健康維持に人気のマヌカハニー。体にいいのだからどれだけ食べても平気?食べれば食べるだけ効果がある?
いい噂ばかりなのでそのような期待をされてしまう方も多いはず。そこでマヌカハニーの適切な摂取量についてご紹介していきたいと思います。
この記事の中で、私自身が経験したお腹が緩くなった体験談も掲載しています。
Contents
そもそもマヌカハニーって?
マヌカハニーとはニュージーランド・オーストラリアに自生するフトモモ科の樹木・マヌカの花から採取されるハチミツです。ニュージーランドの先住民族であるマオリ族は古くからマヌカの木を万能薬として使用してきました。
マヌカハニーを食べると病気になりにくいということで研究が始まり「メチルグリオキサール」という成分がマヌカハニーの抗菌成分であることがわかりました。
メチルグリオキサールは体に良い影響を与えてくれる成分で、体内のあらゆる菌を取り除いてくれます。抗炎症作用も持っており喉の痛みや口内炎、ニキビなどにも効果があります。
あまり聞きなれない成分で違和感を持つ方もいるかと思いますが、感覚的にはヨーグルトに含まれている「ビフィズス菌」のようなものと思ってください。
このメチルグリオキサールの含有量はMGO(MG)という数値で表され、数値が大きくなればなるほど強い抗菌作用を持っていることになります。
メチルグリオキサール(MGO)について詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
適量は20g(大さじ1杯)
マヌカハニーの1日の適正量はスプーン大さじ1杯(約20g)です。1杯約5gのティースプーンに換算すると4杯分です。
ネット上にはよくマヌカハニーの適正摂取量が1日20gであると書かれていますが、これはニュージーランドで実際に研究が行われた結果に基づいています。
研究の内容は健康な大人を対象に、ティースプーン1杯(5g)を1日4回、3週間続けて摂取させるというもの。3週間後に治験者の状態をチェックしたところ、
副作用やデメリット症状は一切なく、健康面や美容面のメリットのみを得ることができていたことが確認されています。
この結果もとに1日20gまでは問題なく使用できるという一つの指標が生まれました。1日20gであればMGOが最も高いグレードでも安心して摂取できます。
ちなみに研究が3週間しか行われなかった理由は。3週間以上続けても効果に何か変化がある可能性がなかったためだそうです。
とりあえず大人の場合は1日20g摂取までは何ら問題ない&メリット多数であることが実証済みですので安心して食べてくださいね。
1日20gの摂取は量的にちょうどいいのではないかと私は思います。マヌカハニーは継続して摂取することが大切です。
ただし、糖尿病などで糖質制限を受けている方は、今回の研究結果ではなく、自分が摂取できる糖質や糖分の範囲内にとどめるようにしてください。
1日5gでも10gでも毎日継続することで効果は現れます。また、摂取量を増やさずとも、MGO数値を2倍にすれば、摂取量を半分にしても同じ分量のメチルグリオキサールを摂取できます。(MGO250の20gとMGO500の10gに含まれるMGO含有量は同じです)
糖質制限などで糖分摂取が思うようにできない方は、このグレードUPによる方法をご検討ください。先ほども述べましたが、グレードと共に値段も上がります。その点はお財布と相談して決めてくださいね。
トーストに塗ってもよし、ヨーグルトに混ぜてもよし、コーヒーや紅茶に混ぜてもよしと使い勝手はとてもいいです。
少し苦味を感じる方もいらっしゃいます。そのような方は、味の濃いものと一緒に試してみるといいと思いますよ。試しに、コーヒーに入れて飲んだところ、マヌカハニーの甘みは感じますが、苦味は感じませんでした。
しばらく食べているうちに自然と慣れますので、味はあまり気にする必要はないでしょう。
毎日の継続が最も効果的
まず、マヌカハニーは感染症の予防や健康維持に使われるケースと、喉の痛みや咳など不快症状・炎症の症状緩和に使われるケースがあります。
炎症緩和が目的であれば、症状が出ている時に使用することですぐに効果が得られます。特に喉の痛みに関しては効果絶大というレビューも多いですね。
感染症予防・体内に潜む菌の除去を目的とする場合は継続摂取が必要となります。
感染症予防に関しても、毎年冬に風邪を引く子供がマヌカハニーを食べ始めてから、喉の痛みなどは生じるものの、病院に行くほど悪化せずに冬を越した、など嬉しい声も多く寄せられています。
ですが、これに関しては個人差があるので一概には言えません。が、継続摂取を続けていけば誰もがマヌカハニーの恩恵を受けることができるはずですので、毎日欠かさず続けてくださいね。
一度の大量摂取による効果は…
先ほど1日の適性量が大さじ1杯(約20g)であるとお伝えしました。1日に30gや50g摂って効果が倍増するかと言ったら、正直期待通りの効果が得られるかどうかはわかりません。
そもそもマヌカハニーは「薬」ではなくあくまで「食品」に分類されるので、多くを摂取しても問題はありませんが、何でも「適量」を超えてしまうといいことはありません。
私としては効果をあげたいならば、量を増やすよりも「成分」をより強いものにする方がいいと思います。
普段MGO200+を使っている方で、より強い効果を得たい場合はMGO500+や800+を使うと言った具合です。実際に普段はMGO200、風邪の諸症状があるときはMGO500とマヌカハニーのグレードを状況に応じて使い分けている方もいます。
やはり、殺菌成分が強くなるだけあって効果もあるそうです。MGO値の高いマヌカハニーは値段も高めになる傾向があるので、あらかじめ予算を決めておくといいかもしれません。
下痢や温疹?食べ過ぎよる副作用はある?
