平家30坪を間取り図から解説!費用やメリットデメリットも紹介!
こんにちは。今回はオーダー住宅の中でも最近注目を集めている30坪の平家住宅について解説していきたいと思います。
二階建て住宅に比べて、個性を出しやすく娯楽スペースも配置しやすいという現在人気のお家です。
今回はもっとも多いとされる、30坪という広さの平屋建てを建築する際に気を付ける事などを解説していきます。
費用は?どんな間取りがいい?実際の間取りや内装を見ながら解説していきたいと思います。
30坪の平家・間取り設計で重要な建物の形の特徴とは?
引用元:https://suumo.jp/chumon/koumuten/rn_130592/130592_0001_28/jitsurei/jc_0020/
まずは間取り図を設計する前に知ってもらいたい、最も基本的な事である平家住宅の形について解説します。
平家なんてどれも一緒でしょ?なんて思っている人も多い中で、住宅の形がどれくらい大事で、どんな違いがあるのかを知っておくことで今後の予算にも影響が出てきます。
こだわりを引き出したい気持ちはわかりますが、まずはかく住宅の形についてのメリット・デメリットを人気の形から解説していきたいと思います。
I字型平家のメリット・デメリット
I字型はもっともオーソドックスで、一番多いとされる平家住宅の代表的な形です。
シンプルな見た目は、外壁やエクステリアの自由性がとても高いのが特徴ですね。メリットから紹介していきましょう。
I字型のメリット
- 間取り設計がしやすい
- 費用が平家の中で一番やすい
- 廊下を短く設計して部屋を広くしやすい
- 防犯対策をしやすい
I字型のデメリット
- プライベートな空間を作りにくい
- 音が反響しあって漏れやすい
- 日当たりが悪くなりやすい
I字型平家住宅については以下のリンクに詳しい情報を記載しています。
L字型平家のメリット・デメリット
L字型はI字型が進化したカーブのあるお家です。
途中で建物が折れている事を生かし様々な内容や外装にすることができます。
L字型のメリット
- 開放感のある中庭やテラスを設置できる
- 外からの視線を遮断しやすい
- 間取り設計でプライベートな空間を設計しやすい
L字型のデメリット
- I字型より費用が高くなりやすい
- メンテナンスにコストがかかる
- 防犯面がI字より注意する必要がある
L字型住宅は知れば知るほど良い要素がたくさんあるので、こちらの記事からさらに詳しい情報をチェックしてみましょう。
コの字型平家のメリット・デメリット
引用元:https://www.sconnect.jp/case/slug-547ce04a7d91d80e25f3cdbf85dda0a9
L字型がさらに進化し、総二階建てでは到底マネできなそうな独特な平家がL字型です。
独特な形を生かし、色々な機能や環境を取り入れる事ができる平家ならではのルックスも魅力的です。
コの字型のメリット
- 採光機能にすぐれ日中明るい
- 風通しがとてもいい
- 個性的な中庭を演出しやすい
コの字型のデメリット
- 建築費用が高くなりやすい
- 窓が多くなりがちで熱損失が大きい
- 中央部分の水捌け環境が必須となる
独特な形の平家にどんな間取りを取り入れたらいいのか?費用はどれくらい?
どんな環境にするのがベスト?まどといった内容が記載されています。
以下のリンクはコの字型平家住宅の記事です。
ロの字型平家のメリット・デメリット
引用元:https://www.homes.co.jp/cont/buy_kodate/buy_kodate_00360/
ロの字型平家のメリット
- 中央のエリアから各部屋のアクセスがしやすくなる
- 完全プライベートな空間を作ることができる
- 家全体に均等に光が入り込むようになる
- 庭園・ウッドデッキ・リラックススペースの自由性が高い
ロの字型平家のデメリット
- それなりの土地が必要
- 中央部分の水捌けには対策が必要
- 平家住宅の中で一番コストがかかる
- 建築師の技術や知識が多く要求される
非常に独特で、中央のスペースが色々な環境にすることで家の個性が引き立つロの字型平家。
間取り設計が若干しにくいのですが、中央のスペースから各部屋へアクセスできる環境があると移動が億劫になりません。
様々なメリットと個性を引き出せるロの字型はコストこそかかりますが、おすすめの形です。
詳しくは以下のリンクからチェックしてみてくださいね。
30坪の平家住宅を間取り図から解説!
