開放的な家に憧れている人なら、吹き抜けの家を一度は考えたことがあるのではないでしょうか?

吹き抜けを作りたい!開放感のある家を建てたい!と思う方も少なくありません。

吹き抜けがあると、採光が取れ、家が明るい印象になりますし、高い天井によって開放感が生まれます。

一生に一度のマイホーム。どうせなら、理想を形にしたいですよね!

吹き抜けって実際どうなの?

と、悩まれている方に向けて、今回は30坪の家を例に、吹き抜けのメリット・デメリットをお伝えします!

[間取りアフィリ]

30坪の家の吹き抜けありの間取りは?

同じ吹き抜けでも、吹き抜けの位置や階段の場所によって印象は大きく変わります。

基本的に、吹き抜けの家を作るとなると、本来であれば作れるはずの場所を、敢えて空間にする、という事になります。

もちろん、部屋の数や吹き抜けの大きさにもよりますが、吹き抜けを作るという事は、作れる部屋を妥協する必要があります。

ここでは、吹き抜けと階段位置の違う間取りを例に詳しく解説していきます。

自分がイメージしている家の間取りを確認してみましょう。

吹き抜けと階段が離れている間取り

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こちらの間取りは、吹き抜けから階段が離れている事がわかります。

吹き抜けを南側に作る際、階段を離す事でテレビやソファーの置き場所に困らず、リビングを自由に活用できる事がわかります。

また、人の動線を考慮し、階段を登り降りしても、リビングで寛いでいる家族の妨げにはなりません。

また、2階にある廊下は、吹き抜けに面しているので暗くなる心配がない所もポイントです。

ただし、吹き抜けに大きな窓がついている場合、夏場は熱気が溜まりやすくなるので、この間取りの場合は廊下が暑くなる可能性が高いです。

ファンなどを設置して空気を循環させる事をお勧めします。

吹き抜け階段にした間取り

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こちらの間取りは、吹き抜けを通して階段が設置されています。

吹き抜けから伸びる階段は、デザイン性のある鉄骨階段などを設けると、見栄えも良くお洒落なリビングを演出する事が出来ます。

ですが、上記の通り、動線を意識した際に人が遮る事は否めません。

例えば、子供の友達が遊びに来た際には、生活スペースの中心を横切る事になります。

2階に登り降りする際には、リビング・キッチン・ダイニングが見えてしまうので、見られても気にしない方なら問題ありませんが、そうではない方は気を遣う事があるかもしれません。

また、この間取りでは生活してから気づく点もあります。

大きく開放的な間取りですが、キッチン近くまで広がった吹き抜けの場合、どうしても匂いが二階まであがってしまう事です。

吹き抜けにした場合は仕方ない点もありますが、キッチン上に吹き抜けがあると、防ぎようがないので注意して欲しいポイントです。

また30坪程度の家の間取りで、リビングに階段があるということは、リビングスペースが多少なりとも減ってしまうという点も気をつけてほしいポイントです。

更に図のように、階段下にデットスペースができてしまいます。30坪の限られた空間でデットスペースが出来てしまうと、本来使える階段下収納などが作れなくなってしまいます。

見た目も大事ですが、活用性も重視したいところですね!

玄関に吹き抜けと階段がある場合

画像引用元:https://xn--nbku22gcqdxt4ab69b.com/2018/02/23/%E3%83%AA%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%A8%E7%8E%84%E9%96%A2%E3%81%8C%E5%90%B9%E3%81%8D%E6%8A%9C%E3%81%91%E3%81%AE%E9%96%93%E5%8F%96%E3%82%8A/

