マヌカハニー

マヌカハニーに発がん性物質や残留農薬?混入の有無について徹底調査

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自然由来のもので健康維持ができると人気のマヌカハニー。

ですが、2020年8月ニュージーランド産のマヌカハニーの一部から発がん性のある農薬グリホサート」が検出されたと報じられました。

日常的に使うものなので、安全性が高いものを選びたいですよね。

今回は、残留農薬問題について詳しくお伝えしていきます。

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基準値を超える残留農薬が検出された

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まずは、ニュージーランド産のマヌカハニーに残留農薬が含まれていた。こちらについてお伝えしていきます。

結論から申し上げますと、ニュージーランド産の一部のマヌカハニーから発がん性のある農薬「グリホサート」が検出されたのは事実です。

ニュージーランドでは今回問題となったグリホサートの残留基準値が(0.1ppm)以下であることが適合基準となっています。

ニュージーランドの公的機関によると2017・2018年産のハチミツ300サンプル(内98サンプルがマヌカハニー)のうち約23%にあたる、67サンプル(内17サンプルがマヌカハニー)からグリホサートを検出したということです。

この時の調査でグリホサートが検出された67サンプルのうち5サンプルはニュージーランドの残留基準値(0.1ppm)を超えていて、その最大値は1.1ppmでした。

この基準値を超えていた5つの銘柄は公表されていないので、全て一般的なハチミツだったのか、それともマヌカハニーが含まれていたかどうかはわかりません。

ですが、2018年産までは基準値以上の残留農薬が含まれたマヌカハニーが市場で出回っていた可能性がありました。

近年の調査では全て適合基準内

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上記の報道と同じタイミングで公表された2018・2019年に行ったマヌカハニーのみを対象にした調査では、60サンプルの内の18%にあたる11サンプルからグリホサートが検出されましたが、その最大値は0.088ppmで基準値を超えるものはありませんでした。

つまり、全てにおいて基準内(安全に食べられる)ということですね。

グリホサートが検出されてはいるものの、全ては適合基準内ということで、ニュージーランドの食品安全局も食品安全における懸念はないと発表しています。

後述しますが、日本産の農産物においてもグリホサートは定められた基準値以下で混入しています。基準値内の数値であれば過度に心配する必要はありません。

日本の基準値はさらに厳しい

マヌカハニーにおけるニュージーランドのグリホサート適合基準は0.1ppmですが、日本の基準値は0.01ppmとなっています。

そのため、ニュージーランドで基準を満たしていても日本の基準を満たしているかはわかりません。

ニュージーランドから輸入後に日本で検査を行っている会社もありますが、単に基準値を以下という記載の商品を買うときには注意が必要です。

日本の検査機関における結果を公表しているメーカーもあるので、気になる方はそこから買うか「日本の基準を満たしている」もしくは「残留農薬不検出」のものを選ぶといいですね。

「グリホサート」他品目の基準値

はちみつでは0.01ppmに設定されている基準値ですが、参考までに他の品目の基準値も紹介しておこうと思います。(全て日本の基準値です)

トマト・玉ねぎ・オクラなど0.2ppm(蜂蜜の20倍)
ピーマン・キウィ・パイナップルなど0.1ppm(蜂蜜の10倍)

となっています。これを見れば蜂蜜の0.01ppmがどれだけ厳しい条なのかがおわかりいただけるかと思います。

グリホサートが混入する理由

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そもそも何故はちみつにグリホサートが混入するのかというと、ミツバチの行動範囲が影響しています。

ミツバチは花の蜜を集めるために巣の外へ出ていきます。このとき農業が行われている場所やその付近の花から蜜を集めると、その花の蜜に残留農薬が含めれている可能性があるのです。

また、ミツバチが活動する巣から2〜3km以内に農業をしていたり、農薬を散布する場所が含まれるとグリホサートに限らず、残留農薬が検出される可能性は高まります

グリホサートは除草剤なので、農地に限らず草が生えるところであれば使われる可能性はあります。

人が普段入り込まない山奥などに巣箱があれば、混入する可能性はグッと下がりそうですね。

購入は信頼できるメーカーがベスト

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ここまでマヌカハニーと残留農薬の関係についてご紹介してきました。マヌカハニーの残留農薬問題が公になったのは2018年なのでまだ最近の話です。

ニュージーランドでは偽マヌカハニーの撲滅のためにマヌカハニーのDNA検査など対策を行っているようですが、残念ながら偽マヌカハニーはゼロではないようです。

そのため私たち消費者は表示されている情報が確かなものか、また検査結果が信頼できる機関から発行されたものかどうかを見極めなければなりません。

基準をクリアしたオススメ商品

現在マヌカハニーは、厚生労働省の指示により輸入する商品全てに残留農薬検査をするように義務付けられています。

そのため現在市場に流通しているマヌカハニーは安全だと言えます。ですが、マヌカハニーは膨大な種類がある上、偽物問題などもありますね。

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