ここでは実際に30坪の平家住宅を間取り図を見ながら解説していきます。
これから30坪くらいの住宅を検討している人にとって、間取り図を見ながらの建築設計というのはとても参考になると思います。
様々な形やタイプのお家を比較して、マイホームを建築する時の参考にしてみましょう!
①オーソドックスな30坪平家3LDK
引用元:https://www.homes.co.jp/cont/iezukuri/iezukuri_00366/
30坪の土地にとってもふさわらしいとされる正方形に近い3LDKの平家です。
とってもオーソドックスで悪い点が極めてく少ない非常に住みやすいお家ですね。
各お部屋には収納が完備。それだけでなくリビングや廊下にもあります!
LDKは16畳で3〜4人家族が住むには十分すぎる間取りですね。
キッチンの裏には脱衣所と浴室があり家事動線もバッチリです。
部屋も6、6、8畳としっかり広めに抑えられていて、30坪の平家を建てる際の最も代表的な間取りと見てもいいと思います。
これにWICを付けたいなら部屋4.5、4.5にすれば3畳のWICができますし、他にもサンルームやユーティリティルームも設置可能です。
この間取りをベースにアレンジすることも楽しさの一つではないでしょうか。
②多機能な28.5坪3LDK平家
引用元:https://daiichi-jutaku.co.jp/archives/column/co27
中央のLDKをプラットフォームに各部屋へのアクセスを極めて短くした廊下的な通路がない平家です。
28.5坪という土地を極限まで生かした3LDK+ピアノ室+書斎があるお家です。
さらにFCL(ファミリークローゼット)まで用意されており、収納面にも困らないおうちです。
このお部屋も3〜4人を想定した住宅であり、リビングとキッチンからウッドデッキに出る事が可能なのも嬉しい機能ですね。
子供部屋は中央の仕切りをはずせば9畳のお部屋になります。仕切りを付ける事で4.5畳の部屋が二つになり、子供の成長に合わせてアレンジできるのも強みですね。
しかし部屋を中央の仕切りで区切っても音が漏れやすいので注意が必要です。
③30坪ウッドデッキエントランスの3LDK平家
引用元:https://www.homes.co.jp/cont/iezukuri/iezukuri_00366/
こちらも非常にシンプルな間取り図になっていますね!形としてはL字型に分類されます!
特徴は入り口から伸びるウッドデッキが並んだエントランスです。
玄関がウッドデッキになっているだけで、ついついLDKの窓を開けて外に出たくなってしまいますね。
19畳のLDKはとても広く感じますが、ウッドデッキと繋がっているため開放することでとっても快適な空間に変わります。
東側は居住スペースが集中しています。5、5.8、7畳の部屋は廊下に添って配置されてシンプルな作りになっています。
このお家もリビングの後ろ側に水回り系の機能が集中していて家事がしやすくなり、またお掃除もしやすい環境になっています
コロナ禍の影響からか平家はとても需要が出てきています。
その理由に気軽に外でリラックスができる空間が欲しいと思うテレワーカーが増えた影響だと思います。
④32坪コの字型4LDK+WIC
引用元:https://renovation.relishplan.co.jp/hiraya-madori/hiraya-madori40.html
個性が強調し、センスを問われるコの字型の平家住宅です。坪数は32坪ですね。
中央にLDKを配置してそこから各部屋へアクセスできるようにしたスタイルです。
部屋の一つ一つが広く、収納もあるので快適に過ごす事ができます。
基準の30坪よりも2坪分広いという点もありますが、特徴は廊下(ホール)を極めて短くしたおかげで部屋を広くすることができています。
LDKも18畳あり、そこから出られる縁側とってもいい感じですね!
