平家35坪のオシャレでおすすめの間取り設計方法を紹介!
みなさんこんにちは。今回は平家住宅に関するお話です。
平家住宅には色々なメリットや個性を引き出せる要素がありますが、実際に間取り設計するとなると結構大変だと思います。
今回は35坪という土地の広さをテーマに、平家を建築する際にどんな間取り設計することができるのかという情報を紹介していきます。
部屋はいくつできるの?何人で住めば窮屈にならない?気になる費用や、実際の外観写真などを基に解説していきたいと思います!
平家の形の鉄板パターン
引用元:https://www.yoshikawa-fh.co.jp/sekojitsurei/1098/
35坪と言われるとイメージがあまり湧かない人もいると思います。
実際にその土地に行ってみればもちろんイメージはしやすいと思いますが、35坪の平家というは日本の住宅においては結構広いと言われています。
適応人数は4〜5人までなら快適に住めるとされていますが、平家には色々な形があるというのを知っていますか?
間取り設計する前に知っておきたい平家の形について簡単に説明しましょう!
基本的に平家を建築するときには、4つのパターンが主に考えられます。
- L字型
- I字型
- ロの字型
- コの字型
それでは一つずつメリットとデメリットを解説していきましょう!
1.L字型平家のメリット・デメリット
メリット
- 形の悪い土地にも建築ができる
- プライベート空間を作りやすい
- L字空間を生かしたエクステリアを楽しめる
デメリット
- 初期費用とメンテナンスコスト
- 日当たりが悪い場所ができてしまう
35坪の平家というのは、間取り設計がとても自由にできるレベルと言ってもいいです。
しかしながら、建物の形状の問題からL字型になるとさすがに色々なわがままには答えられない事情が出てくるかもしれません。
しかしながら、独特の形はあらゆるタイプの土地に適応できます!
くわしくは以下のリンクに内容が記載されています。L字型住宅が気になる人はこちらからチェックしてみてくださいね。
2.I字型平家のメリットデメリット
I字型平家のメリット
- コストパフォーマンスが良い
- 風通しが良い
- 空間・間取りの自由設計が可能
- 広いLDKを作りやすい
- 家事が自然としやすい間取りになる
- 屋外環境を自由に楽しめる
I字型平家のデメリット
- プライベートな空間を作るのが難しい
- 建物の形状により音が反響しやすい
- 日当たりの強弱が激しい
- 長い廊下に不向き
I字型はメリットが多いです。デメリットもいくつかあるのでしっかりと理解しておきましょう!
しかしながら35坪という土地はかなり余裕がある間取りになるので、デメリットをあまり感じないと思ってもいいですね。
I字型平家についてはこちらの専用の記事に詳しく記載されているので、参考にしてみてくださいね。
3.ロの字型平家のメリット・デメリット
ロの字型平家のメリット
- 中央のエリアから各部屋のアクセスがしやすくなる
- 完全プライベートな空間を作ることができる
- 家全体に均等に光が入り込むようになる
- 庭園・ウッドデッキ・リラックススペースの自由性が高い
ロの字型平家のデメリット
- それなりの土地が必要
- 中央部分の水捌けには対策が必要
- 平家住宅の中で一番コストがかかる
- 建築師の技術や知識が多く要求される
独特な形のロの字型平家ですが、間取りとデザインに個性をつけやすいのですが、設計士の技術に左右されるという問題だけはかなり入念な打ち合わせが必須です。
詳しくは以下のリンクからチェックしてみてくださいね。
4.コの字型のメリット・デメリット
コの字型平家のメリット
- 屋根や中庭など個性的なレイアウトを楽しめる!
- 階段が無い事で安心・安全な家になる!
- 家事動線が自然と楽になる!
- 各部屋へのアクセスが楽!
- ファミリーコミュニケーションが増える!
コの字型平家のデメリット
- IやL字型の平家よりもコストがかかる
- 中央部分の水捌けが弱い
- 冬季間の熱損失が多い
独特な形により中央のくぼみ部分で色々な要素を取り入れることができるコの字型平家住宅。
個性を引き出しやすい反面ロの字型同様コストがかかるなどのデメリットもあります。
コの字型の詳しい情報は以下のリンクから。
35坪の平家でおすすめの間取り図を解説
ここからは35坪の平家を間取り図から色々と解説していきます。
メリットやデメリット、どんな特徴があるのかなどを紹介します。
35坪平家・オーソドックスな4LDKコの字型
引用元:https://www.pinterest.jp/pin/833940055972772782/
シンプルな設計の4LDK平家です。間取り図を見ると平家に見えますが、実はコの字型住宅です。
中央のウッドデッキが印象的ですね。
LDKからアクセスすることができ、樹木も植えているリラックススペースです。
部屋数は4つと4畳の大型クローゼットがあります。
中央のLDKから各部屋にアクセスする形を採用し、水場も近いため家事がしやすい主婦に嬉しい間取りですね!