殺菌効果の強さゆえに食べ過ぎによる副作用を心配される方もいらっしゃいますが、マヌカハニーは副作用は伴いません。
というのが医学的な見解です。しかし、ネット上には「マヌカハニー 下痢」というキーワードが少なからず見受けられますね。
そして、私自身も多くのマヌカハニーを食べ比べしているときにお腹が緩く(下痢)なった経験があります。当時、マヌカハニー食べ比べをしていた関係でMGO1000レベルのものを含め毎日スプーン10杯分くらいは食べていました…。
結論から申し上げますと、これはマヌカハニーの成分により腸が活性化されて起きることですので特に心配要りません。ですが、健康のために食べて下痢になったら意味ないという方もいらっしゃるかもしれません。
ここで一つ思い出していただきたいのが、皆さん激辛フードを食べた後にお腹が痛くなったり下痢気味になった経験はありませんか?これは辛い食べ物や香辛料の成分に腸の働きを活性化する成分が含まれているために起こることです。
つまり、辛いものを食べた時と同じ現象が起きているわけですね。私の経験上では、MGO数値の高いマヌカハニーを食べたときに出やすい傾向があると思います。
お腹が緩くなったと感じたあとは、1日に食べ比べをする量を減らしたり、MGOグレードの高いマヌカハニーは少量から始め、徐々に摂取量を増やしていくという対策をしたところ、マヌカハニーとうまく付き合うことができるようになりました。(この点も試食の際に色々と試しました)
まずは摂取する量を調節して、自分にとっての適正量を把握することから始めてください。上手く長くマヌカハニーとお付き合いできるといいですね。
「マヌカハニー 下痢」で検索された方の意図としては、自分には合わないのではないか?副作用ではないか?といった不安があるのかもしれませんがマヌカハニーは体にいい自然のものなのでその点は心配ありません。
ただし、その人気を逆手に取り「偽物」のマヌカハニーが世界中で流通しているのも事実です。これに当たってしまった場合は副作用の懸念はゼロとは言えません。(以前はハチが農薬散布された花から蜜を集めた事で、マヌカハニーに残留農薬が残る問題が指摘されましたが、現在は残留農薬検査の義務化により規定値内のもの以外は出荷されていません)
また、多くの人にメリットをもたらすマヌカハニーですが、知っておくべき注意点もあります。こちらはマヌカハニーを購入する前に必ず知っておいた方がいい内容です。
今回はこの注意点について理解を深められるように、現役医師の方とコンタクトを取りコメントを頂きました。とっても分かりやすく説明して頂きましたので是非ご覧ください↓↓↓
アレルギー反応について
まず、アレルギー反応についてですが、これはマヌカハニーのもつアレルゲン「ハチ」「マヌカ花粉」に反応することで症状が出ます。症状としてはかゆみなど軽症のものです。
しかし、実際の所マヌカの木は日本には存在しておらず、海外に住んでいた人は別として、日本人でマヌカ花粉にアレルギーを持っている人がいるのかは謎です。
また、マヌカ花粉は日本人の多くがもつ「スギ・ヒノキ花粉症」とも関係ありません。私も毎年春には花粉症に悩まされますが、マヌカハニーは問題なく食べられます。
もう一つのアレルゲン「ハチ」に関して言えば、これはマヌカハニーでアレルギー反応を示す人はハチミツでも同様の症状が出ます。つまり、蜂蜜が問題なく食べられるのであれば問題ないと言えるでしょう。
1歳未満には絶対にあげちゃだめ
次に、1歳未満の赤ちゃんに与えてしまった場合ですが「ボツリヌス症」を発症する危険性があります。
1歳未満の赤ちゃんは腸がまだ成熟していないので、はちみつに含まれるボツリヌス菌に対処できません。その結果「ボツリヌス症」を発症する危険があります。
ボツリヌス症は最悪の場合、命を落とす危険性があるとても怖い症状です。マヌカハニーに限らず蜂蜜全てにおいて1歳未満の赤ちゃんには与えないようにしてください。