心地よい風が吹く昼下がりにここで一服したいところです。
寝室にはWICもあり、収納面、機能面、そして部屋の広さといいとてもバランスの良いお家になっていますね。
コの字型のくぼみの部分は庭にしたり、屋外用の椅子やテーブルを配置してもいいでしょう!
水場周りを一直線にしている動線も素敵ですが、やはりコの字型はコストがかかってしまいますので、計画的に設計しましょう!
⑤30坪・3LDKの平家+ウッドデッキ
引用元:https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chumon/c_plan/hiraya_3ldk/
部屋の数を広めにせず、数を3つにし、LDKにその面積を分配したとっても広いLDKの平家です。
23畳のLDKはとっても快適で、部屋の中に入ればその広さはとっても素敵で羨ましいと思ってしまうでしょう。
また独特の形をしているのも特徴で、同じ部屋なのにメリハリが利いていますね。
LDKからはウッドデッキに出る事ができて、外でバーベキューを楽しむ事だって可能です。
ということは屋外の環境は人工芝や樹木を植えて見栄えの良い庭園にしてもいいかもしれませんね。
部屋はとても広いとは言えませんが、基本的に23畳のLDKで過ごす場合が多いと予想されます。
自室は寝るだけでいいという考えの人なら問題なさそうですね。
⑥屋根裏収納のある29坪平家
引用元:https://is.gd/GJtiti
こちらは29坪の平家になります。
特徴は見ての通りの屋根裏収納ですね。広さは7.5畳とかなりゆとりがあります。
その他の部屋は4つとLDKで構成されてとてもシンプルな見た目の間取りをしています。
長方形タイプの平家で屋根裏収納には中央の階段からアクセスができます。
LDKは18畳で、キッチン裏から行ける水場もとても快適に利用できる環境になっています。
屋根裏に収納があるとはいえ、それ以外の収納は若干少なめで、屋根裏にわざわざしまいにいかないとならないという点があります。
シーズンオフの物(扇風機や暖房)などは出し入れに結構手数を踏むかもしれませんね。
⑦30坪・土間のある夫婦住まいの平家2LDK
引用元:https://bit.ly/3DoKqVF
夫婦二人で住む事を想定とした素敵な平家です。坪数は30坪。
印象的なのが家の正面から一面に見える土間です。
土間ってよく聞くけれど、土間が何かわかりますか?
一応土間は屋内として設計されますが、土足で移動するスペースをいいます。テラスなどと違い仕切りや壁があるものが土間と呼ばれやすいですね。
LDKや和室からでいるする事が可能でサンダルを履いた状態で洗濯を干したり、寛いだりする事ができるとっても快適な空間です。
寝室は10畳でとてもゆったりしていますね。
LDKも18畳と二人で住むには最適な広さです。間取りを見てわかると思うのですが、とてもたくさんの収納があるのがわかりますか?
