徹生は最後消滅したのか?最終回の結末をネタバレ【空白を満たしなさい】
空白を満たしなさいの最後の章で、復生者たちが次々に世界から消えていなくなることが発生しています。
復生者の会で知り合った木下や、太田会長、ラデックなど、どんどん連絡がとれなくなっていきます。
土屋徹生はいったいいつ消滅してしまうのでしょうか。また、消滅せずに生き残って家族と楽しく過ごすのでしょうか?小説で全て読んだのでネタバレしていきます。
ただし、小説とドラマとは違うストーリー展開になることもあるので、悪しからずご了承ください。
てつおは最後、きっと消えたのだろうと思われる結末
復生者の会の人々が次々に消えてしまい、てつおはいつ自分が消えてしまうとも分からない状況になってしまいました。
だからいつ消えてもいいように、てつおは妻の千佳と千佳の母親(毒親である)の仲をうまくいかせたいと考え、てつおは千佳の実家に行きます。
千佳の母親は、千佳のことをいつもつまらない、ダメな人間だと言い続けるタイプの毒親で、てつおが「自殺してご迷惑をおかけして本当に申し訳ございませんでした」と土下座して謝った時も、
千佳の母親は「別にあなたが自殺したことについて何も思ってないから謝らないで下さい。千佳が悪かったんでしょう?千佳みたいな者と結婚してもらったこちらこそ申し訳ない」と言い放ちました。
しかしてつおは、「千佳は本当に善い奴です。最高の嫁をもらいました。ですからそんなことは言わないで下さい。」と必死に訴えました。
千佳はこれを聞いて涙ぐみ、今までのトラウマが一つ解消できたのでした。
空白を満たしなさいの意味
てつおは自分が消滅したのち、将来大きくなったりくのために、自分のことをビデオレターに残しました。
てつおの生い立ち、妻との出会い、りくに伝えたいこと、そして妻と話している姿、全てをビデオに残し、USBメモリに入れて、それを権田に缶詰めにしてもらったのでした。
そして、てつおは「りく、空白を満たしなさい」とその缶詰に思いを込めるのでした。
てつおなりの優しさです。
てつおの最期?
次に、てつおは秋吉と、権田と、千佳と、てつおの母親でピクニックに行きます。
ピクニックでは、千佳と母親のわだかまりもとけて、ずっと生前のようには懐かなくなってしまったりくも、その時点ではちょっとずつてつおに懐き始めています。
てつおは、りくを大声で呼びます。
りくは満面の笑みで、てつおのもとに走っていきます。
そして、世界が一斉に目も開けていられないほどまぶしくなり、永遠と一瞬が触れ合って凄まじい光を発するのです。
「りくが駆け寄ってくる。抱きしめるまでは、もうあと少しだった」
この言葉で原作小説は終わっています。
「永遠と一瞬が触れ合う」
永遠というのは、消滅した後の死を意味し、一瞬というのは今のこの瞬間のこと。つまり永遠と一瞬が触れ合うというのは、死と今が重なり、たった今死んだということ。
「もうあと少しだった」
だった、と過去形になっている。これはもうあと少しだったのに、そこでてつおが消滅してしまって抱きしめることが出来なかったことが分かります。
何だか、私も二児の父として、この結末には涙が出そうで悲しかったですね。
ドラマはどんな結末になるか
さすがに、りくが駆け寄って来て、てつおが消滅したところでドラマが終わるのは後味が悪すぎて苦情が殺到するでしょう。
最期はもう少しドラマチックな展開になると思います。
死ぬ日が分かっていて、笑顔で手を振りながら消滅していくのか。あるいは、てつおは結局消滅せずに、ずっと生き続けることが出来るのか。
もしかしたら、復生者がまたどんどん消滅していくという展開から削られるかもしれませんね。
小説はめちゃくちゃ面白い!
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