I字型平家はコスパがいい?間取りを元にメリットとデメリットを紹介!
こんにちは。今回は人気が出てきている平家住宅のお話です。
平家住宅と聞くと色々なイメージを持つと思います。
今回は平家住宅で最もオーソドックスで、色々なメリットと個性があるI字型(長方形)と呼ばれる形について解説していきます。
I字型のメリットやデメリット。取り入れたい機能や環境、そして実際に間取り図や内観・外観の写真を参照しながら色々な解説をしていきたいと思います!
I字型の平家はどんなメリットがある?
引用元:https://aiwaihome.jp/work/newbuild/20150730-1154
まずはみなさんが気になるI字型平家のメリットについて紹介していきます。
とってもシンプルな形のI字型平家ですが、どんな特徴があるのでしょうか。
I字型平家のメリット
I字型平家のデメリット
それでは、メリットとデメリットを一つずつ解説していきたいと思います。
メリット1.コストパフォーマンスが良い
多くの平家の中でも一番工事費が少なく済むのがI字型の平家です。複雑な形にすればするほど、柱や屋根などのコストがかかるためI字型は一番やすく済むのがわかると思います。
シンプルな設計はそれ相応の価格に下がってくれるので、少しでもコストを抑えたいと思っている人にはI字型平家がベストですね。
メリット2.風通しが良い
平家は全体的に風通しが良いメリットがあります。
I字型平家は間取り設計字から、風がとってもナチュラルに通ってくれる環境も作りやすい点もあり、建物内の湿気対策にはとても向いています。
建物の湿気はとても重要です。自然と風が出入りしやすい環境はとても素晴らしいことです。
建物に沿った窓の配置をすることで風が起きてとても気持ちよく過ごせることでしょう。
北と南側の窓を開放する事でとても心地よい風が家の中を通っていくため、リラックスできる空間を多く取り入れたい方も多いのが特徴です。
メリット3.空間・間取りの自由設計が可能
最もオーソドックスな正方形の土地に正方形の建物を建築するパターンのメリットです。
基本的に中心に基礎があり、それを中心に部屋が建てられていくシステムなのですが、やはり間取りの自由度が高いのがメリットです。
あなたの家族構成や、子供部屋の大きさ、二階にもトイレが欲しい!WIC(ウォークインクローゼット)は欠かせない!
など、ありとあらゆる要望に柔軟に対応できるのが正方形の家の大きな特徴です。
また間取り以外にも空間までもを自由設計することができます。やはり平家とはいえど、中二階やロフトを設置したがる人もいます。
I字型平家の場合とても容易に設計することができるし、中二階やロフトは固定資産税の対策にもつながるため非常重宝します。
メリット4.広いLDKを作りやすい
シンプルな設計は部屋の間取りのしやすさにも影響があります。
LDKを中心に構えることで平家住宅は各お部屋へのアクセスをとても容易にしています。
これってどういうことかというと、LDKがそのまま廊下のような役割を持っているという事です。
廊下を極力減らすことで部屋の広さを確保できる状態になっています。
人気の間取りの多くはLDKを広めにとるのが主流です。理想は16畳だったんだけど、廊下をカットして家のセンターに間取りをしてみたら18畳にできたなんていうパターンもあります。
I字型の平家はLDKを中央に持ってきて広い空間を確保するのがとても得意な形の一つです。
メリット5.家事が自然としやすい間取りになる
回遊動線という言葉を聞いたことがありますか?
マイホームを予定している主婦の方などが一度は聞いたことがあるかなぁ?という言葉だと思っています。
回遊動線は家事をしやすいように水場とキッチンを隣接させ、さらにその動線を一直線、もしくは円を描けるようにシームレスに移動ができる環境のことを言います。
詳しくは以下の間取りを参照してください。↓
平家住宅では洗濯物をほぼテラスなどの屋外に干すか、サンルームに干す方をほとんどです。
二階建て住宅の場合は二階のバルコニーに干す人が多いと思いますが、平家の場合回遊動線の環境があると洗濯がとってもしやすいのです。
洗濯物を取り込んでテラスに干しにいくのにも移動の手間が少なくて済みます。
それ以外にもキッチン関連の家事もスムーズに行うことができるため回遊動線は非常に重宝されます。
メリット6.屋外環境を自由に楽しめる
というわけで、テラス・ウッドデッキスペース、中庭、庭園、駐車場、バーベキュースペースなど平家住宅の最高の魅力は屋外環境にあると思います!