シューズクロークに3畳、二つのクローゼットは2、4畳、そしてキッチンにあるパントリーは3畳もあります。
このように収納機能がとてもたくさんなので、家の中は常にすっきりですね。
家づくりでまずやっておきたいこと
家づくりでまず最初にすべきは、住宅展示場に行く事ではありません。
無料でプロと家づくりの相談ができる、無料相談窓口を最初に利用すべきです。
ハウスメーカーや工務店に行くと、そこの会社の話ばかりされますが、無料相談窓口は住宅メーカーではないので中立な立場でプロの話が聞けます。
家づくりでは、予算組みやハウスメーカー選定など、素人では難しい判断がたくさん求められるので、素人だけでやると必ず間違った判断をして後悔することになります。
無料サービスは、色々あるのですが、NTTデータの『家づくりとびら』相談窓口が特におすすめです。
業界歴10年以上のプロが予算組みや、土地選定、ハウスメーカ・工務店選びを一緒にやってくれます。
私は「家づくり何からすればいいか分かりません」と相談に持って行ったのですが、家づくりの手順、ハウスメーカーや工務店の坪単価の話、適正な予算など分かりやすく解説してもらえました。
ハウスメーカー選定も、プロに要望を伝えて見学先を数社選んでもらったので、余計なモデルハウスを回る手間も大幅に省けました。
素人が全く知らない、優良な工務店なども紹介してもらえます。
家づくりは、プロに無料相談するのがオススメというか、絶対必要だと感じます。必ず利用しましょう。
平家と二階建て住宅の違い
平家建てと二階建て住宅の違いについて気になる人も多いと思います。
以下の図ではそれぞれのメリットとデメリットとそれぞれ記号で評価したものです。
◯=適応している ×=適していない △=適応可能
平家 | 二階建て | |
建物の形の自由度 | ◯ | × |
家事動線 | ◯ | △ |
家庭内コミュニケーション | ◯ | × |
屋外環境 | ◯ | △ |
耐震性能 | ◯ | × |
バリアフリー施工 | ◯ | × |
建築費用 | × | ◯ |
採光性 | △ | ◯ |
二世帯住宅 | × | ◯ |
掃除環境 | ◯ | × |
一見すると◯が多いとされる平家住宅ですが、費用面で圧倒的な差が出てしまうので、平家が最高!というわけにもいかないのが現実。
また△マークは意識して設計するとカバーする事ができるカテゴリーなので、デメリットを真に受けるのが嫌な人はちゃんと対応しましょう。
平家と二階建ての大きな違いについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
あなたの不安を解消してくれます。
30坪の平家で取り入れたい要素
引用元:https://michill.jp/author/articles/52254
ここからは30坪という限られた土地にどんな機能を取り入れるのがいいのかというお話をしていきます。
さきほどの間取り図を見てもわかるように多くの人が同じような機能を取り入れています。
実際にあなたの家族構成や、土地の広さに応じた機能面というのを把握しておいて間取り設計の時にスムーズにできるようにしましょう。
中庭・ウッドデッキ
平家を建てるなら是非とも取り入れたいのが中庭やテラス、そしてウッドデッキなどの屋外と関係した環境です。
むしろ中庭やウッドデッキを設置したくて平家を建てる人が多く、地方の土地が安い場所に広い家を建てて中庭も豪華にするという家はとても多いです。
家主のセンスが問われるのも面白みがあり、ついつい人を招きたくなるような家づくりが楽しめます。
冬に雪が降る地域では、活かせる季節が限られますが春から夏にかけて屋外で楽しむバーベキューは最高の一言です。
老後は中庭を庭園にしたり、小さな子供がいる家族は家庭菜園などを一緒に楽しむのもいいでしょう。
家の外にそんなスポットがある事の素晴らしさというのは平家ならではの楽しみ方だと思っています。
大型収納(WIC・納戸・パントリー)
平家住宅に限った話ではありませんが、広い土地を生かした収納環境をしっかり考慮する必要があります。
部屋数に応じた収納は必須ですが、中でも主寝室と連動したWICやたくさんの食料をストックしておけるパントリーなどあるととても便利です。
また今回は30坪をテーマにしたお話をしていますが、40、50坪となるとその広さはかなりのものになるので、大型収納を家の端と端に分配させるなどの考慮も必要です。
また家の中に限った話ではなく、地方の一軒家の場合は余った土地に倉庫を設置する事で固定資産税をカットするというところも頭に入れておくと税金対策にも繋がります。
中二階・ロフト
中二階を設置する平家建てが最近多くなってきています。
初期投資こそかかるものの、二階建ての延べ床面積に比べ固定資産税がかからないロフトや中二階はとても需要があります。
収納にしたり、子供が遊ぶスペースにも使えます。
中二階を設ける事でLDKと直結した吹き抜け空間も魅力で、とても部屋が開放的になり広く感じるなどのメリットがあります!
