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ドラマ 僕の大好きな妻の原作漫画「僕の妻は発達障害」
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僕の大好きな妻(僕の妻は発達障害)のあらすじをネタバレ！
漫画家のアシスタントをする北山悟は、北山知花という女性と結婚していました。
実は奥さんの知花は発達障害という病気を抱えていたのです。
ある日、悟は職場で後輩に結婚とは？と聞かれて…
上手く答えられずに結局、そんなもんだよ！と言ったのです。
すると、後輩は悟の奥さんは本当にできた人何だろうなぁっと突っ込みを入れたのだ。
その言葉に悟はできた奥さんなのか？と一瞬思ってしまいました。
そんな話をしていた帰り道、悟は自分もできた旦那さんじゃないけどと思ってしまったのです。
そして、悟は帰る途中に知花に手土産の金平糖を買って帰りました。
それから、悟が自宅に帰ると知花は倒れていたのです。
また、知花に飼い猫2匹のかしこ、ベラが群がっていました。
悟が知花に話を聞くと発達障害の新しく処方された薬が合わなかったみたいで、体が火照っておかしくなっていたと言ったのだ。
その話をきいた悟は、怖いからもう飲まない方が良いとアドバイスしたのです。
また、知花は悟が買って来てくれたお土産を見て嬉しそうに喜んでいました。
そして、中身を出して猫たちと一緒に子供みたいに無邪気に喜んでいたのです。
こんな日常を送っている悟と知花の2人のはじめて出会いは…
社会人サークルでの飲み会でした。
悟の目の前に座った知花は今とは印象が違っていて、ワンレンの美女で眼力の強い大人の女性というイメージだったのだ。
最初は知らなかったのですが、何回か会ううちにそれは知花なりの自己防衛だと悟は知ったのです。
その頃から、知花はそれくらいに気合を入れて人と会っていたのだ。
そんな中、悟がたまたまデパートを訪れると知花がそこで販売員として働いていたのです。
ビックリした悟が知花に声をかけて挨拶をしていたら、知花はお客様に呼ばれて行ってしまったのだ。
また、知花はお客様に呼ばれたことを優先してしまい、手に持っていた洋服をそのまま放って行ってしまいます。
知花のミスを見て悟は少し驚いていると、デパートで働いている同僚が知花のカバーに来ました。
その時、遠くで知花がお客様に接客しながら綺麗にお辞儀する姿を見て、悟は一瞬にして目を奪われてしまいます。
悟はこうして知花を異性として意識し始めたのだ。
そして、悟は知花と仲良くなるに連れて他の女性にはない、独特な感性や話し方にすっかり魅了されてしまいました。
ちょうどその頃、悟は自分の漫画が酷評されていて漫画賞にも落ち続けて行き詰っていたのです。
その時に出会ったからなのか悟は知花に興味を持ってしまいます。
そんな中、知花が悟の家に遊びに来ることになりました。
知花が悟の家に遊びに来るということで、悟は部屋を一生懸命片付けていたのだ。
そして、悟は知花を待ち合わせ場所まで迎えに行ったら、知花ではなく同じ社会人サークルの渡部という男性がいたのです。
悟がえっ！？と驚いていると、それから30分後に遅れて知花がやって来たのだ。
そして、悟の家で渡部と知花はVRで遊んでいました。
まさかの展開に悟は複雑な気持ちに陥ってしまったのです。
また、知花が渡部と必要以上に仲良くしていたので悟は嫉妬してしまい、焦った勢いで知花に告白してしまったのだ。
するとその流れから知花もOKして、そのまま2人は結婚するという展開へとなりました。
そして、2人の結婚生活がスタートしましたが知花が仕事や家事をしていても、集中力が欠けてなのかミスばかり連発してしまいます。
そして、気になった2人はついに病院で診察を受けることにしたのです。
診察の結果、知花は発達障害という病気だったのだ。
また、知花は職場でも発達障害だと自分の病気をきちんと打ち明けたのですが…
結果、知花は職場を離れることになりました。
それ以降は知花はしばらく外で働かなくなったのです。
そして、家のことや悟のことなどを自分なりに一生懸命やっていました。