こちらの間取りは玄関に吹き抜けと階段がある例です。

暗くなりがちな北面の玄関や2階の廊下も、光が入るので、家全体が明るい印象になります。

玄関に階段を配置する事によって、ある程度のプライベート空間を保てる場合があります。

来客が2階に上がったとしても、リビングを通ることはありません。

逆に、リビングを通さなくても、吹き抜けがある事で人の気配を感じる事ができるので、家族に来客があった事はすぐにわかります。

ですが、もちろんデメリットもあります。

冬場ですと、玄関の冷気が2階に上がってしまう事です。

今は高断熱、高機密住宅が一般的ですが、玄関ドアの開閉による直接の外気は防げません。

なので、外の冷気が家の中に入るということは理解しておきましょう。

[間取りアフィリ]

吹き抜けの活用法

今では素晴らしいデザインの住宅がたくさんあります。

吹き抜けは開放的にする事を目的とする事が多いですが、ただ天井が高いと言うだけの物になりがちです。

せっかくお金をかけて吹き抜けを作ったのなら、高い天井も大いに活用したいですよね!

そこで、ここでは各家庭に適した、吹き抜けを有効的に活用できる方法を紹介します。

階段の踊り場を一つの空間にする

画像引用元:https://sala-house.co.jp/chuumon/products/kurasu/skip_floor/

階段を吹き抜け部分に配置するのであれば、ちょっとした書斎やスタディーコナーを設ける事が出来ます。

子供の勉強道具や、ご主人のPCスペースなど使い方は様々です。

子供は自分の部屋で勉強するよりも、リビングで勉強する方が成績が上がるというデーターがありますが、中には落ち着かないという子もいます。

ここなら、自分の空間で勉強が出来ますし、リビングに面しているので、親も気軽に勉強を見てあげる事が出来ますね。

更に、仕事スペースや漫画コーナーなど部屋に籠らずに、やりたい事が出来るスペースになります。

30坪の限られた間取りを、少しの工夫で有効活用できます。

同じ吹き抜けでも、吹き抜けの配置によっても見え方も違いますし、それぞれ、メリットもデメリットも生まれてきます。

これらは、暮らし初めて気付く方も多くいますので、ポイントをしっかり抑えることが必要です。

吹き抜けを使って遊ぶ

画像引用元:https://asitis.ibaraki.jp/

今では、おうち時間という言葉が当たり前になりつつあり、家の中でも体を動かす方が増えています。

公園なども、気軽に行けなくなってしまったので、子供がいる家庭には是非お勧めしたいのが、吹き抜けを使って遊べる家です。

クライミングウォールなどを吹き抜けの天井に伸ばす事で、本格的に楽しめます。

また、ネットを使ったアスレチックや、吹き抜けを作った際に設けた梁を使って、ハンモックを付けることもできます。

自宅に居ながら楽しめる、家族のワクワクが詰まった最高のおうちになります。

キャットウォーク

画像引用元:https://www.hng.ne.jp/corp_error.php

猫がいる家庭には、吹き抜けを利用してキャットウォークを作るのがお勧めです。

猫が好む高さも十分に取れますし、壁に面した歩き場を設けて、適度な運動が出来ます。

また、どうしても場所を取ってしまうキャットタワー等の大きな物を置く必要も無くなるので、吹き抜けを利用するキャットウォークはとてもお勧めです。

吹き抜けがあるメリット

吹き抜けがある場合では、家族が身近に感じる事ができます。

子供が居るご家庭には、大変人気な間取りになっています。理由は、2階にいる子供との距離感です。

子供が2階にいる時でも、リビングから2階の生活音を感じる事ができるので、安心できるという方もいます。

もう一つは、30坪のコンパクト住宅でも広い空間を感じられることです。

天井が高いと、視覚が広がり、人は開放感を感じる事ができます。広く開放的に暮らしたい家庭にはとてもマッチする事でしょう。

そして、吹き抜けに窓を作る事で日差しが入る事です。北側の住宅で、隣接する家が近く、リビングが暗いという問題も吹き抜けによって解決してくれます。

採光のために吹き抜けを取り入れる住宅も珍しくありません。

吹き抜けがあるデメリット

吹き抜けがリビングにあると家族にとってはメリットも大きいと言えますが、もちろんデメリットも存在します。

まず、来客が2階に上がる時、リビングが見えてしまうという事です。いつも綺麗にしているのであれば、気になる事はないのかもしれません。

ですが、今は夫婦共働きが多い時代ですから、常に人を呼んでも大丈夫!と言えるのは難しい事もあると思います。

吹き抜け階段の場合、見渡せる間取りだと、友達が来てもソファーでゴロゴロ、、なんてできればいいですが、子供がお年頃な年齢だと、少々気も使いますよね!

