便利が人間の野生力を奪い、ダメにする。生きる力を育む教育とは

こんにちは、ありちーぬです。

今日は、便利が人間をダメにする、という話をします。

 

現代って凄く便利ですよね。

 

 

例えば、知らない場所に行こうと思ったら、

スマホに入ってる地図アプリに住所を入力すれば、

何も考えなくてもその場所に到着することが出来ます。

 

アプリが現在の場所や、どの向きに向いているのかということ、全て教えてくれます。

 

天気もスマホで調べればわかります。

 

 

道も歩きやすく舗装され、普通に生活していて何の危険もありません。

 

 

食べ物が容易に手に入り、水も蛇口ひねれば綺麗な水が出てきて。

 

車が故障すれば、修理屋さんにもっていけば修理してくれます。

あらゆることが、『何も考えなくても完結できる』至れり尽くせりになっています。

 

 

その結果、普通に生活していて

思考力が鍛えられるということが、ありません。

 

 

文明のない昔の人は、

 

地図などないので、方角は太陽の位置を読み、

自分がどこから来たかをしっかり景色で把握しなければなりません。

これを読み違えれば、一歩間違えれば死です。

 

 

天気や、その日の風向きなどにより、

危険な動物の活動具合が変わります。

 

 

今日の天気は、こういう地形でこういう危険生物が出るから、

あそこには近寄らない。などなど・・・

 

雲や空や、空気の匂い、湿度、温度を体で感じて、

天気や風向き、上空の風向きがどうなるかなどの情報を読み取り、

その読みが外れれば、下手すれば死にます。

 

 

食べ物をとるしても、毒性がないのかどうか?

味を敏感にチェックする必要があります。

 

そして食べれるもの、食べれないものを

全て覚えておく必要があります。

 

 

文明がない時代は、とても不便だったので、

みんな物凄く頭を使っていたわけですね。

 

 

その結果、野生力というものが

物凄く鍛えられていたわけです。

 

 

これは、魂の修行においても非常に重要なことです。

 

 

ですから、私は出来るだけ自分のことは自分で出来るようにしていまs。

 

 

・車のエンジンオイルは自分で買える。

・水道管が破裂したら、破裂箇所を見つけて塩ビ接着剤でパイプをくっつけ直す

・家の塀が割れたら、自分でコンクリ練って塗り直す

・地図アプリは使わず、紙の地図を最初に見て、あとは太陽などから方角を考えて目的地に行く

・物の重さをはかる時は、重りを使わず、見かけの体積と、比重を推定してまず計算する

・距離を測る時は、自分の一歩が何cmかを知っておき、歩いて距離を測定する

・天気予報は見るが、それ以上に空や雲や湿度、空気の匂いを重視する

・車はミッションを使う

 

などなど・・・

 

 

一件、非常に不便で偏屈な人間の行動の様に思えますが、

 

こうすることで、すごく

・問題解決能力

・自分は何でも出来る万能感

・自信がつく

・物事を人のせいにしなくなる

 

というメリットがあります。

 

特に物事を人のせいにしなくなる、というのは大きいです。

 

何もかも便利なものに頼っていると、ついつい「人のせい」に思いがちです。

 

 

例えば、通学路で側溝が空いていて、自分の子供が落ちて怪我した。

 

どう思いますか?

 

普通は、「それくらい、よく気を付けないさい。」と思うのが親心です。

田舎であれば、側溝なんか空き放題。田んぼに落ちる危険もありますよ。

 

しかし整備された都会に住んでいると、

「側溝が空いていて子供が怪我したのは、整備してない行政が悪い!!」

と言って、行政のせいにしだすんですね。

 

 

こういう思考は非常によくありません。

 

 

あまりにも便利な環境に慣れ過ぎていると、

問題があった時に「人のせいにする」思考のクセがついてしまうのです。

 

 

これは、親から甘やかされて育ったワガママ人間にも共通して言えることですね。

 

 

自分を恵まれた環境に置きすぎていると、

何もしなくも周りの環境が先回りして配慮してくれるものですから、

それが当然という思考になってしまうのです。

 

 

少し便利過ぎる今の世の中を見つめ直して、

不便りさを求めてみるのもいいですよ。

 

 

人間力、野生力をしっかり自分の中で育ていきましょう。

それは素晴らしい魂の成長につながります。

生き方

Posted by ありちーぬ