二階建てはいやだけど、収納やちょっとしたスペースが欲しい!と思う人におすすめです。
中二階・ロフトの固定資産税について
中二階やロフトは固定資産税がかからないと言われていますね。
これは一体どういう事なのでしょうか。
ロフトや中二階には一定の条件を満たすと課税の対象外になります。すなわち。
- 天井までの高さを1.4メートルいかにする
- 階段を設けてそれを固定しない
- 間取り面積の7割以上を中二階にしない
などの条件が挙げられます。とても重要なので知っておきましょう。
これらの条件をクリアすると、居室として認められず課税の対象外になります。
これは覚えておくとかなり税金カットをする事ができます!
回遊動線
奥様のために、家事のしやすい家づくりを意識してみましょう。
すなわち、回遊動線と呼ばれるスムーズな家事を行えるための間取り設計です。
引用元:https://www.miyakekomuten.co.jp/column/madori-200623/
上記画像のようにLDKを経由してキッチン、脱衣所などをスムーズに”回れる動線”の事を言います。
これの何がいいのかというと、水回りとキッチンは何かと隣接している方が効率的で家事がとてもしやすくなります。
また回遊動線とはあまり関連はありませんが、平家住宅では洗濯物を二階に干しに行くという概念がないために、階段を登って移動するというのがスキップされるため元々家事がしやすいというメリットもあります!
30坪平家で参考にしたい内装デザイン
ここでは30坪の平屋建て住宅で取り入れたい内装や間取りを写真で解説したいと思います。
小窓型カウンターキッチンのあるLDK
引用元:https://nexthouse.jp/next/next-columns/newly-built-floor-plan/
とってもオシャレな30坪平家のLDKの内装です。
ホワイトの壁を基調とし、ダークウッドのフロアが印象的ですね。
小窓型になっている独立型のキッチンもシンプルで使いやすい内装になっています。
カウンターに沿うように、ダイニングテーブルが並べられ、家具の色もダークウッドで統一しているのがオシャレですね。
窓を多く設置し、採光性をアップさせていて、過ごしやすい素敵な空間を演出しています。
木の温もりを感じる平家のLDK
引用元:https://bit.ly/3iLgpYo
広く明るいLDKがとっても印象的な素敵なお家です。
写真奥に見えるように、子供用の滑り台があるのでお子様との生活が中心になったLDKです。
ナチュラルウッドカラーのフロアはとってもオシャレですね。天井のライト個性的なドアも真似したくなります。
引用元:https://bit.ly/3iLgpYo
窓を背にした状態から撮った写真です。
奥行きを感じられるほか、左側には小上がりタイプの和室もありかなりの広さを感じる事でしょう。
あえてLDKにソファなどを設置しない事で、お子様がのびのびと遊べるプレイルームになりました。
これなら運動だってできるくらいですね、とってもお子様目線になった素敵なお家です。
30坪平屋建てのオシャレなウッドカウンターキッチン
引用元:https://bit.ly/3mwjUCU
まるで都内のサブカルチャー意識が強めの街にありそうな、オシャレなカフェのようですね。
床もキッチンも天井も独特の柄で構成されたウッドデザインがすごくかっこいいです。
アイランド型キッチンを採用し、そのそばにテーブルと椅子を設置する事でオシャレなダイニングキッチンの完成です。
あえて背の高い家具などを設置せず、写真左側に見えるパントリーに冷蔵庫を配置する事でシンプル&ナチュラルなキッチンが完成しました。
30坪平家で参考にしたい外観・エクステリアデザイン
次からは30坪平家住宅の外装・庭・エクステリアのデザインなどについて解説していきます。
お家の高級感を表現するのに大事な外装。
一体どんなデザインがあるのでしょうか。
ウッドパーテーションで目隠しした外観
引用元:https://www.smart-daisuke15.com/archives/8833
オシャレな芝生に、タイル上の中庭がとってもオシャレな平家住宅です。
写真に写る部屋はLDKなのですが、外にはウッドデッキフロアが配置されています。
しかしながら、外から丸見えになってしまいプライバシーの問題をウッドパーテーションで目隠ししています。
お家のセキュリティにも繋がってくるために、オシャレでさりげない目隠しをしたい場合ウッド調のものは重宝します!