そして、一番は、1階と2階の音がそれぞれ響きやすい事。

30坪の家ですと、吹き抜けがある事によって、確実に音は響きます。下の生活音はもちろん、2階の話し声も聞こえてきたりもします。

なので、子供が小さいうちは良いですが、子供が大きくなるにつれ、子供の方が気を使うようになるかもしれません。しっかり家族で話し合う必要があります。

そして心配なのは、光熱費がかかるという事です。

リビングに吹き抜けがある場合、りビングの熱が2階に上がり、一階は少し寒く感じるかもしれません。

暖かい空気は上に上がるので、どうしても寒くなる可能性があります。

30坪の家ですと、そこまで暖房コストはかからないイメージですが、吹き抜けがある事によって熱が2階に上がるので、それだけ暖房を使うことになります。

そして夏場は、熱が吹き抜け部分にこもりやすくなりますので、2階が暑くなりがちです。

暖房だけではなく、冷房対策として、2階にもエアコンの設置を検討する事をお勧めします。

建築工法によって作れる吹き抜けの大きさは異なる

吹き抜けを作る際に重要なのは、家の建築工法です。

2×4(ツーバイフォー)工法2×6(ツーバイシックス)工法の場合、工法上の問題で、窓の大きさや作れる吹き抜けの大きさが限られてしまします。

これらの工法は、壁で建物を支える工法なので、床を無くしてしまうと構造的に不安定になってしまう事が理由の一つです。

吹き抜けの家を見た時、天井中間部分に梁を見かけた事があると思いますが、これは構造上、吹き抜けを作る際に、無くしてはならない大事な箇所です。

梁が気になる場合には、吹き抜けの大きさや工法を建築士と相談する必要があります。

逆に、昔ながらの建築方法である在来工法の場合は、自由な間取りと大きな吹き抜けを作る事が可能です。

在来工法は、木造軸組工法とも呼ばれ、特徴は梁によって建物を支える構造になっており、基礎に柱を立てます。柱と梁で骨組みを作るので、比較的自由度の高い間取りが可能です。

今は長期優良住宅(長期わたり良好な状態で使用するための措置がその構造や設備に講じられた優良住宅の事)が注目され、住宅ローンを組む際も金利が優遇される場合があります。吹き抜けの大きさや建築工法によって、対象にならない場合があるので注意が必要です。

建築会社によっても吹き抜けの大きさで可能・不可能があるので、何坪くらいの吹き抜けが欲しいのか、プランを作成する際に、必ず設計士さんに相談しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

このように、理想の生活スタイルによっても、吹き抜けを作るか作らないかは、とても重要になってきます。

吹き抜けと一緒に、階段の位置によって間取りが変わってくるので、これらは押さえておきたいポイントです。

吹き抜けを作る際には、ほとんどの会社で、1坪あたり〇〇万円とお金がかかるのが一般的です。

せっかく作った吹き抜けですが、不便を感じてしまい、リフォームをして吹き抜けを部屋にしてしまう住宅もあります。

そのような事にならないように、30坪の吹き抜けのある間取りで快適に暮らすには、

家族それぞれの生活スタイルを考えて、階段の位置や吹き抜けの位置を家族で話し合い、みんなが快適に暮らせる吹き抜けを設計してもらいましょう!

お読み頂き、有り難うございました。

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