35坪くらいの間取りになってくると各部屋が最低でも6畳はキープできるのが嬉しいポイントです。
35坪4LDK・L字型平家
引用元:https://ameblo.jp/sumirin2019/entry-12637186196.html
23.5畳の広めのLDKが印象的なL字型平家です。
玄関を入るとすぐにLDKに行けますが、その前にトイレ付きのホールがあります。
さらに主寝室にもトイレがありますね。部屋数は4つで子供部屋の大きさを小さめにしてLDKに分配しています。
書斎、クローゼット、納戸もあり、35坪に余裕のある収納環境や娯楽スペースを配置しています。
中央のウッドデッキはLDKから行くことができ、リラックススペースとして重宝します。
基本的に平家住宅でトイレ二つは結構珍しいパターンですが、家族が多い家では重宝します。
こうなるとトイレ同士が離れてしまうため清掃がやや面倒になります。
35坪長方形型・3LDK
引用元:https://www.pinterest.jp/pin/663929170053354613/
こちらもシンプルな3LDKです。
屋外にウッドデッキやテラスなどを配置しないパターンです。
その代わりクローゼット、パントリー、納戸を配置したシンプルながらとても収納機能が良いおうちですね。
LDKも22畳をキープしており快適に過ごすことができます。
こちらの間取りもトイレが二つあるパターンで、今回の間取りではトイレ同士が近いのも印象的ですね。
35坪5LDK+サンルーム
引用元:https://is.gd/vpmelm
長方形に近いL字型平家です。坪数は35坪ですが、余裕で5LDKを配置していますね。
子供部屋は5.0畳前後とやや狭いのですが、投下を極力カットすることでLDKは20畳以上をキープしています。
南側にサンルームを配置することで家族の衣類をここで一気に干すことができます!
LDKにはパソコン専用の場所を設け、パパがここでお仕事をすることができます!
庭園のある2LDK平家
引用元:https://renovation.relishplan.co.jp/hiraya-madori/hiraya-nakaniwa.html
たくさんの収納が印象的な2LDKの平家です。
35坪で2LDKとなると、シニア世代の夫婦二人暮らしなどを想定しているお家かなと思います。
印象的なのが中庭。LDKや洗面所、廊下から行くことができ、庭石で足ば作り樹木が植えてあるのがとってもオシャレですね。
日中はここにベンチを置いてゆっくりとした時間を過ごしたいところです。
家づくりでまずやっておきたいこと
家づくりでまず最初にすべきは、住宅展示場に行く事ではありません。
無料でプロと家づくりの相談ができる、無料相談窓口を最初に利用すべきです。
ハウスメーカーや工務店に行くと、そこの会社の話ばかりされますが、無料相談窓口は住宅メーカーではないので中立な立場でプロの話が聞けます。
家づくりでは、予算組みやハウスメーカー選定など、素人では難しい判断がたくさん求められるので、素人だけでやると必ず間違った判断をして後悔することになります。
無料サービスは、色々あるのですが、NTTデータの『家づくりとびら』相談窓口が特におすすめです。
業界歴10年以上のプロが予算組みや、土地選定、ハウスメーカ・工務店選びを一緒にやってくれます。
私は「家づくり何からすればいいか分かりません」と相談に持って行ったのですが、家づくりの手順、ハウスメーカーや工務店の坪単価の話、適正な予算など分かりやすく解説してもらえました。
ハウスメーカー選定も、プロに要望を伝えて見学先を数社選んでもらったので、余計なモデルハウスを回る手間も大幅に省けました。
素人が全く知らない、優良な工務店なども紹介してもらえます。
家づくりは、プロに無料相談するのがオススメというか、絶対必要だと感じます。必ず利用しましょう。
平家住宅と二階建ての違いは?
35坪という土地に対して建築する平家は基本的に申し分ない住宅設計ができると思います。
しかしながら予算面などに差ができるため、100%それが正しい!とは限らない場合もあります。
その中、平屋建てと二階建ての違いについて気になる人も多いと思います。
以下の図ではそれぞれのメリットとデメリットをそれぞれ記号で評価したものです。
◯=適応している ×=適していない △=適応可能
平家 | 二階建て | |
建物の形の自由度 | ◯ | × |
家事動線 | ◯ | △ |
家庭内コミュニケーション | ◯ | × |
屋外環境 | ◯ | △ |
耐震性能 | ◯ | × |
バリアフリー施工 | ◯ | × |
建築費用 | × | ◯ |
採光性 | △ | ◯ |
二世帯住宅 | △ | ◯ |
掃除環境 | ◯ | × |
一見すると平家の方が◯が多くて高評したくなってしまう表ですが、予算面に大きな差がでてしまうために、平家がおすすめ!