庭園(庭石・樹木・砂利)
お家のオシャレ度が圧倒的に上昇する庭園。
土地に余裕があれば是非とも取り入れたい環境ですね。
樹木や庭石を配置し、ナチュラルな道を作ることで、庭園の雰囲気がとても良くなります。
ちょっとした散歩だってできますし、庭石に腰をかけることもできます。
老後に家族が寛げる屋外の憩いの場があるというのは幸せなことですね。
菜園がある中庭
引用元:https://grandgarden.jp/works/265/
まるで絵本の中に出てきそうなあまりにも可愛らしい、お庭。
レンガブロックを並べて作られた階段はとっても素敵ですね。
花や野菜を育てる環境としては最高で、家の前にそれらがある事で日々の成長をみる事ができとても楽しいです。
このような菜園があるお庭は、お子様と一緒に楽しみたいですね。
30坪平家建て住宅の費用について
ここからは住宅のお金のお話になります!
30坪の平家ってどれくらいの費用がかかるの?と思う人はとてもたくさんいると思います。
実際に総二階建ての家と比べると、どれくらいの差があるのかも解説していきたいと思います。
大まかな工事費と土地代を合わせた総額の目安
建物の種別 | 延べ床面積 | おおまかな費用 |
総二階建て | 30坪(100平方メートル) | 1,800万円〜2,000万円 |
平家 | 30坪(100平方メートル) | 1,,950万円〜2,150万円 |
平家+ロフト | 30坪(100平方メートル) | 2,030万円〜2,230万円 |
*外装にかかる費用は割愛
*建築を依頼する工務店により相場は大きく変動します
費用がかさむ要素
というわけで、上記の表はそれぞれの種別によるおおまかな価格の相場になります。
同じ30坪でもなぜここまで差が出るのでしょう?
費用がかさんでしまう要素を紹介していましょう。
ロフト・中二階
固定資産税がかからないロフト・中二階の存在はマイホームを維持していくうえでとても大事なのがわかったと思います。
ですが、実際にどれくらいのコストがかかるのでしょうか。
もちろんピンキリではありますが、私が多くの工務店さんや色々なサイトのリサーチからわかった事は7畳のロフトを作るのにコストはやく80〜100万円ほどかかります。
高いか安いかはともかく、総二階建てよりもコストの高い平家にロフトをつけてしまうと上記のような初期費用がプラスされてしまいます。
建物の形
I字型はともかく、L字、コの字型、ロの字型など建物の形が独特になるものはやはり建築コストがかかります。
特にコの字、ロの字型は設置する柱の数などが増えるためにそのコストはかなり上がります。
屋根の形も独特になり、また面積も増えるために前述にも書きましたが、コストは加算されていきます。
初期費用を抑えたいという理由であれば平家の形はしっかりと意識しないとなりません。
中庭や娯楽スペースの追加
上記表には記載されていませんが、建築コスト意外にも屋外に設置する庭園やそれにかかる樹木などにももちろんコストがかかります。
建築費用以外にこのようなコストがかかるのが結構痛手だと言えます。
またウッドデッキや、屋外用のテーブル&チェアなどの設置なども頭に入れていくとその出費は予想を遥かに超える額になってしまうかもしれません。
30坪平家住宅のローンシミュレーション
ここからは実際に月々の支払額がいくらくらいになるのか?という疑問を少しでも解消するために架空の総額費用を設定してそれに応じたローンシミュレーションをしてみたいと思います。
以下の条件に基づいて、計算をしてみます。
- 頭金・ボーナス払いは無しで設定
- 返済期間は35年とする
- 金利は変動型の0.95%
建物の種別 | 坪数/(延べ床面積) | 設定費用額 |
①総二階建て | 30坪(100平方メートル) | 2,000万円 |
②平家 | 30坪(100平方メートル) | 2,150万円 |
③平家+ロフト | 30坪(100平方メートル) | 2,230万円 |