しばらくて、知花は短期ですが声をけてもらいまた働くことになったのです。
知花が働くことを心配していた悟はこっそり様子を見に行ったのだ。
すると、知花は家とは違った雰囲気で昔のように働いていたのです。
悟はそんな知花を見てホッとしていました。
しかし、そこの副店長の青木は知花を嫌っていたのだ。
ある日、青木は知花を退職させようと陰湿なイジメを始めます。
知花はそれ以来、職場で青木から嫌がらせを受けていたのだ。
そんな中、知花は久しぶりに母親と再会しました。
母親は知花に小言ばかり言うので、知花は委縮してしまったのです。
悟は知花と母親のやりとりを見て悩んでいたのだ。
すると、知花が母親に実は自分は発達障害だったと病名をカミングアウトしました。
母親もまた以前から知花に対してどう向き合ってわからなかったみたいで…
2人はこうして話し合いお互いの気持ちを知ることができました。
一方、悟は漫画という夢に向かって頑張っていたのです。
そんな頑張っている悟を近くで見ていた知花は自分も青木に立ち向かおうと決意していました。
そのタイミングで悟はマンガが漫画賞で高い評価を得ることができたのです。
悟は今が肝心な時だと言われて、次の読み切りの作品にも一生懸命取り組んでいたのだ。
その頃から仕事と漫画を描くことで忙しくなっていき悟はピリピリしていたのです。
知花はそんな悟をできるだけサポートしようと自分なりに奮闘していたのだ。
そんな中、悟の漫画が好調でこのままいけば連載だという雰囲気になっていました。
悟は安定した収入が入ればと考えていたのです…
そして、ついに悟は知花に子供が欲しいと言ったのでした。
感想
作品のタイトル通りのストーリー展開でした！
漫画家のアシスタントの悟と発達障害という病気を抱える奥さんの知花との日常の生活がリアルに描かれているイメージです。
また、病気によって夫婦には色々なことが起こるけど、毎回起きるトラブルを2人で力を合わせ解決しようとするところも見どころになっていると思いました…
時にはほのぼのしていたり時にはピリッとしたり、ちゃんと良いところも悪いところもしっかり描かれているのが良かったです。
また、障害を美化していないのが作品の強みになっていたし、発達障害の本人や周囲の人たちのリアルな心理描写が赤裸々に描かれているのもポイントが高かったです。
あと、奥さんの知花は発達障害者のなかでも症状が重く、だからこそ色々な感情に浸れた気がしました。
また、旦那さんの悟は優しくて温かみのある男性で、いつも奥さんを包み込んでいるようなイメージを受けました。
あと、悟が知花と出会ったときのエピソードが個人的には印象が強かったです。
初めて出会ったのは社会の人サークルでしたが、知花が本当に大人の美人で、結婚してる今のイメージとは全く雰囲気が違っていて、まるで別人のようで衝撃を受けるぐらいでした。
結婚してからの知花は着飾ることをやめてまるで子供のようでしたが、逆にこれが素の知花なのかな？と思ったし、悟にだからここまで自分をさらけ出せるような気がします。
また、百貨店で知花が働いていたシーンで知花がお客様にお辞儀する姿が本当に凛々しくて、悟が恋に落ちてしまうのも納得でした！
そんな知花の姿も是非とも見て欲しいし、その時に綺麗なお辞儀をする知花に対して、悟がうっとりしているところが男性だけど可愛らしかったです。
あと、奥さんが発達障害だと診断を受けてからも変わらずに奥さんと向き合いながら、一生懸命自分なりに寄り添う姿は本当に素晴らしかったです。
普通なら諦めたり見放してしまう男性もいるような気がしたけど、悟は諦めなかったしいつも奥さんを支えていて、こんな男性と結婚できた知花は病気も抱えてはいるけど、ある意味幸せなのかな？と考えてしまいました…
今でこそ仲良し夫婦の2人ですが、出会いから2人がそこにたどり着くまでの苦難の日々のエピソードはかなり泣けます。
個人的には知花が発達障害と言われた時の悟の反応がインパクト大でした。
また、知花と母親の関係も読みながら色々考えてしまいました。
もちろん、発達障害の子供は他の子供より出来ないことが多いから、知花の母親のようになってしまうのかな？と感じます。