お菓子の成分として蜂蜜が入っている場合でも同じことが言えるので注意してください。
ボツリヌス症について詳しくは下記の記事をご参照ください
成人ボツリヌス症に注意
ボツリヌス症は一般的に1歳未満の子供にハチミツを与えたことによる「乳児ボツリヌス症」のイメージが強いかもしれませんが、成人でも「成人定着ボツリヌス症」を発症することがあります。
免疫抑制剤を服用している場合や消化管疾患を患っている場合に、消化管内の環境がボツリヌス菌に適した環境になることでボツリヌス症を発症することがあります。
この件ついては現役医師の方と対談を行いアドバイスをいただいています。盲点となっている注意点も記載されています。是非チェックしてみてください!
抗がん剤による治療を行なっている場合や胃腸に重大な疾患を持っている場合は要注意です。これらに該当する人は必ず主治医の方がいるはずです。マヌカハニーによる影響があるかどうか尋ねてみてください。
ちょっと胃もたれする、少し腸の調子がくらいならば、なんら心配はありません。風邪やインフルエンザなどを患っている時も同様です。
むしろ、これらの場合はマヌカハニーの出番です。積極的に摂取して効果を発揮してもらいましょう。健康体な方であればマヌカハニーによる副作用はないと思っていただいて大丈夫です。
あくまで「成人ボツリヌス症」のリスクがある方は、抗がん剤などの免疫抑制剤を服用中・重い消化管疾患(長期の通院や入院・手術を要するもの)を患っている場合です。勘違いしないようにしてくださいね。
腹痛や胃痛の原因は加工品かも…
先ほどの残留農薬の他に、副作用が考えられる要因としてマヌカハニーの加工品が挙げられます。マヌカハニーは1年間にたったの6週間しかとることができないとても貴重なハチミツです。
なので、これだけ人気になると生産が追いつかなくなり「売切」となることもあります。実際に加工された「加工品マヌカハニー」があるのも事実です。
自然の食べ物であるマヌカハニーを食べて下痢や腹痛を起こすことは本来あり得ませんが、添加物が使用されている(加工されている)としたら可能性はゼロではないと思います。
マヌカハニーを食べて体調を崩したのが大人の方ならば、100%純粋なマヌカハニーでない加工品を食べたことによるもの、もしくは『偽物』だった可能性があります。
ニュージーランド政府は2018年から偽マヌカハニー対策として「マヌカのDNA検査」を義務化しました。
現在はこのDNA鑑定でマヌカハニーとしての基準を満たす物のみが「マヌカハニー」として売ることができるとされています。
信頼のマヌカハニーをご紹介
こうした被害・リスクを無くすためにマヌカラボでは本当に信頼できるオススメのマヌカハニーをランキングを作成しています。
人気のマヌカハニーを実際に購入し、食べやすさ・偽物対策・品質などさまざまな項目で点数化して順位をつけました。
さまざまなニーズに対応できるようにランキングも3パターン作っていますので、どなたにもオススメできるランキングとなっています。
これからお求めの方はぜひ一度ご覧ください。
まとめ
非加熱、無農薬、無添加、農薬検査、成分検査。このような項目をクリアにするためには生産者はコストがかかります。そのため安いものを求めすぎると「加工品」や「偽物」に出会う確率も高くなります。
非加熱、無農薬、無添加を堂々と謳い、残留農薬検査・成分検査を確実に実施しているメーカーを選べばきっと理想のヌカハニーに出会えるはずですよ。
多少お値段は高くなるかもしれませんが、健康を維持するためのマヌカハニーで体調不良を起こしてしまっては元も子もありません(^^;)
メーカーによっては農薬・成分検査については商品と同封して送ってくれたり、商品のラベルにあるQRコードから成分を追跡できるものもあります。商品選びの際は「裏付け」がある商品を選びましょう。