上記表を参考にそれぞれの土地代金を追加したおおまかな総額で計算してみます。
土地代700万円の場合(総額2,200万円〜2,930万円)
土地の代金を700万円と設定します。この場合坪単価は23.33万円/坪になります。
全国的にもっとも溢れた価格設定だと思います。
建物の種別 | 建物+土地の合算金額 | 月々の支払い | 年間支払額 | 支払い総額(利息合計) |
①総二階建て(2,000万円) | 2,700万円 | 75,590円 | 907,075円 | 31,747,633円 |
②平家(2,150万円) | 2,815万円 | 78,809円 | 945,710円 | 33,099,847円 |
③平家+ロフト(2,230万円) | 2,930万円 | 82,029円 | 984,345円 | 34,452,061円 |
結果は上記の通りです。
土地代を700万円と計算した時のそれぞれの総額は75,000円〜82,000円というくらいの差が出ていますね。
総額では数百万円の差でも総額で見ると約270万円ほどの差が発生します。
月々の支払いには約7,000円ほどの差が出る総二階建てと平屋建て住宅の差も、金額を見ると色々な考えが出てくると思います。
土地代1,000万円の場合(総額3,000万円〜3,230万円)
続いては土地代金が1,000万円だった時のパターンで再度計算してみます。
建物の種別 | 建物+土地の合算金額 | 月々の支払い | 年間支払額 | 支払い総額(利息合計) |
①総二階建て(2,000万円) | 3,000万円 | 83,988円 | 1,007,861円 | 35,275,147円 |
②平家(2,150万円) | 3,150万円 | 88,188円 | 1,058,254円 | 37,038,905円 |
③平家+ロフト(2,230万円) | 3,230万円 | 90,428円 | 1,085,131円 | 37,979,575円 |
結果は上記の通りです。
当たり前ですが、土地代が上がる事で月々の支払いも上がりますね(笑)
月々の支払いは83,000円〜90,000円台という事で、一般的な住宅ローンの支払い平均額の範囲内となっています。
ちなみにですが、住宅ローンの支払い平均額というのは87,000〜109,000円と言われています。
なるべく土地は安いに越した事はありませんが、平屋建て住宅は土地が広くなりがちなので、これくらいの見積もりでもいいかもしれませんね。
まとめ
というわけで、30坪の平家というテーマで色々と紹介させていただきました。
参考になった間取りやデザインはありましたか?正直なところ、デザインも間取りのはっきりいって組み合わせは無限大なので色々なハウスメーカーさんの住宅を見学したりすることをおすすめします。
また内装や機能性に関してもとても違ってくるので、色々な要素を取り入れて、お得にお家作りをしたい!と思う人は何事も住宅見学会などに足を運んでみることをおすすめします!
ちなみに個人的感想ですが、モデルルームはとても”良く作られている”ので現実的ではないです(笑)
どちらかというと、誰かが建築したお家にお邪魔して中を見学する方がとてもリアルなのでおすすめです!
というわけで平家を建てる時に色々な参考になればと思います。
それではまた次の記事でお会いしましょう!
家づくりはまず無料相談へ
家づくりをするなら、一人で悩まずプロに必ず相談しましょう。
ハウスメーカー選定も、プロに要望を伝えて見学先を数社選んでもらえば、余計なモデルハウスを回る手間も大幅に省けます。
素人が全く知らない、優良な工務店なども紹介してもらえます。
家づくりは、プロに無料相談するのがオススメというか、絶対必要だと感じます。必ず利用しましょう。
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