私も平家住宅を建築して、家族や親戚を招いてバーベキューを楽しみたいなぁという夢があります。
そのためには平家住宅の屋外環境がとにかく必須だと思っています。
意外にもコストはかからず、春から秋にかけて使える最高のスペースは家庭菜園を楽しんだり、軽い運動をしてみたりと用途は非常に多く家の価値やオシャレ度にも影響します。
そんな屋外環境をしっかりと楽しめるのは平家ならではですね。
I字型の平家のデメリットとは?
さていいこともたくさんありますが、実際にI字型の平家を建築した人には思っていたのと違った。
なんていうパターンもあったりします。
こんな事件を防ぐためにも平家、そしてI字型住宅のデメリットを知っておく必要もあります。
デメリット1.プライベートな空間を作るのが難しい
I字型というだけあり、家の間取りは一直線に伸びている形をしています。
これはどういうことかと言うと、プライベートな空間を作るのが難しいという事が考えられます。
これが仮にL字型の平家だったとしたら、夫婦の寝室くらいはL字のカーブの先にして視界から遮断するようにしよう。
なんていうことが可能になりますが、I字型の場合それが結構難しくなってしまいます。
ハウスメーカーさんの意見的にはわざわざ壁を設置するくらいならL字にするか妥協するかのどっちかを選択してもらっているみたいですね。
デメリット2.建物の形状により音が反響しやすい
I字型平家住宅はどうしても建物の構造上音が反響しやすい難点があります。
特に小さなお子様が大きな声で遊んでいる風景というのはとても微笑ましいのですが、家中に響いてしまうと話は別です。
「静かに遊びなさい!」なんていうセリフをわざわざ言いたく無い場合、色々な工夫が必要になってきます。
しかしながら防音環境を整えるにはコストもかかりますが、建物の形そのものを改めるという手段も必要になってくるかもしれません。
デメリット3.日当たりの強弱が激しい
I字型に限った話ではないのですが、平家住宅の多くは間取り図の中央部分の採光機能が低下する可能性が考えられます。
これはどういうことかというと、平家住宅の場合、当たり前ですが建物の高さがないために光を取り入れる要素が少ないのです。
そんな環境の中で隣に二階建ての家があったりしたものなら、家の中に光がちゃんと入ってくるのか?なんていう自体にも直面します。
窓を大きくするのもありですが、そうなると冬期間中の断熱性能にも影響が出るため、色々と施工錯誤が必要になってきます。
デメリット4.長い廊下に不向き
大きな家には大きな廊下がつきもの。と思う人もいると思います。
長くて広い廊下は高級住宅の象徴でもありますが、実際に30〜40坪の平家住宅を建築予定の人には廊下という存在は結構億劫になってしまいます。
本来ならは前述の通り廊下は短めにして部屋の面積に当てる人がほとんどですが、長い廊下を設置してみたい!と思う人は部屋が狭くなってしまうことの理解が必要です。
家づくりでまずやっておきたいこと
家づくりでまず最初にすべきは、住宅展示場に行く事ではありません。
無料でプロと家づくりの相談ができる、無料相談窓口を最初に利用すべきです。
ハウスメーカーや工務店に行くと、そこの会社の話ばかりされますが、無料相談窓口は住宅メーカーではないので中立な立場でプロの話が聞けます。
家づくりでは、予算組みやハウスメーカー選定など、素人では難しい判断がたくさん求められるので、素人だけでやると必ず間違った判断をして後悔することになります。
無料サービスは、色々あるのですが、NTTデータの『家づくりとびら』相談窓口が特におすすめです。
業界歴10年以上のプロが予算組みや、土地選定、ハウスメーカ・工務店選びを一緒にやってくれます。
私は「家づくり何からすればいいか分かりません」と相談に持って行ったのですが、家づくりの手順、ハウスメーカーや工務店の坪単価の話、適正な予算など分かりやすく解説してもらえました。
ハウスメーカー選定も、プロに要望を伝えて見学先を数社選んでもらったので、余計なモデルハウスを回る手間も大幅に省けました。
素人が全く知らない、優良な工務店なども紹介してもらえます。
家づくりは、プロに無料相談するのがオススメというか、絶対必要だと感じます。必ず利用しましょう。
I字型平家を間取り図から解説
ここからはI字型の住宅を間取り図からコメントしていきます!
