただきたい。そして、いつまでも健康でいてくださいね。

ではでは

生活

Posted by ありちーぬ