知花の母親がついつい娘に言ってしまうのもわかるし、知花が威圧されるのも理解できたし、女性同士だからこそ言い合いになってしまうようにも自分は捉えてしまいました。
普通の親子関係でも正直、難しいところも多いのに娘が病気を抱えているとなったらもっと大変何だろうなぁっと想像してしまいます。
また、この作者のナナトエリさんは発達障害を持っていて、奥さんである知花のエピソードは自身の経験を元にしているものが多いと書いてあったのを目にしたので、だからより一層リアリティーを感じられるのではないかと思います！
正直、発達障害といった病名はあまり耳馴染みのないような病気だったので、この作品と知花を通じて色々知ることができました。
また、発達障害とはこういう障害何だ！とわかったし、普通にしていたら一見わからないので、読めば読むほど大変何だと理解できた気がします。
そして、知花を見てこういう辛さがあるんだなぁっと思うと同時に、この作品を見なかったら自分も知らないままだったのかもしれないと考えてしまいました。
ストーリー自体は病気を患う奥さんを旦那さんが支えているような雰囲気で、またその夫婦に関わる親や仕事仲間など、日常がナチュラルに描かれているのが印象的でした。
もちろん、本人の知花も辛いけど…
知花の周囲の人たちも辛いんだろうなぁっと読みながら思いました。
障害がある人が家族にいる大変さは本当に当事者たちにしがわからないことで、時には家族だって周囲の人たちでも抱えきれずに行き詰まってしまうような気がします。
また、手術とかで治るような病気じゃないから薬をずっと継続したり、病院に定期的に行くしがないところも辛いところでもありました。
そして、ヒロインの知花ですが32歳の大人の女性ですけど、普段は本当に可愛らしい女の子みたいなイメージを受けました！
悟といたらまるで親子のようで、天真爛漫な子供を見ているみたいで目が離せなくなるぐらいです。
あと、知花が一生懸命頑張っても仕事や家のことでもミスをしてしまう姿は切なくて、これがそういった病気なのかな？と痛感しました。
それと、知花の職場の人たちが病気を知ってからはもちろん、知花のミスなどを非難したりするシーンがとても悲しかったですが、実際問題世間はこんなものなのかな？と想像してしまいます。
確かにみんな自分の仕事や生きていくことに必死だから、仕方がないのも現実だと思ってしまいました。
発達障害という現実を描いたドキュメンタリーともいえる内容なのに、ファンタジーな世界観が特徴的で是非とも見て欲しいと思ったし！作品を通じて色々感じることができるよいな気がします。
また、もし仮に知花のように発達障害という病気を抱えて今生きている方はもちろん、家族や周囲の方々は共感できる部分が沢山あるはずです。
知花のように記憶が抜け落ちてしまったり、あるいはひとつのことに気を取られ他の内容が頭に入ってこないなど、
発達障害のあるあるがわかりやすく描かれているのも大きなポイントになっていました。
あと、発達障害を持つ当事者やその近くで生きる人たちはもちろん、今まであまり関わりのなかった人にも読んでもらいやすい漫画ではないかなと思います。
基本的にあまり難しい気持ちにならずに、障害のことを知れるところも良かったです。
発達障害はできないことが多いため、自分を責めてしまう人も多いはずだけど、そういった人が知花のように少しでも前向きに、ポジティブに生きていけたらと思ってしまうような作品でもありました！
あと、何よりも悟が知花を愛することが幸せそうなのが素敵だったし、上手くいってもいかなくても一緒にいたいという悟の純粋な気持ちが手に取るように伝わってきました。
一方、知花も病気を抱える傍らで悟に対して何か出来ることを、一生懸命自分なりに支えようとする姿は応援したくなるぐらいです。
知花にしても悟がいるから病気でも強く生きていけている気がします。
悟の存在は知佳にしたらありがたいし、出会えたことに感謝するぐらいだと個人的には思いました。
こうして運命的に出会った知花と悟の愛情あふれるラブストーリーは、これからどんな？展開を迎えるのかまだまだ目が離せないです…