あなたのやってみたい間取りがここにあるかもしれませんよ。
30坪・LDKが西側にあるメリハリのある3LDK平家
引用元:https://is.gd/cx4r1V
とってもシンプルな長方形型の平家です。
西側にLDKを配置して東側に居住スペースを確保した3LDKのお家です。
玄関から入るとホールに出ますが、廊下を極めて小さくすることで部屋を6〜8とキープすることができています。
LDKは16畳で、各種収納があるのがとっても印象的ですね。
寝室に3畳のクローゼットがあり、洗面室にも2畳のクローゼットがあったりと3LDKをしっかり維持しつつ収納機能がたくさんある素敵な間取りです。
コンパクトで住みやすいお家の代表格とも言えます。
LDKを中心に配置した4LDK+ウッドデッキ平家
引用元:https://www.pinterest.jp/pin/616359898985280598/
I字型ともコの字型とも言えるとってもシンプルな構図の間取りをした4LDKの平家住宅です。
6、6、6、8畳の部屋に1.5と2.5の収納がある非常にバランスの取れたお家です。
LDKを中心としているところがファミリーコミュニケーションへと大きくつながり、さらにリビングからアクセスできるウッドデッキが最高の一言です。
ここまでの広さがあるとテーブルを置いてディナーやバーベキューをしたり、昼下がりに読書なんて言うこともできてしまいます。
ウッドデッキは最高のリラックススペースとされていますが、ここまで開放的でリラックスできるスペースは無いのでは無いかというほどいい感じの広さをキープしています。
さらには日中は洗濯物を乾かすのに最適な場所になります。平家ならではのウッドデッキスペースを最大限に生かしたお家ですね。
40坪・長いウッドデッキの4LDK平家
引用元:https://is.gd/nzL7jQ
40坪で4LDKの間取り図です。4LDKで40坪と言うことは他にも色々な機能があるのでは!?
と思う人も多いと思います。
このお家の特徴はまずとてもたくさんの収納があることですね。
パントリー・納戸・クローゼット・ファミリークローゼットと、とてもたくさんの収納があるため基本的に家の中はとてもスッキリすると思います。
さらには物干し部屋(サンルーム)があったり、トイレが2つあったり、そしてLDKは20畳の広々設定だったりとかなり完璧なお家です。
そして一番素敵なのが建物に沿った広くて長いウッドデッキです。
ここで最高のリラックスタイムができることでしょう。
I字型平家の内観間取り例
I字型平家住宅は色々な個性を出すことができます。
内観写真を例に解説していきましょう。
シンプルモダンな縦長のLDK平家
引用元:https://www.shinwahouse.co.jp/works.php?itemid=599
大人な雰囲気が漂う落ち着いた空間を感じさせるLDKです。
グレーのソファにダークウッドのダイニングテーブルがオシャレですね。
床板もちょっと暗めに設定いるせいかとても大人っぽい雰囲気が伝わります。
LDKですが、高い場所に細い窓を設置し、反対側からも採光をしているのがわかります。
このLDKから各部屋にアクセスできる仕様になっており、歩くスペースも申し分ないですね。
ゆったりとした広さの暖炉付きLDK平家
引用元:https://is.gd/IcPnHv
屋外テラスにすぐに行けるように中央に扉を配置し、左側にリビング、中央にダイニング、そして右側にキッチンを設置した横長のLDK。
I字型住宅の最もオーソドックスな形ですが、暖炉があったり、リビングとダイニングの間は天井の高さを変えてメリハリをつけたりとかなりオシャレな設計になっています。
床板もナチュラルウッドを取り入れた色の濃さが違うフローリングを使っており、これもオシャレですね。