というわけではありません。
個性を引き出しやすく、生活環境も整えやすいとは思いますが、二階建て住宅のメリットも非常に魅力的です。
詳しくは以下の記事に詳細が記載されているので、悩んでいる人はこちらもチェックしてみてください。
35坪の平家で取り入れたい間取りや環境
引用元:https://www.pinterest.jp/pin/856528422857065004/
35坪で平家となると、部屋数を3〜4にするならばとてもたくさんの機能をつける事ができます。
ここではおすすめの機能や環境について紹介します。
中庭・ウッドデッキ・庭園など
35坪の住宅があれば、中庭やロフトを設置してコミュニケーションのスペースを作りましょう。
庭園にして花や野菜を育てることで、お子様の教育にもつながります。
また樹木や庭石を設置して庭にすることでリラックススペースにもなるため幅広い世代に人気をもたれます。
庭は無理だと思った人でも縁側やウッドデッキを設置すればそこで寛ぐことができます。
快適な場所が家の中にあるだけで最高な時間を過ごせるでしょう。
中二階・ロフト
平家は二階建てでは無い分、収納環境や居住スペースの確保を一階部分だけで必要とします。
当たり前のことではありますが、実は中二階やロフトを設置することでスペースを確保できます。
収納目的のロフトや居住目的の中二階、そしてお子様が遊ぶためのプレイルームなど様々な間取りをすることができます。
しかしながら、それ相応のコストがかかります。
回遊動線
35坪の平家住宅であれば是非とも取り入れて欲しいのが回遊動線です。
家事がしやすくするために設計された一直線、もしくは円形の動線でこれを採用するとキッチン、水場などをスムーズに移動が可能です。
平家のメリットとして移動の手間がかからないという点があるので、取り入れることでさらに楽になります。
二階に洗濯物を干すという概念がないためにスムーズな家事を意識してみましょう。
大型収納
主に、WIC、納戸、パントリー、ファミリークローゼットの事を主に言います。
用途は衣類、シーズン品、そして食糧など名前によって様々ですが大体2〜3畳のスペースで構成されます。
35坪で4LDKの平家であれば実はWIC、パントリー、そして納戸の全てを間取りに配置することが可能でかなり収納面に強い家になると言えます。
子供が多いお家や、衣類をたくさん持っている奥様にはそれぞれの収納環境を取り入れてみましょう。
部屋を作るのと同様の工程なので、どれもコストはそんなにかかりません。
35坪の平家のおすすめ内観デザイン
ここでは35坪の平家の内観デザインを見ながら解説していきたいと思います。
間取りだけではわからない特徴をピックアップしていきます。
外壁のある屋外庭園
引用元:https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chumon/c_plan/hiraya_madori/
めっちゃくちゃがつくほど、オシャレな和風モダンなLDKの内装です。
広範囲に並んだ大きな窓がとても印象的ですね。コストはかかりますが、採光精度は完璧で、そこから見える景色も素晴らしいです。
ナチュラルな木を主体とした内観デザインはシンプルながら美しい見た目をしています。
LDK内に小さな階段を設置することで立体感が現れ、同じ空間なのにメリハリを感じますね。
屋根のあるウッドデッキテラス
引用元:https://www.uclid.org/35-39tsubo-floorplan
こちらもLDKの写真です。とっても奥行きの感じられるテラスが素敵すぎますね。
雨が降っても安心な屋根付きで椅子も置いてあります。
このような半屋外施設は子供達に大人気のスペースですね。
こちらの内装も全体的にナチュラルウッド調のフロアで構成され、天井まで続いています。
シンプルな色使いと窓の位置なども特徴がありますね。
ヴィンテージアメリカンスタイルダイニング
引用元:https://suumo.jp/chumon/koumuten/rn_zenshoo/134668_0009_21/jitsurei/jc_0005/
とってもオシャレなカフェのような雰囲気のダイニングキッチンです。
右側に見えるブルーの扉のインパクトが強烈ですが、一つ一つデザインされた壁やテーブル、椅子など全てがオシャレですね。
アメリカンヴィンテージスタイルを取り入れたダイニングキッチンは料理をするのが楽しくなっちゃいますね。
35坪の平家のおすすめ外観デザイン
次は35坪の平家住宅の外観をチェックしていきましょう!
