猟師モンハン化?fantでハンターと飲食店を繋ぎ害獣被害を軽減
ジビエ産業革命が「モンハン化」と呼ばれ、動き出そうとしています!!
fantというサイトが害獣・害鳥被害をさらに軽減し、また狩猟した獣をより確実に飲食店に届けるシステムが注目されています。
このシステムがゲームのモンスターハンターに似ている事から、ハンターたちのモンハン化と呼ばれ注目されています。
詳しく解説していきましょう!
ハンターのリアルモンハン化fantが起こす産業革命
現在400人のハンターがfantに登録されています。
日本各地の山で害獣を狩猟するハンターたちは、活動記録や自分の作った罠や本日の獲物などをSNSコミュニティのように発信しています。
私達はハンターの日々の活動に対してあまりにも無関心だったのがわかります。
彼らは仕事として、農作物を荒らす害獣を減らす活動をしています。
これまで私達はハンターが遊び半分でやっているんだろう。と思っている人も多かったと思います。
しかしハンターたちの活動とは素晴らしいことで、ありがたさを実感しますね。
また「モンハン化」という言葉を使って幅広い世代にこのニュースを届けることとなったのも非常にユニークで素晴らしいです。
fantは飲食店からの依頼を受注できるモンハン化を目指している
fantの特徴は飲食店がジビエ肉を発注できることです。
現在、オーダーをやり取りする機能がfantとは別で稼働しています。
飲食店が必要な食材の仕入れ希望時期や予算を提示すると、対象となる動物の狩りを専門とするハンターに通知が届きます。
ハンターたちは要望に沿って山に狩猟をしにいくというサービスで、来年からFantに統合される計画です。
これってまさに、モンスターハンターのクエストを連想させるシステムですよね。
モンハンの世界にスマートフォンこそありませんが、2022年のモンハンがここに実現しようとしています。
モンハン化した未来の日本が気になりますね。
fantのモンハン化でジビエ肉の価値はどうなる?
fantの行動が産業革命と呼ばれている理由は、ジビエ肉が手軽に入手できるようになるシステムです。
ジビエ肉というのは手に入りにくいのでとても高価なのです。
さらには、獲物をゲットしたハンターにも大変な試練があります。
それは、日本の法律でハンターがジビエ肉を飲食店に直接的に販売することは禁止されています。
そのためハンターは近隣の食肉加工施設に獲物を運び込み、買い取ってもらう必要があります。
さらには厚生労働省が定めた規則で、狩猟から施設に届けるまでのタイムリミットはわずか2時間と定められており、せっかくしとめた獲物なのに廃棄されるケースも多のです。
全国にはたくさんの食肉処理施設があるが、その多くは1、2名で運営する小規模事業者です。
解体作業のみながらず、その場の清掃や事務作業もしているのでかなり大変なのがわかります。
ハンターはこれらの制限のせいで、近隣の食肉施設に持っていく以外に流通させる方法がありません。
そのため持ち運ぶ時間も施設側が処理できる数も限られているために、処理にかかるコストの比較検討も難しいとされています。
施設の提示額に従わざるをえず、高くついてしまうのです。
fantのモンハン化活動と害獣被害について
飲食店とハンターを繋ぐfant。
これからはジビエ肉が安価で流通し、お互いWIN-WINの関係になりつつあるシステムですが他にもfantの活動にはいい点があります。
それが害獣被害の低下です。
これまでイノシシ、シカ、クマ、猿などの害獣に加えカラスやキジなどの害鳥被害が報告されています。
金額で計算すると、害獣の被害額は年間でなんと200億円にもなります。
fantを通じてハンターが活動をすることにより、害獣の被害が低下します。
そして野菜などが安価で流通し、日本の物価が下がるという傾向が予測できます。
日本の猟師がリアルモンハン化する日は近い?
というわけで、日本中のハンター達が様々な飲食店からの依頼を受け、色々な獲物を狩猟して届けるというクエストシステムが浸透する日は近いかもしれませんね。
早くても2022年のうちにシステムがスタートするという事で、ハンター達の期待と若者の関心が高まると思います。
こういった「モンハン化」という流行のゲームの言葉を取り入れた社会貢献の表現はとても素晴らしいと思います。
誰かがやらないとならないことを、みんなが関心を持ってくれる素晴らしいサービスになる事を祈ります。
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