小窓キッチン+和室直結型LDK
引用元:https://www.all-eyefulhomenavi.com/example/index_hiraya.html
なんとも不規則に並べられた家具が印象的ですが、奥に見える小さな小窓はキッチンです。
リビングとダイニングに臭いが漏れないような設計になっていますね。
LDKに隣接するように和室が一緒になっているのも特徴です。
ちょっとだけ段差を設けてメリハリをつけて、扉による仕切りで広くすることもできます。
来客時はここに宿泊してもOKですし、普段は祖母や祖父の部屋にもなったりします。
あるととっても便利なLDK+和室。
部屋数に余裕を持ちたい時などこのような使い方はおすすめです。
I字型平家の外観例
ここからは外観例をもとに解説していきます。
黒を基調としたシンプルな外観
引用元:https://www.brook-akita.com/works/arch39/
とってもシンプルでおしゃれな外観のI字型平家です。
色が強めの木目の扉もインパクトがあっていいですね。
手前に広がるウッドデッキエリアは一年を通して遊んだり、食事をしたりする場所として最適です。
また植えられた樹木のバランスだったり、コンクリートのタイルや砂利のバランスなど非常にデザイン性にすぐれ様々な角度から見てもとても素晴らしい眺めです。
ちなみにですが、こちらは東北地方に建てられたお家ですが、雪が降ったらウッドデッキで雪遊びをするのが子供達の楽しみのようですね。
インナーガレージがある平家住宅
引用元:https://is.gd/2QytKh
ガレージがある素敵なお家です。
インナーガレージの存在感は高級な家を思わせる雰囲気がとっても表に出ます。
コンクリートタイルに小さな庭園。
ダークウッドの壁はとてもオシャレで、そこから白い壁とツートーンで演出しています。
ガレージは固定資産税の対象になってしまいますが、東北地方では車の雪かきをしなくてもいいという、最高の特典がつきます。
よって採用する家族も多いとされています。
天井の高いオシャレな外観の平家
引用元:https://www.cosmokensetsu.co.jp/hiraya/
絵本に出てきそうな、非常に可愛らしい外観の平家です。
二階建てと思うほどの高さがありますが、ちゃんと平家なのでご安心を。
というわけで、高級感を思わせる高い天井の家がテーマとなっています。
窓を6枚に分割し、バランスの良い採光環境を整えました。
外壁はややオレンジがかったクリーム色で、屋根までしっかりとオシャレにしていますね。
エントランスは二本のレンガ調の柱があり、手前は駐車場となっています。
とってもオシャレですが、それなりにコストのかかるデザイン設計。
おうちに個性が欲しい場合はここまで思い切ってもいいと言える素敵なデザインですね。
I字型はコスパ良しでオシャレに設計できる形
というわけで、間取りや写真からI字型の平家について紹介しました。
I字型と言ってもとても色々な形に見える家がたくさんありましたね。
やはりウッドデッキや庭を設けてオシャレに演出することができるのがI字型平家の特徴だと思います。
間取り設計の際は是非とも参考にしてみてくださいね!
家づくりはまず無料相談へ
家づくりをするなら、一人で悩まずプロに必ず相談しましょう。
ハウスメーカー選定も、プロに要望を伝えて見学先を数社選んでもらえば、余計なモデルハウスを回る手間も大幅に省けます。
素人が全く知らない、優良な工務店なども紹介してもらえます。
家づくりは、プロに無料相談するのがオススメというか、絶対必要だと感じます。必ず利用しましょう。
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