引用元:https://www.gakuya.biz/blog/24925/
めちゃくちゃオシャレな外壁の平家住宅です。
この色はとっても真似したくなりますね、青×白のツートーンカラーから海を連想させるデザインですね。
エントランスは階段になっていますが、これをバリアフリー化することも可能。
昔ながらのシンプルな三角屋根を採用することでちょっとアンティークな雰囲気も素敵ですね。
黒の外壁×ウッドのツートーンデザインの平家
引用元:https://is.gd/WCjcoh
シンプルだけどどこかオシャレな不規則な形の平家住宅です。
エントランス側の屋根が高くなっており、家に入った時に開放感を感じます。
LDK側から出られるウッドデッキは建物の足場と同じ高さになっており、水捌けもよく過ごしやすい環境になっています。
またエントランス側は砂利が敷いてあり、その隣は芝生がありエクステリア面でもメリハリの効いた全体的に綺麗な外観になっています。
35坪平家の工事費・総額はいくら?
ここからはお金の話です。
35坪の平家と聞くとどれくらいの費用をイメージしますか?
実は3LDKと仮定し、特にこだわりがない場合、建築費込みの総費用は1,300〜2,000万円くらいで建築ができると言われています。
(土地代は別で考えています。)
もちろんピンキリの世界なので、もっと高くしようと思えば高くなりますし、その逆もギリギリ可能です。
4LDKにしたり、中二階にしたり、ちょっと高い床や扉をチョイスした場合もっと値段は上がると思ってください。
以下の表は建築費用を1,300万円と仮定したときの総額費用の目安です。
あくまで総額費用の目安なので、参考までにしてみてくださいね。
坪単価 | 土地代金(土地35坪の場合) | 建築費用 | 総額(ローン利子別) |
20万円/坪 | 700万円 | 1,300万円 | 2,000万円 |
30万円/坪 | 1,050万円 | 1,300万円 | 2,350万円 |
40万円/坪 | 1,400万円 | 1,300万円 | 2,700万円 |
50万円/坪 | 1750万円 | 1,300万円 | 3,050万円 |
55万円/坪 | 1,900万円 | 1,300万円 | 3,200万円 |
35坪平家ローンシミュレーション
ここからは月々の支払いをローンシミュレーションしてみましょう。
実際に1,300〜2,000万円くらいで建築可能!だなんて一言で言いますが、実際にはどれくらいの支払いなのだろう?
多くの方が疑問を持ち、不安を覚えると思います。
早速計算をしてみましょう。上記の表を参考に計算をしてみました。
以下の表が月々の支払い金額の計算結果となります。(返済期間は35年で計算)
土地代金 | 建築費用 | 金利(変動型) | 頭金・ボーナス払い | 合計金額 | 月々の支払い | 支払い総額 |
700万円 | 1,300万円 | 0.95% | 0円 | 2,000万円 | 55,992 | 23,516,765 |
1,050万円 | 1,300万円 | 0.95% | 0円 | 2,350万円 | 65,791 | 27,632,199 |
1,400万円 | 1,300万円 | 0.95% | 0円 | 2,700万円 | 75,590 | 31,747,633 |
1750万円 | 1,300万円 | 0.95% | 0円 | 3,050万円 | 85,388 | 35,863,066 |
1,900万円 | 1,300万円 | 0.95% | 0円 | 3,200万円 | 89,588 | 37,626,824 |
というわけで、月々の支払い総額は表の中の青字部分に記載されております。
土地代金を700万円〜から1,900万円までと幅広く設定して計算してみました。
建築費用が1,300万円というのは結構安めな設定だとは思いますが、それでも月々の支払いはシミュレーション上結構リアルなんじゃないかなと思います。
見積もっている土地の価格や建築する費用の総額が決まっていたら大体の目安にしてみてくださいね。
まとめ
今回は35坪の平家というテーマでお話をしてみましたが、理想の間取りや形はイメージできましたでしょうか?
とっても奥が深いマイホーム設計ですが、やっぱり失敗したくない!
後悔したくない満足のいく設計をしたいと思う人はやはり多いと思うので、しっかりと勉強をしてハウスメーカーさんと入念な打ち合わせをすることをおすすめします。
今回は35坪の平家住宅について紹介しました。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
家づくりはまず無料相談へ
家づくりをするなら、一人で悩まずプロに必ず相談しましょう。
ハウスメーカー選定も、プロに要望を伝えて見学先を数社選んでもらえば、余計なモデルハウスを回る手間も大幅に省けます。
素人が全く知らない、優良な工務店なども紹介してもらえます。
家づくりは、プロに無料相談するのがオススメというか、絶対必要だと感じます。必ず利用しましょう。
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